繊研新聞社が2027年春卒業予定の全国のファッション専門学校生1060人を対象にした就職意識調査で、「就職したい企業」はアンドエスティHDグループ、「注目している企業」はファーストリテイリングが1位となりました。
一方で、今回の調査でより注目したいのは順位だけではありません。
会社選びで重視する理由として、「ブランド」に加え、「給与・待遇」を挙げる学生が例年より増えていたことです。
なぜ今、ファッション業界でも待遇が重視されるようになったのでしょうか。
ココがポイント
繊研新聞@SENKENplus
「ユニクロ」初任給3万円アップで33万円に 年収は500万円強に|TBS NEWS DIG
GLOBAL WORK / niko and … / LOWRYS FARM を生んだアンドエスティHD
「好き」=「憧れ」ではない? 現役世代が選ぶ「好きなブランド」から考える 支持されるブランドの動向出典:Yahoo!ニュース(砂押貴久) 2026/4/4(土)
エキスパートの補足・見解
かつてファッション業界は、「好きなブランドで働きたい」という憧れが就職先選びの中心でした。今回のデザイナーズブランドを見ると、上位に入ったのは「イッセイ ミヤケ」と「コム デ ギャルソン」のみでした。服飾学校の先生からも「ギャルソンですら知らない学生もいる」という驚きの声を聞くことも増えてきました。
もちろん、専門学校生という特性上、販売職や総合職を志望する学生が多いことも背景にあります。しかし、物価高や初任給引き上げが続く中で、「好きだから働く」だけではなく、「好き」と「待遇」の両立を求める傾向が強まっていることは、今回の調査から読み取れます。
実際、上位には初任給を33万円へ引き上げて今年話題になったファーストリテイリングや、人材投資を進めるアンドエスティHDグループ、順位を大きく上げたTSIグループやオンワードグループが並びました。近年は各社とも賃上げや福利厚生の充実を進めており、企業ブランドだけでなく、「安心して長く働ける会社」であることも重要な評価軸になっています。
あなたが就職先を選ぶとしたら、「好きな事業」と「給与・待遇」のどちらを重視しますか?ぜひコメント欄で教えてください。
