6月21日、Snow Manの向井康二が32歳の誕生日を迎える。近年の向井の活動を振り返ると、Snow Manとしての活動はもちろん、グループの枠を超えた挑戦も目立っている。俳優としての活動、カメラ、そして海外との繋がりなど、多彩なフィールドで存在感を発揮してきた向井の歩みを改めて振り返ってみたい。
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この1年で最も大きなトピックのひとつは、俳優としての活躍だろう。タイのドラマ『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~』(Workpoint TV/TrueVisions NOW/Lemino)で主演を務めたほか、日タイ共同制作映画『(LOVE SONG)』では森崎ウィンとW主演。また、『フェイクマミー』(TBS系)や『ラストマンー全盲の捜査官ー FAKE/TRUTH』(TBS系)といったドラマにも出演するなど、映像作品での活躍が一気に増えた。これまでの向井といえば、親しみやすさや愛されキャラといったイメージが強かったが、近年は繊細な感情表現や自然体の芝居にも注目が集まっている。
実際、『フェイクマミー』で演じた黒木竜馬役では、“目の演技”を評価する声も多く見られた。同作で共演した筒井真理子もインタビューで、向井について「コミュニケーション力も高く、現場をいつも前向きな空気にしてくれます。でも、ふとした瞬間に、とても繊細でどこか寂しそうなまなざしをされることがあって、そのギャップに思わずドキッとするんです」と評価(※1)。これまで培ってきた明るく親しみやすいキャラクターと、ふと垣間見える繊細さの両面が演技にも活かされているのだろう。
また、昨今の向井を語る上で欠かせないのが、タイとの繋がりだ。『Dating Game~口説いてもいいですか、ボス!?~』や『(LOVE SONG)』への出演からもわかるように、タイにルーツを活かしながら活動の幅を広げているのだ。日本のアイドルの中でも非常に独自性の高い存在と言えるだろう。2026年2月には『JAPAN EXPO THAILAND 2026』に出演し、日本語とタイ語を交えたトークセッションに参加。さらに、日タイの架け橋として貢献した功労者に贈られる「THAI JAPAN RELATIONSHIP AWARD」も受賞した。さらに、Snow Manとして『SUMMER SONIC BANGKOK 2025』に出演したほか、テレビ番組でタイ語を披露したり、本格エスニック即席麺シリーズ「Yum Yum®」のCMに出演したりと、その活躍は多岐にわたる。ルーツや語学力を活かした広がり方は向井ならでは。今後もさらなる展開が期待される。
そして、向井のもうひとつの顔がカメラマンとしての活動だ。幼少期からカメラに慣れ親しんできた向井は、雑誌『AERA』(朝日新聞出版)では長年にわたって連載「向井康二が学ぶ 白熱カメラレッスン」を長年担当。それだけにとどまらず、『non-no』2025年4月号特別版(集英社)では、なにわ男子・道枝駿佑の撮影を「Photo Boy」名義で担当。さらに『AERA』2026年2月9日増大号以降は連載内で後輩を撮影する新企画がスタートし、関西ジュニア・嶋﨑斗亜やBoys beの伊藤篤志を撮り下ろしている。Snow Manとしての活動とは別に、自身の感性を発揮できる場所をしっかりと持っていることも向井ならでは。カメラは単なる趣味ではなく、表現者としての一面を見せるフィールドになっているのだ。
もちろん、こうした新たな挑戦が増えても向井の魅力の根底にある人懐っこさやコミュニケーション能力の高さは変わらない。バラエティ番組ではそれらが大きな武器となっており、共演者から愛され、グループの空気を和ませる存在であり続けている。自分らしさを失うことなく、新たな挑戦を重ねてきた向井。俳優、海外活動、クリエイティブな表現と、活躍のフィールドは確実に広がっている。32歳の1年は、その広がった可能性がさらに大きな実を結ぶ時間になるのかもしれない。Snow Manのメンバーとしてはもちろん、一人の表現者としてどのような活躍を見せてくれるのか。今後の歩みにも注目したい。
※1:https://www.tvguide.or.jp/feature/feature-4159811/
高橋梓
