「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の様子

     この日、午後から受賞者の発表がスタート。サカナクションを始め、Fujii Kaze、M!LK、米津玄師ら、少しずつ受賞数を増やし、19時30分から始まった「Grand Ceremony」で最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞といった主要6部門を中心として発表が行われた。

    セレモニーでは、サカナクションの名前が何度も会場に響いた。

     まずは、最優秀ロック楽曲賞。プレゼンターの戸田恵梨香に「怪獣」とサカナクションの名を読みあげれたフロントマンの山口一郎は立ち上がりながら腰のあたりで「よし!」と小さくガッツポーズを作り、メンバーとともに笑顔で登壇。「いろんな日本のロックバンドから影響を受けて、素晴らしいミュージシャンたちとフェスやいろんな場で音楽をやってきました。この賞をいただけて感無量です……やったぁ!」とルビー(トロフィー)を手にした右手を高く掲げた。

     主要部門のひとつ最優秀楽曲賞では、プレゼンターの本木雅弘とがっちりと握手を交わすと山口は感極まった様子で、「ありがとうございます。サカナクションは3年前に活動休止をしました。僕がうつ病を患ったからです。その間、メンバーやファンの皆さん、チームサカナクションに支えられながら、何とか踏ん張り復活しました。休養明けから最初に書いた曲がこの『怪獣』でした。その曲を評価していただきまして、まだまだ頑張れるなと勇気をもらいました。本当にありがとうございます」。薄い色のサングラスの奥にはキラリと光るものも見えた。

     サカナクションは、最優秀ミュージックビデオ作品賞、最優秀ライブ照明スタッフ賞、最優秀ライブ音響スタッフ賞などでも受賞。

     山口は「ずっと一緒にやってきてると家族みたいになってくる。コロナの時とか本当に大変でしたし。そういうところから、ずっとみんなでどんなコンサートにしようか、音楽とはどんな力があるのか、そういうのを話し合ってきて、ここまで一緒にやってきた仲間。いままでちゃんと評価してもらえるものがなかったので、今年からそういった部門ができたのはミュージシャンとしてうれしい」と、優しい笑顔だった。

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