中村玉緒さん
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     女優の中村玉緒(なかむら・たまお、本名奥村玉緒=おくむら・たまお)さんが死去したことが分かった。86歳。名門に生まれ映画スターとして活躍し、近年はバラエティー番組で天然キャラをさく裂させお茶の間に親しまれた。夫・勝新太郎さん亡き後は多額の借金を返却したすさまじい責任感の持ち主で、著書も多数。晩年は「ユーチューバー」に挑戦するなど、さまざまなジャンルで愛された。

     玉緒さんは1939年、歌舞伎界の名門「成駒屋」に生まれ、父は二代目中村鴈治郎、兄は四代目坂田藤十郎という芸能一家に育った。1953年に映画デビュー。翌1954年に大映入りし、映画「銭形平次捕物控」シリーズや「赤堂鈴之助」シリーズなどに出演。そのほかにも純情な娘役やお姫様役で時代劇映画に数多く出演し看板女優として活躍した。

     その後、明石家さんまにその天然の才能を見出され、「さんまのからくりTV」などで大ブレーク。天然で飾らない人柄がお茶の間に親しまれ、幅広い世代から支持を集めた。

     またテレビCMにも多く出演。ハウス食品の「マロニーちゃん」は独特の節回しが定着した。

     歌手としても活動。992年の舞台「女坂」への出演などをきっかけにデビューを果たすと、同じ長良プロダクション所属の氷川きよしと03年に「TAMAO & KIYOSHI」というユニットを結成。デュエット曲「ラブリィ」をリリースした。

     また執筆活動も積極的に行い、「自伝・あほな女~生きてる限り、生きていく」「わたしはあきらめない 中村玉緒「中村玉緒の平成おんな大学」など著書も多数。

     さらに21年にはYouTubeチャンネル「中村玉緒の今日のことは今日で忘れる」を開設。お買い物企画や番組の裏側などを紹介し、スターながら飾らない人柄は多くの人から愛された。

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