『アントマン』や『ナルコス:メキシコ編』で知られるマイケル・ペーニャが主演を務める予定だった『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』のスピンオフドラマ『Rainbow Six(原題)』。Prime Video(プライム・ビデオ)は本作が頓挫した理由明かしていない。しかし、主演を務めるはずだったマイケルはプロジェクトが棚上げされた理由を自分なりに察しているようだ。
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頓挫の裏にあったキャラクター権利の壁
マイケルは2023年、『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』最終シーズン(シーズン4)にて、優秀なCIAおよびレインボー・シックスのエージェントであるドミンゴ・“ディング”・チャベスを演じた。その1年前には、彼が演じるキャラクターに焦点を当てたトム・クランシー原作の新作ドラマの噂が浮上していたものの、2026年の初頭までに『Rainbow Six(原題)』の企画は完全に頓挫してしまった。
米Screen Rantのインタビューの中でマイケルは、期待されていたこのスピンオフがキャンセルされた背景には、実現に必要な「権利の獲得」にPrime Videoが難航したことが関係しているのではないかと推測している。「当初は1年くらい早く撮影に入る予定だったんだ」とマイケルは明かす。「だけど、スタジオ側がキャラクターの権利を巡って争っていることが分かって……。スピンオフを望む声が多かったからこそ、それが逆に(権利関係の面で)問題を引き起こしてしまったんだと思う」
さらにマイケルは、コロナ禍で劇場公開からPrime Video独占配信へと切り替えられた、2021年のマイケル・B・ジョーダン主演のトム・クランシー映画『ウィズアウト・リモース』の存在も指摘。配信プラットフォーム側が『Rainbow Six(原題)』の制作に踏み切らなかった要因の一つではないかとみている。
最新映画から始まるユニバースへの期待
マイケルによる『Rainbow Six(原題)』がキャンセルされたことで、Prime Videoによるトム・クランシー小説の映像化は足踏みを余余儀なくされた。だが、だからといって『ジャック・ライアン』ユニバースにおける新たなプロジェクトがもう作られない、あるいは作れないという意味ではない。
5月末にPrime Videoで配信された映画『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン 灰色の正義』は、ジョン・クラシンスキー演じる主人公を軸にした数々の映画作品の、まさに第一弾となる可能性を秘めている。
現時点では何も確定していないが、同作の監督を務めたアンドリュー・バーンスタインは、アマゾン・スタジオが続編の制作にゴーサインを出すことを期待している。アンドリューはCinemaBlendに対し、「私はこのキャラクターと長い間付き合ってきたので、今後もジャック・ライアンに関わり続けたいと思っています。この男について、彼を突き動かしているものは何なのか、そして彼が置かれている世界について知るべきことは、まだまだたくさん残されているはずです」と熱く語った。
確かに、映画批評サイトRotten Tomatoesにおける本作への評価は、批評家支持率42パーセント、オーディエンス・スコア36パーセントにとどまっており、決して芳しいものではない。それでも、もし視聴者数の数字がこの映画にとって有利に働けば、ジャック・ライアンの未来には大いに期待できる要素が残されていると言えるだろう。
『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン』シーズン1〜4、および映画『トム・クランシー/CIA分析官 ジャック・ライアン 灰色の正義』はPrime Videoで独占配信中。(海外ドラマNAVI)
