
「焼却炉」に出演するかりん㊧と篠塚大輝
アイドルグループ「timelesz」の篠塚大輝(23)が、映画「焼却炉」(内田俊太郎監督、2027年公開)でスクリーンデビューすることが18日、分かった。
原作は、作家・江國香織さんの短編集「すいかの匂い」(新潮文庫)に収録された一編。周囲になじめない小学4年の主人公・宮田梢が、影絵サークルの大学生・すずきじんた(篠塚)と出会い、じんたが気になるようになっていく。今作で俳優デビューとなるかりん(11)が梢を演じた。
今作は7月にチェコで開催される「第60回カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭」に出品され、ワールドプレミアの開催が決定した。同映画祭は1946年に始まり、毎年国内外の約200作品のワールドプレミア、インターナショナルプレミアを行っている。国際映画製作者連盟公認の映画祭で、カンヌやベルリンなどで評価の高かった作品の上映が行われるなど、世界の映画祭をにぎわせた作品が一堂に会する映画祭でもある。昨年は第78回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された早川千絵監督の「ルノワール」も上映された。
かりんは昨年夏の撮影を振り返り「初めての映画で、主演という立場を経験できてうれしかったです。1カ月間あった撮影があんなに短くなるなんて思っていなくて、今まで見ていた映画の世界を自分が体験できて、夏休みのイイ思い出になりました」と喜んだ。「撮影が終わってずいぶんとたった時に『映画が映画祭に入った』と言われて、びっくりしました。海外の映画祭に入ってほしいと思っていたので、映画祭に行くのを楽しみにしています」とコメント。
篠塚は「初めて映画の現場に立たせていただき、すべての瞬間が新鮮で、圧倒されるような毎日でした。『役として生きる』という経験は、難しさもありましたが、監督をはじめ、皆さんに支えられ、全力で駆け抜けることができました。自分にとって、忘れられない大切な作品です」と映画初出演をかみしめた。さらに「歴史あるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭の公式コンペティションに選出されたこと、おめでとうございます。驚きと同時にそんな作品に関われたことに深い喜びを感じております。この『焼却炉』という作品がどのように受け止められ、観客の皆さんの心に届くのか、楽しみです」と語っている。
