マイケル・ジャクソンの存在も曲も知っていたけど、洋楽より邦楽に夢中だった学生時代。洋楽が好きな友人を「カッコつけ」と冷ややかな目で見ていた視野の狭かった当時の私。マイケル・ジャクソンといえば耳に入ってくるのはスキャンダルな話題や容姿をイジるパロディのイメージで、彼を知らなかった知ろうとしなかった当時の自分が腹立たしく情けなくなりました。
こんなに歌が好きでダンスが好きで、動物にも傷ついた人たちにも優しく愛に溢れていた人は唯一無二の存在だと思います。
映画は音楽の魅力が存分に詰まった長いミュージックビデオのようで(とてもいい意味で)、少年が父親からの虐待や孤独の中、頂点に絶つまでのストーリーに胸が熱くなり、飽きさせることなく、絶えず心を掴み、胸に残りました。映画を見てからずっと頭のなかでビリー・ジーンやBADが流れています。
劇中の歌声にはマイケル役のジャファー・ジャクソンの声にマイケル・ジャクソンの実際の歌声をミックスしてると聞き、歌唱シーンに全身がゾクゾクした訳に納得しました。
マイケルの話し方、仕草を、長い時間をかけて研究したというジャファー・ジャクソンの中に、マイケルは確かに生きていて、映画の中のマイケルはマイケルそのものだと私は思っています。
もうマイケルには会えないけど、でも会いたい時はいつでも会える。そんな幸せな映画です。
