【6月29日 CGTN Japanese】中国で記録的ヒットとなっている方言映画「おばあちゃんへのラブレター(原題:給阿嬷的情書)」のオーストラリア・プレミア上映会が6月23日、シドニーで開催され、25日からオーストラリア全土で一般公開されます。
全編、広東省潮汕(今の潮州、スワトー、掲陽を主とする)地方の方言で制作された本作は、スワトー市出身の藍鴻春(ラン・ホンチュン)監督による3作目の劇場映画で、潮汕地方に根差す「僑批」という伝統的な風習をモチーフに、借金に追われる青年・暁偉が祖父を探して旅に出る途上で、祖母(阿嬷)と祖父の間に隠されていた過去が次第に明らかになっていく、温かくも切ない物語です。
今回のプレミア上映会は、オーストラリア潮州同郷会青年会と華人影業(チャイニーズ・シネマ・エンターテインメント)が共催したもので、潮汕系華僑コミュニティー代表、在豪華人社会代表、政界・経済界・文化界のゲストおよび映画ファンら約1300人が来場しました。
在シドニー中国総領事の王愚氏はあいさつで、「本作は潮汕の人々の個性を生き生きと描き出しており、平凡な日常ながらも、中華民族の優秀な伝統文化の最も温かく感動的な精髄を伝えている」と述べました。
オーストラリア潮州同郷会青年会の杜艇会長は、「これは単なる映画鑑賞会ではなく、世界中の潮汕出身者が文化という絆を通じて情と義理で結ばれる交流イベントにもなった」と語りました。
シドニー在住の観客ジェームズ・ブラッドリーさんは、「とても美しい映画だ。優しく心に響く物語で、これまで知らなかった中国人の『下南洋(東南アジア移住)』の歴史を教えてくれた。撮影も演技も非常に素晴らしかった」と感想を述べました。
主催者によると、今回のプレミア上映会は、オーストラリアにおける中国語映画の初上映イベントとして過去最大規模になったとのことです。今後は華人影業の配給により、シドニー、メルボルン、ブリスベン、パース、アデレードなどの主要都市で順次公開される予定です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News
