俳優のチャン・スンジョが、冷徹な眼差しから壮絶な破滅に至るまで、視聴者を圧倒する鳥肌ものの演技でドラマ『素晴らしき新世界』を彩った感想を語った。

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    チャン・スンジョは、6月20日に最終回を迎えたドラマ『素晴らしき新世界』でチェ・ムンド役を熱演した。

    劇中で彼は、自らの欲望を満たすために他人を利用し、踏みにじってきた“資本の怪物”とも言える人物を立体的に表現。その転落の過程を迫真の演技で描き出し、最後の瞬間までドラマの緊張感を牽引した。

    チャン・スンジョは、終始冷徹な眼差しと圧倒的な存在感で悪役チェ・ムンドを体現。追い詰められるほどに冷静さを増していく声色や不気味な雰囲気、チャ・セゲ(演者ホ・ナムジュン)との激しい対立の中で見せた狂気的な演技は視聴者を強く引き込み、ドラマの緊張感を高めた。

    なかでも他人を目的達成のための手段としてしか見ない冷血漢ぶりは、ムンドを救いようのない悪役として印象づけた。

    (写真=SBS)視聴者の反応はどんなコメントも嬉しい

    『素晴らしき新世界』を終えたチャン・スンジョは、「世界中で本当にたくさんの愛をいただき、心から感謝していますし、とてもうれしく思っています」と心境を語った。

    続けて、「僕のインスタグラムに直接寄せてくださったコメントも、一つひとつ読ませていただきました。劇中での悪行に対する批判の声もありましたが、傷つくというよりは、それだけ皆さんがキャラクターに深く感情移入してくださったのだと感じ、俳優としてありがたく、また深く感謝しています」と明かした。

    また、「チェ・ムンドは嫌いだがチャン・スンジョは好き」という視聴者の声が最も心に残ったと明かし、悪役として強い印象を残せたことへの喜びをにじませた。

    (写真=SBS)チェ・ムンドを演じ、悪役冥利に尽きる

    チャン・スンジョは、「ムンドは簡単には本心を見せない人物です。完璧な仮面をかぶることができる人なんです。常に前に出て行動するのではなく、背後から静かに指示を出すタイプの人物ですね。そのため、普段は徹底してポーカーフェイスを保っていますが、自分ではどうにもコントロールできない極限状況に追い込まれたとき、初めて抑え込んでいた本性が噴き出します。その決定的な瞬間の爆発力を見せるため、それまでの過程では感情をできる限り抑え込み、隠すことに重点を置いて演じました」とキャラクターについて説明した。

    続けて、「作品の中でアンタゴニスト(主人公と対立・敵対する人物)として存在する時間は、いつもひどく孤独なものだと感じます。こうした人物は視聴者の共感を得るというより、むしろ視聴者を感情的に苦しめたり緊張させたりする存在であるべきだと思うんです」と語った。

    また、「俳優としては、僕も作品の中で明るく笑っていたいです。でもキャラクターの置かれた状況上、思い切り笑うことができないので、演じながら苦しい部分もありました。れでも最終的に、自分が徹底的に崩れ落ちることで視聴者の皆さんがカタルシスを感じ、心から笑うことができるなら、悪役としてそれ以上のやりがいや喜びはないと思います」と、悪役を演じることへの信念を語った。

    (写真=SBS)悪役の内面に潜む孤独と悲哀

    チャン・スンジョは、チェ・ムンドという人物について「たとえ正当に後継者の座を手にしていたとしても、彼の中にある果てしない欲望は変わらなかっただろう」と分析した。

    そして「満たされない欠乏感と終わりのない野心が、最終的には彼自身を破滅へと追い込んだ」と語り、悪役の内面に潜む孤独と悲哀を表現。

    最後には「ムンドよ、もう手放しなさい」と優しく語りかけ、長く向き合ってきたチェ・ムンドに別れのメッセージを送った。

    なお、チャン・スンジョは現在、次回作となる舞台『他人の人生』(原題)への出演を控えており、新たな挑戦に向けて準備に励んでいる。

    (写真=SBS)

    (記事提供=OSEN)

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