Cygamesは、Android/iOS/PC用対戦型オンラインデジタルカードゲーム「Shadowverse: Worlds Beyond(シャドバWB)」において、新カードパック「Chronicle of Destiny / クロニクル・オブ・デスティニー」を6月29日にリリースする。

     「クロニクル・オブ・デスティニー」は、「シャドウバース」10周年、そして「シャドバWB」1周年を記念した新パックで、これまで「シャドウバース」のストーリーで活躍した人気キャラクターが一挙に集う豪華な内容となっている。

     各クラスごとに該当する「シャドウバース」の物語をモチーフとしたカードが大量に登場し、見覚えのあるキャラクターが違うクラスで再登場したりするなど、ファンサービスに溢れたカードが多数収録される。

     本稿では、そんな激熱な最新弾からネメシスのレジェンドカード「決断の交差・アシュレイ&リディア」を紹介しよう。

    決断の交差・アシュレイ&リディア

    【決断の交差・アシュレイ&リディア】

    クラス :ネメシス
    カードの分類 :フォロワー
    レアリティ :レジェンド
    タイプ :-
    コスト :5
    スタッツ :5/5

    <効果>
    【ファンファーレ】相手の場のフォロワー1枚を選ぶ。それは【守護】を持つ。
    【エンハンス_9】これは進化する。これは【疾走】を持つ。
    —–
    これが進化したとき、相手の場の【守護】を持つフォロワーからランダム2枚を破壊。

     「決断の交差・アシュレイ&リディア」は、ネメシスの5PPのフォロワーカードで、【ファンファーレ】で相手フォロワーに【守護】を付与し、進化したときに【守護】を持つ相手フォロワーをランダムに2枚破壊する除去能力を持っている。

     また【エンハンス_9】でプレイすると、無料で自身を進化させ、さらに【疾走】を持つ。

     【守護】を多面展開する「ロイヤル」や「ビショップ」に対して有効に働くことはもちろんながら、自分から相手に【守護】を付与するので、進化権を消費すれば自身の攻撃込みで最低でも2面除去が狙える汎用性の高い能力となっている。

     また【エンハンス_9】でプレイした際は、相手の【守護】を退かした上で唐突に【疾走】7点を叩き込めるので奇襲性があるのも強みだろう。

     中盤は盤面除去として仕事がありつつ、終盤はフィニッシュカードとしても活躍できそうだ。能力が単体で完結しているので「アーティファクトネメシス」、「破壊ネメシス」などネメシスデッキであればアーキタイプの垣根を超えて活躍が見込めるカードだろう。

    【進化後イラスト】

    【【シャドバWB】「決断の交差・アシュレイ&リディア」実際の試合での挙動】

     今回ネメシスがモチーフとしている物語は「シャドウバース」の中でも屈指の悲劇が描かれる「粛清編」の前編だ。

     イラストに写っている「アシュレイ」と「リディア」は(色んな意味で)プレイヤーの度肝を抜いたストーリーの中核を担うキャラクターで、作中では“相当に可哀想な存在(マイルドな表現)”として記憶に残っている人も多いだろう。

     今回のカードでは、全ての試練を乗り越え運命を覆した後を想起させる姿が進化後のイラストで描かれており、エンディングでは描かれなかった幸せそうな2人を見られるのはファンとして嬉しいポイントだ。

    「粛清編」は王道のファンタジーカップルを見られると思ったら心をバキバキにされたプレイヤーも多かったと思われる。ようやくアシュレイの隣に選ばれて良かったねリディアさん……

    【【シャドバWB】「決断の交差・アシュレイ&リディア」ボイス】

     次に実際にこのカードのプレイ感について紹介したい。

     今回の体験会で用いたデッキは新パックのカードを投入した「アーティファクト」軸のネメシスデッキだ。

     「決断の交差・アシュレイ&リディア」は、能力の性質上どのアーキタイプにも投入が検討できるカードだが、「アーティファクト」タイプのデッキは前弾から登場した「奮励の追走・ミュー」と「虚刻のアナテマ・スカーレット」によって奇襲性の高い攻めを得意としており、能力の方向性が特にマッチしている。

     マナカーブ的にも「虚刻のアナテマ・スカーレット」で攻めた次のターンに「決断の交差・アシュレイ&リディア」をプレイすることで、8→9の流れで盤面を整理しながら体力を詰められる点がフィニッシュムーヴとして美しい流れだろう。全体的に攻め攻めなデッキとして活躍が見込めそうだ。

     実際に使ってみた所感としては印象通り“マルチな活躍ができるカード”といった感想だった。5コストの盤面除去カードとして運用する場合は除去の矛先をある程度狙い撃ちできるので、基本的に腐るシチュエーションはなかった。

     最初はランダム破壊な部分に少し不安もあったが、すでに【守護】を持つフォロワーにも【守護】を付与する効果を使えるので、【守護】持ちフォロワーを増やさずに能力を使えたりするなど小回りも効きやすい。

     使い勝手や性質は多少異なるが、既存カードの中で汎用的な5コストの除去カードとしては活躍していた「シンフォニアハート・ツヴァイ」が次のローテーションでは使用できなくなるので、その枠にスッポリ収まる形で様々なデッキで活躍できるのではと筆者は予想している。

    【シンフォニアハート・ツヴァイ】

    ネメシスの5コストで盤面整理と補強を担っていたこのカードは次のレギュレーションでは使えなくなってしまう

     また【エンハンス_9】の【疾走】に関しては雑に使うと返しのターンに簡単に捲られることが多かったので、基本的には相手の隙やトドメのシチュエーションで差し込むカードという使用感だ。

     とはいえ相手目線では【守護】持ちを3体用意するか8点以上の体力をキープしないと9PP以降は一気に敗北に繋がる可能性があるため、一昔前の「レヴィオンの迅雷・アルベール」のように可能な限りケアする対象として今後は警戒される存在となるだろう。

     何よりそんな奇襲性のあるカードが“小回りの効く除去カードとしても運用できる”という強みがこのカードの一番のミソかもしれない。

     このカードの能力がバッチリ刺さる現行の対面として予想できるのはウィッチの「ラブリーマスターピース」やロイヤルの「寛厳の音帥・セザール」などだろう。

     どちらもゲーム中盤~終盤にプレイしてスタッツの高い【守護】を相手に押し付けるカードだが、「決断の交差・アシュレイ&リディア」だけでマックス3体まで処理できるのは非常に頼もしい。

     またドラゴンの「律する《正義》・イランツァ」のように【威圧】を持っているフォロワーなど、通常の方法では除去しづらいタイプの相手に対してランダム破壊が刺さるシチュエーションは見受けられそうだ。

     ということで今回は新たなレジェンドカード「決断の交差・アシュレイ&リディア」を紹介した。

     一見すると汎用的かつ丸い能力すぎて少し地味……に思えるかもしれないが、今後様々なネメシスデッキで日常的に見かけるパワーも持った革命的カードだと筆者は感じている。

     何よりも今後どんなネメシスデッキと対面した際にも「9PP以降に体力を7以下にすると【守護】を貫通して負ける」というプレッシャーが生まれたのは非常に強い意味合いを持つだろう。

     物語では悲劇的な展開の多かった「アシュレイ」と「リディア」が激エモカードとして復活しただけでも大満足だったが、ネメシスの地盤を支えるようなカードとして再誕したのはプレイヤーとして非常に嬉しい。

     大きな節目を迎えた「シャドウバース」の今後の続報にもぜひ期待したい。

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