米Peacockのスパイスリラー『PONIES:スパイな妻たち』が、シーズン1で打ち切りとなった。批評家から絶賛されたものの、視聴者数不足が響いたようだ。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
エミリア・クラーク主演最新作!『PONIES:スパイな妻たち』6月より日本初放送・配信!
『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役で世 …
クリエイターやキャストが打ち切りに反応
1970年代を舞台にした本作は、本国アメリカで今年1月15日より全8話が一挙配信となったが、その5ヵ月後に打ち切りが決まった形だ。
『PONIES』の舞台は1970年代後半のモスクワ。アメリカ大使館で秘書として働くビーとトワイラの二人を中心に描かれる。CIA局員だった夫たちがソ連国内で謎の死を遂げた後、ビーとトワイラはCIA工作員「PONIES」(“persons of no interest”、つまり「調査対象外の人物」の複数形)として活動を開始する…。主演は『ゲーム・オブ・スローンズ』のデナーリス・ターガリエン役で知られるエミリア・クラークと、『ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル』のシーズン2でポーシャを演じたヘイリー・ルー・リチャードソン。
なお、この決定はある意味で驚きではないとDeadlineは伝える。というのも、Rotten Tomatoesで批評家から94%、一般視聴者から83%の評価を得ており、来月上旬にノミネートが発表される本年度のエミー賞で主要部門に候補となる可能性は十分にあると見られている。しかし、ニールセンの週間ランキングでトップ10入りせず、視聴者数は伸び悩んでいたからだ。
共同クリエイターのデヴィッド・アイサーソンとスザンナ・フォーゲルは、7年もの歳月をかけて本作を制作。シーズン1は多くのクリフハンガーを残したまま幕を閉じており、今回の打ち切りによって未解決の謎が数多く残されることになった。
過去にシーズン2の構想も示唆していたアイサーソンは、打ち切りを受けてInstagramでコメント。本作を「大胆で驚きに満ち、スタイリッシュでテレビでほかに類を見ない」作品だと表現し、「視聴率やアルゴリズムなどは自分ではどうすることもできない」と指摘しながらも、「自分の愛する作品を作ることができて幸運だった」と語った。また、視聴してくれた人々に感謝を示し、「きっと気に入ってもらえると思うので、ほかの人にも勧めてほしい」と呼びかけた。最後にはほかの制作者たちに向けて、「このビジネスで制作が難しいもの、つまり二人の女性主人公と異例のトーンを持つ時代劇を作ることは、それでも価値がある、と私は今も信じている」と語りかけ、「ビー、トワイラとはひとまずお別れだが、いつかまた会えることを願う」と主人公たちに別れを告げた。
キャストたちも残念なニュースに反応している。トワイラ役のヘイリーはInstagramのストーリーに、ドーナツの写真を投稿。ドーナツの一部にはチョコペンで番組名や自身の演じたキャラクター名、「永遠に(4Ever)」と文字が書かれている。

さらにシェリル役のヴィク・ミケイリスはアイサーソンの投稿をシェアし、「視聴してくれたみんな、本当にありがとう!」と付け加えた。

『PONIES:スパイな妻たち』は6月27日(土)11:00よりWOWOWにて放送・配信スタート。(海外ドラマNAVI)
