Netflix作品に欠かせない日本俳優の一人、町田啓太。気品溢れるビジュアルはもちろんのこと、役ごとに大きく印象を変える変幻自在の演技で、私たちを魅了してやみません。そんな町田啓太が出演する、Netflixで配信中の作品を7本厳選。各作品の見どころと町田啓太の魅力を紹介します。

    目次

    1.『今際の国のアリス』2.『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』3.『幽☆遊☆白書』4.『グラスハート』5.『九条の大罪』6.『タツキ先生は甘すぎる!』7.『10DANCE』まとめ
    1.『今際の国のアリス』

    今際の国のアリス今際の国のアリス

    麻生羽呂による同名漫画を原作に、異次元の東京に迷い込んだ人々が、命懸けの“げぇむ”に挑む姿を描いたサバイバルアクション『今際の国のアリス』。2020年12月10日にシーズン1が配信されると日本国内だけでなく、世界約40の国や地域で総合TOP10入りを果たし、2022年にシーズン2、2025年にシーズン3が配信された人気シリーズです。

    町田啓太はシーズン1に出演。優秀な弟へのコンプレックスから現実逃避としてゲームに没頭する主人公のアリス(山崎賢人)や、新興宗教を信仰する母親からお金を無心されているIT企業勤務のチョータ(森永悠希)とともに、突如デスゲームに参加させられるカルベを演じています。

    アリス、チョータ、カルべの3人は親友で、いわば落ちこぼれ仲間。カルべもまたバーの店員として働いていましたが、店長の彼女に手を出したことでクビとなり、人生崖っぷちの状況です。普段は爽やかで清潔感溢れる町田ですが、本作では金髪に無精髭と粗暴な印象に様変わり。しかし、見た目に反して情に厚く、誰よりも友達思いなカルべを絶妙なバランスで演じています。

    そんなカルべも、“裏切りのゲーム”では仲間に対して疑心暗鬼に。精神的にも追い詰められる中、アリスやチョータと過ごした日々を思い出すシーンは涙なしには見られません。カルべが腕っぷしの強さを活かし、“鬼ごっこ”の鬼に立ち向かうアクションシーンもあるので、ファンも大いに楽しめるのではないでしょうか。

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    2.『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』

    コロナ禍にテレビ東京系で放送され、深夜帯のドラマながら社会現象になるほどの人気を博した“チェリまほ”こと『30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい』。そのタイトル通り、童貞のまま30歳を迎えた主人公の安達清(赤楚衛二)が、「触れた人の心が読める魔法」を手に入れるところから始まるラブコメディです。町田啓太は安達に思いを寄せる会社の同期で、営業部のエース・黒沢優一を演じています。

    注目すべきは、黒沢から安達に対する溺愛っぷりです。表向きは常に爽やかでニコニコしている黒沢ですが、心の中は安達の一挙一動に「めっちゃドキドキするんだけど」「いい匂いする」「うなじにホクロー!」と大騒ぎ。そんな内と外のギャップを、町田が原作漫画(作:豊田悠)にリスペクトを払いつつ、実写でも違和感のないコミカルな芝居で体現してくれているのです。

    それだけではありません。黒沢は容姿端麗な上に仕事ができ、一見すると恵まれた存在ですが、実は見た目だけが取り柄と言われないように人一倍努力してきた背景を持っています。そんな黒沢にとって、安達は初めて自分の外見ではなく中身を見てくれた人。だからこそ、黒沢は安達を好きになり、自分の気持ちを犠牲にしてでも大切にしようとするのです。そういう黒沢の繊細な優しさも、町田は丁寧に汲み取り、表現してくれています。

    本作への出演をきっかけにさらなるブレイクを果たし、Netflix作品はもちろんのこと、ドラマや映画に引っ張りだことなった町田。いわば出世作である本作で、その演技力の高さに触れてみてください。

    3.『幽☆遊☆白書』

    幽☆遊☆白書幽☆遊☆白書

    『週刊少年ジャンプ』(集英社)で1990年から1994年に連載され、テレビアニメ化もされた冨樫義博による世界的人気漫画『幽☆遊☆白書』の実写版。車に轢かれそうになった子どもを助けて命を落とした不良少年の浦飯幽助(北村匠海)が、生き返る条件として霊界探偵となり、人間界で悪事をはたらく妖怪たちを退治していく姿を描いた冒険活劇です。

    高名な術者・幻海(梶芽衣子)との修行や多数多様な力を持つ妖怪たちとの実戦を重ね、少しずつ強くなっていく浦飯。『HiGH&LOW』や『るろうに剣心』シリーズにも携わった大内貴仁率いるスタントチームや俳優陣による生身のアクションと、Netflixが誇るVFX技術を融合させたバトルシーンは見応え十分。

    町田啓太が演じるコエンマはその名の通り、閻魔大王の息子。浦飯を生き返らせる代わりに霊界探偵になることを命じ、霊界から司令を与える役どころです。態度は偉そうですが、口には常におしゃぶりを咥えた特殊なキャラクター。町田本人も「人生でおしゃぶりを加えて芝居をすることがあるなんて思ってもみなかったので、びっくりした」といった発言をしてます。そのちょっぴり間抜けな姿も相まって、コエンマの登場シーンは緊迫感溢れるストーリーの中で唯一肩の力が抜ける貴重な時間。また毎回、最初に流れる前回までのあらすじのナレーションも町田が担当しています。落ち着いた優しい声や滑舌の良さも町田の魅力の一つなので、ぜひともスキップせずに聞いてほしいところです。

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    4.『グラスハート』

    グラスハートグラスハート

    『グラスハート』は1993年から書き継がれてきた若木未生のライフワークともいえる同名小説を実写化した青春音楽劇。所属していたバンドをクビになったドラマーの西条朱音(宮﨑優)が、孤高の天才音楽家・藤谷直季(佐藤健)率いるバンド・TENBLANKに加わるところから物語は始まります。

    町田啓太演じる高岡尚はTENBLANKのギタリストで、バンド内では最年長。音楽のことになると周りが見えなくなる藤谷の性質をよく理解しており、他のメンバーと摩擦を起こしそうになった時はすかさず間に立つバントの精神的な支柱です。

    本作の見どころは何といっても、音楽劇という名に恥じない圧巻のライブシーンでしょう。映像の美しさはもちろんのこと、町田をはじめとしたキャスト陣による演奏はプロ顔負けで、もともとは楽器未経験とは思えないほどの仕上がりとなっています。ライブパフォーマンスにも余念がなく、目でも楽しめるのが特徴。特に町田が長髪を振り乱しながらギターを演奏する姿は直視できないほどの色気がダダ漏れで、心を奪われること間違いなしです!

    また高岡はメンバーの中でも藤谷との絆が深く、いつもは冷静な高岡が藤谷のことで思わず熱くなるシーンも。そんな高岡の藤谷に対する、ある種の激重感情も町田の演技からは感じ取れ、より一層メンバー内の人間関係が複雑で豊かなものとなっています。

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    5.『九条の大罪』

    九条の大罪九条の大罪

    町田啓太が、金髪で全身にタトゥーが入ったマッチョ姿を披露したのが、2026年4月に配信されたNetflixシリーズ『九条の大罪』です。本作は『闇金ウシジマくん』で知られる真鍋昌平の同名漫画を原作に、なぜか半グレや前科者など厄介な案件ばかりを受け、世間から“悪徳弁護士”と呼ばれる九条間人(柳楽優弥)の姿を描いたクライムエンターテイメント。社会の闇にとことん迫り、世間の常識や倫理観を大きく覆す内容に話題が集まりました。

    町田が演じたのは、九条に厄介な案件を持ち込む物語のキーパーソン・壬生憲剛(みぶ・けんご)。表向きは自動車整備工場の社長ですが、半グレのリーダーという裏の顔を持つ役です。一見すると物腰は柔らかくも、えも言われぬ威圧感があり、不要になった人間に至っては淡々と始末していく……。

    そんな冷酷無比なキャラクターにもかかわらず、なぜか嫌いになれないのは町田が壬生の抱える孤独を繊細に表現しているからでしょう。壬生が広域暴力団伏見組の若頭・京極清志(ムロツヨシ)に取り入っているのには、ある深い理由が。その背中にタトゥーとして刻まれた愛犬・おもちとの過去が明らかになった時、誰もがきっと壬生に対して同情の念を禁じ得ないはず。『九条の大罪』は壬生が大きな動きを見せるところで終わっており、いずれ配信されるであろう続編での活躍にも乞うご期待です!

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    6.『タツキ先生は甘すぎる!』

    2026年4月期に日本テレビ系で放送された町田啓太主演の『タツキ先生は甘すぎる!』。フリースクール「ユカナイ」を舞台にしたヒューマンドラマで、さまざまな理由で学校に行けなくなった子どもたちに寄り添う教室長の浮田立樹(タツキ)を町田が演じています。アートや遊びを通じて、子どもたちが言葉にできない複雑な心境を読み取ろうとするタツキ。本作の町田は実に柔らかい雰囲気を纏っており、同時期に配信された『九条の大罪』での威圧感溢れる姿とのギャップが反響を呼びました。

    本作の最大の特徴は、主人公であるタツキを、悩める子どもたちを華麗に救う完全無欠のヒーローとして描いていないこと。不登校の問題を解決するための秘策やハッとさせられるような言葉を持ち合わせているわけではなく、タツキ自身も日々迷いながら子どもたちに向き合っているのです。

    またタツキが子どもたちに対して何かを強要するでもなく、ひたすら甘い態度で接するのにもある理由が。実はタツキには離縁した家族がおり、学校に行けなくなった息子を自分の思いだけで追い詰めてしまった過去がありました。そんな風に間違えたり、弱さもところどころで垣間見える主人公を、町田が感受性豊かな演技で体現しています。特に子どもを持つ親御さんは、タツキに共感できるのではないでしょうか。

    7.『10DANCE』

    10DANCE10DANCE

    『10DANCE』は競技ダンスの世界を舞台に、2人の男性が競技を通じて激しくぶつかり、やがて強く惹かれ合っていく物語です。ラテンダンスの日本チャンピオン・鈴木信也(竹内涼真)と、スタンダードダンスの日本チャンピオンで世界2位の記録をもつ杉木信也(町田啓太)。性格も正反対で、本来なら交わらない2人でしたが、杉木の誘いを鈴木が受け、2人は共に“10ダンス”の頂点を目指すこととなります。

    10ダンスとは、ラテン5種、ボールルームダンス5種の全10種のダンスを1日で踊り、競い合う競技のこと。W主演を務める竹内と町田をはじめ、出演者たちはプロのダンサー陣による指導の下、猛特訓に励みました。特に杉木はボールルームの完璧なチャンピオンとも称されるキャラクターであり、その役作りは過酷を極めたことを町田はNetflix公式ビデオポッドキャスト『ポッドフリックス -秘密の発信局-』の中で語っています。

    “ホールド”という基礎の姿勢を作るだけでも苦労し、絶望しながらも、撮影まで3ヶ月という限られた時間の中でひたすら練習を重ねてダンサーとしての動きを体に染み込ませていった町田。その結果、撮影本番で羽が生えたように体が動く瞬間を体験し、達成感を味わったそうです。

    そんな試行錯誤の末に生まれたダンスシーンをとくとご覧あれ。思わず息を呑むほどの美しさに仕上がっています。むせ返るほどの色気がほとばしる鈴木の情熱的なダンスと、根底にある孤独と知性が輝かせる杉木の静謐なダンス。その違いにもぜひ注目してみてください。

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    まとめ

    町田啓太が出演する、Netflixで配信中の作品を7本紹介しました。ビジュアルの変化だけではなく、キャラクターへの深い愛情と高い演技力でそれぞれの役に入り込み、イメージを更新し続ける町田。その実力はNetflix作品でも大いに発揮されており、オファーが絶えません。

    Netflix公式チャンネルで配信されている「ポッドフリックス -秘密の発信局-」では、町田啓太本人が出演。MC・こたけ正義感さんとのトークを通して、これまでの歩みや役作りの裏側について、自身の言葉で語っています。作品の裏話はもちろん、普段はなかなか見られない町田さんの等身大の魅力も感じられる、ファン必見の内容です。作品を観終わった後にあわせてチェックすれば、より深く町田さんや作品の魅力を味わえるはず。

    次回作にも期待しつつ、現在配信されている作品で俳優・町田啓太の魅力を堪能しましょう。




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