この記事はこんな方にオススメ!

    コンテンツ制作や、視聴者(生活者)とのコミュニケーション戦略に携わる方
    テレビ番組のトレンドに興味のある方

    1. 2025年度「Buzzビューーン!テレビ番組X(旧ツイッター)ポスト数ランキングTOP10」(2025年3月31日~2026年3月29日)

    X(旧ツイッター)のポストを解析し、コンテンツの”視聴質”を表すサービスの一つであるビデオリサーチの「Buzzビューーン!」。この記事では、「Buzzビューーン!」にて取得・分析している「X(旧ツイッター)に投稿されたテレビ番組に関するポスト数」について、どのような番組でポスト数が多くなりやすいのか、つまりSNSでバズりやすいのか(話題になりやすいのか)をご紹介しながら、X(旧ツイッター)の投稿・閲覧行動がテレビ番組視聴にもたらす影響を紐解いていこうと思います。ではさっそく、2025年度のテレビ番組ポスト数ランキングTOP10を見てみましょう。

    2025年度「Buzzビューーン!テレビ番組X(旧ツイッター)ポスト数ランキングTOP10」(2025年3月31日~2026年3月29日)

    ●対象番組:関東で放送された、放送時間の全てまたは一部が 6時~9時(放送分数10分以上)、19時~26時(放送分数20分以上)の時間帯の番組
    ●対象局:日本テレビ、TBS、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京、NHK総合
    ●取得時間:番組放送日の24時間(5時~29時)に投稿されたポスト数(旧ツイート数)
    ※レギュラー番組で同一局の同一番組名のものが2番組以上ある場合には最も高いポスト数のみを掲載しています
    ※番組名や放送枠は、各局様の公式サイトの情報をベースにしておりますのでビデオリサーチが提供する番組情報とは異なります
    ※取得時の不具合等によりデータが欠損している場合がございます

    ポスト数TOP10には、「M-1グランプリ」やプロ野球の日本シリーズなど勝敗が決まる番組、「紅白歌合戦」などの音楽番組、アイドルの冠番組である「6SixTONES」、アニメ番組の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」が入りました。それぞれの番組はなぜバズったのでしょうか。また、どんなタイミングで、どんな内容が投稿されていたのでしょうか。

    2. SNSでバズるテレビ番組の特徴
    ①実況や応援で盛り上がる!「勝敗が決まる番組」

    1位のテレビ朝日「M-1グランプリ 2025」、8位のテレビ朝日「SMBC日本シリーズ2025第5戦 阪神×ソフトバンク」といった勝敗が決まる番組がランキング上位にランクインしました。
    勝敗が決まる番組は、勝負の実況をしたり応援したり、自分自身の気持ちの動きを共有したりすることでXが盛り上がり、その盛り上がりがさらなる盛り上がりを生むためポスト数が多くなると考えられます。最後に勝負がついたときだけでなく、途中の試合展開でもポスト数の盛り上がりが見られます。

    「M-1グランプリ 2025」(2025/12/21)の毎分ポスト数推移

    「M-1グランプリ 2025」の毎分ポスト数の推移をみると、番組終盤で「たくろう」が漫才を披露した後に投稿数が最も多くなっており、”おもしろすぎる”という感想や、優勝するのではないかという予想が投稿されていました。番組終盤だけではなく、各漫才師のパフォーマンスが終わったタイミングで随時ポストの山ができており、応援する声やパフォーマンスの感想が多く投稿されていました。

    ②推し活×拡散でトレンド入りしやすい「音楽番組やアイドルの冠番組」

    3位のNHK総合「NHK紅白歌合戦」、4位の日本テレビ「THE MUSIC DAY」、5位のTBS「音楽の日2025」、6位の日本テレビ「Best Artist 2025」、9位のテレビ朝日「ミュージックステーション」、10位のTBS「第67回 輝く!日本レコード大賞」と6番組も音楽番組がTOP10にランクインしていました。また、アイドルの冠番組としては、7位に日本テレビ「6SixTONES」がランクインしました。

    音楽番組とアイドルの冠番組は、推し活ツールとしての投稿が多いことが共通点として挙げられます。音楽番組は複数のアーティストが出演するため、各アーティストのファンが投稿しポスト数が多くなります。推しのアーティスト登場シーンで盛り上がり、歌唱中は盛り上がりがいったん落ち着き、歌唱終了後にまた盛り上がるというポストの動きが特徴的です。歌唱中に盛り上がりが落ち着くのは、推しの歌唱シーンから1秒たりとも目を離したくないという気持ちが働くためと推察され、ファンの推しに対する熱い気持ちが伝わってきます。昨今の音楽番組でよく行われる複数アーティストのコラボ歌唱シーンでは、さまざまなアーティストのファンが一気に投稿するためより大きい盛り上がりとなります。

    また、アイドルの冠番組は、番組中継続してポストの山ができることが特徴として挙げられます。これは、推しのアイドルの反応やしぐさ一つ一つに反応するためです。番組放送開始前には、「リアタイ待機中」というリアルタイムで見るためにテレビの前にいます宣言がX(旧ツイッター)上でよく見られ、放送を最初から最後まで見届けたいファンの気持ちが確認できます。「6SixTONES」の他にも、「Golden SixTONES」や「それSnow Manにやらせて下さい」、「タイムレスマン」など、アイドルの冠番組は当社が公開している毎月のテレビ番組ポスト数ランキングの常連となっています。

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    ③熱量の高い感想投稿が多い「アニメ番組」

    2位の日本テレビ「プラチナイト・上田と女がDEEPに吠える夜&機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」は1枠の中で2つの番組が放送されていますが、投稿のタイミングや内容を見るとアニメ「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」についての投稿がほとんどでした。TOP10入りしたほかの番組は放送分数が長いものが多い中で、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」は30分程度と短く、放送時間当たりのポスト数が多かったことからも、多くの人が非常に高い熱量を持って投稿したことが推察されます。

    「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」は、放送中はもちろん、放送後や翌日もポスト数の盛り上がりがありました。放送をリアルタイムで見た直後に、動画配信をおかわり視聴をしながら投稿する人、放送時間が夜遅いためリアルタイム視聴できない場合、翌朝動画配信を視聴しながら投稿していた人もいました。「機動戦士Gundam GQuuuuuuX(ジークアクス)」のポスト数の盛り上がりで興味深かったのは、翌朝にポストの山ができていたことです。ネタバレをすることを嫌い、昼休みや終業後まで待つのではなく、朝起きてすぐ仕事や学校に行く前に動画配信や録画を見て投稿する人が多かったためです。

    ④<番外編>「バルス」「別班」…キーワードがあるとより盛り上がる

    2025年度に放送された番組ではありませんが、X(旧ツイッター)への投稿行動で特徴的な番組の事例をご紹介します。

    「天空の城ラピュタ」(2024/8/30)の毎分ポスト数推移

    2024年8月30日に放送された日本テレビ「金曜ロードショー『天空の城ラピュタ』」では、主人公たちが「バルス」と呪文を唱えるタイミングに合わせて、多くのユーザーがX(旧ツイッター)上で同様に「バルス」と投稿し、大きな盛り上がりが見せました。実際に毎分ポスト数の推移を確認すると、このタイミングでポスト数が急増していることがわかります。こうした盛り上がりは「バルス祭り」と呼ばれ、毎回話題となる現象です。
    また、2023年に放送されたTBS「VIVANT」も、考察要素の強いドラマとしてX(旧ツイッター)のポストが盛り上がりました。特に「別班」という謎めいたキーワードを軸に、「別班とは何か」「誰が別班なのか」といった考察が活発に行われました。
    このように、視聴者が共通して語れるキーワードが存在することで、X(旧ツイッター)上での投稿やコミュニケーションが活性化し、結果としてポスト数の盛り上がりにつながったと考えられます。

    3. SNS投稿・閲覧が、テレビ番組の満足度を押し上げる

    このように、ジャンルや番組によってバズるタイミングやX(旧ツイッター)に投稿する動機は異なりますが、共通して言えるのは、みんなが同じ時間に同じコンテンツを見ることができるテレビ放送とX(旧ツイッター)は非常に相性が良いということです。テレビはリアルタイムで多くの人が同じ場面を共有できるメディアです。X(旧ツイッター)上でその瞬間に感じた驚きや感動、興奮などを他者に伝え、他者の反応も知ることで、番組を一人で視聴するだけでは得られない一体感や共感を得ることができます。X(旧ツイッター)の投稿は、テレビ番組の視聴体験を拡張し、その満足度を高める役割を果たしていると考えられます。

    番組のポスト数分析なら「Buzzビューーン!」へ

    「Buzzビューーン!」では、他にも様ざまなテレビ番組のデータを提供しております。他の番組のポスト数も知りたいなど、ご興味お持ちいただけましたら、お気軽にお問い合わせください。

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    【本記事で紹介したサービス】
    ・サービス名:ビデオリサーチ「Buzzビューーン!」
    ・対象期間:2025年3月31日~2026年3月29日

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