Dr.HOUSE/ドクター・ハウス:シーズン7 バリューパック [DVD]

    エピソード8『はりつけの刑』“Small Sacrifice”

    あらすじ

    信仰と信念と人間関係が試される。

    アンバー・タンブリンとシンシア・ワトロスがゲスト出演。

    ネタバレ感想

    何のカルトか分かりませんが、高層ビルも建ち並ぶ現代に、手のひらに杭を打たれて十字架に磔にされる男の姿が。

    喀血ですぐに降ろされ病院に運ばれたようで、『はりつけによる刺槍がある男性患者』のカルテをカディに見せられたハウスは興味津々。

    まだ喧嘩は続いており、ハウスもさっさと謝ればいいものを「患者の命を救う嘘だし仕事上の嘘だ」と粘り、土曜にある病院理事長の結婚式への出席を貸しにしようとしています。

    話を聞けば、娘の〈マリサ〉が末期の膠芽腫で余命2ヶ月と診断された時に「娘が生きてる限り毎年はりつけになる」という契約を神と結び、3週間後に娘は完治して4年になるのだそう。

    おかげで元妻には1年目に出て行かれ、今は神の存在を信じる娘だけが入院中の父親の世話をしています。

    ウィルソンの予定はすべて把握しているのに彼が遅れて出勤してきたことを問い詰め、結婚式の日にプロポーズするためサムへの指輪を買っていたことを白状させたハウス。

    ウィルソンはハウスにも「謝るふりを。嘘で始まったなら嘘で解決しろ」とカディとの和解を勧めるも、受け取り方が捻くれているハウスはカディだって嘘をつくはずだからどうにか嘘をつかせるチャンスを作ってお互い様に持ち込むための罠にハメようと動き始めました。

    スーツでオシャレしているハウスは普通にパリッとして似合っていると思いましたが、カディはバッサリ「ウィルソンみたい。似合わないわ」と。嘘をつかせようとしたこともバレていますし(笑)

    家畜小屋や納屋を作っているから、傷口があれば人間にもうつる馬の感染症ロドコッカス・エクイだと断定するタウブ。

    抗生物質を投与しようとしましたが、患者は歯まで抜けており、治療に移るまでもなく診断が違ったようです。

     

    自宅を調べに行くと娘とのツーショット写真が飾ってあり、随分とふっくらしている姿と生活感のない部屋に1つだけあった空いた缶詰めからして彼は断食をしており、栄養失調で歯が抜けただけだと気付くチェイスとマスターズ。

    断食していたのか聞くと、食うに困っていただけだと返され、死にそうなほど強い足の痛みを訴えているのに笑っている患者は、本心とは異なる感情が出てしまう無意識感情という新たな症状が。

    ハウスはこれを面白がり、極端な信仰心も症状の一つだと言い、MRIで神を探してみろとのこと。

    妻が浮気しているかもと疑ったタウブはホテルで張り込みし、帰宅後妻のパソコンを覗こうとしているところを見つかり、ホテルでの偵察もバレていたそう。

    実は、“浮気された男女の会”というネット上の支援グループで出会った相手との約束だったことが分かって気まずい空気に。

    カディのサインを偽装して患者の娘のカルテを手に入れたハウス。

    すぐにこれを白状してカディの嘘も誘いますが、箔をつけるために人事部には逆サバを読んでいたのにハウスには嘘をつかない鉄壁のカディです(笑)

    MRIを撮ってみると病変だらけで明らかに多発性硬化症で、見落としていたのは断食による免疫系の低下で症状を隠していたから。病院で食事を与えたら症状が出たという少し皮肉な展開です。

    その後、腕に麻痺も出てこれが多発性硬化症によるものなのか、薬で悪化したから違う病気なのかで揉めるチーム。

    ハウスは答えを出しているようで、多発性硬化症には違いないけれど急性型のものだと考えていました。

    急性型なら2〜3日で死んでしまうそうで、まだ実験的治療である幹細胞治療を行うため、検査で確定して患者の同意を得ることに。

    騙し得たカルテを読まされたウィルソンは「患者の娘は組織診断で多形性膠芽腫と確定していた。普通、化学療法は効かないが幸運にも治ったようだ」とハウスに説明。

    サムの実績見直しのために何故か本人ではなくウィルソンが確認していた彼女の働く病院の記録をハウスも読んでおり、「君の恋人は記録を改ざんしてる。5人の放射線障害の説明がつかない。道徳的には問題ない、末期患者を救おうとして規定量を上回ったのさ。君にお似合いだ」と伝えます。

    ウィルソンも伊達にガン科長をしているわけではなく、同じことに気付いて本人にも率直に聞いたところ規定量は上回っていなかったと返事があったそうです。

    複雑そうな表情ですが、改ざんの事実を受け止め切れるのか?プロポーズはどうするんだか。

    患者は神との契約違反だと主張して治療を拒否。

    『正直』を一貫しているマスターズの案で、娘を呼んで父親が治療拒否していることを話してみると、マリサは「神は死を望まないよ、愛に溢れてるんだから。死ぬ必要ないでしょ?お願いだから治療を受けて」と説得してくれますが、自分が治療を受けることで神との契約が反故になり娘を失うことになるかもしれないと本気で信じている父親の決意は揺るぎません。

    その後、マスターズの正直さに釣られて本当は死を恐れている本音を打ち明けますが。

    タウブにはモラハラ気質があるのか、自分は浮気しておいてそれに対する心の傷を癒すために妻がネット上で作った男友達のことを嫌がり、心の浮気だなんだのと自分と同罪かのように言ってやめさせようとしています。色々と小さい男です。

     

    同じく器の小ささが見え隠れするハウスは、なんとしても自分の嘘を帳消しにするためにカディを罠にハメ、離婚のことにやたらと詳しかったカディの経歴を調べて過去に6日間だけ結婚していたことを知りながらカマをかけます。

    結婚式の良いムードで「君なら何を着る?」と尋ね、白いドレスがいいと答えたカディに元々は初婚の若い花嫁が着る衣装だと答えるハウス。

    「私は若くなくても初婚よ」と言った途端、嘘を指摘し、カディにとっては色んな意味でデリカシーに欠けるやり方にゲンナリしたことでしょう。

     

    予定通りプロポーズしたウィルソンにサムは喜んでいましたが、“愛してると気づいた”きっかけが例の5人の患者で、ハウスが言ったように患者のために暗黙のルール違反を犯したところにシンパシーを感じてしまっていたウィルソンに対し、サムが「何もしてない」と答えたのは事実だったらしく、どんな捉え方であれ嘘つきだと思われたことにショックを受けたサムは怒ってその場から立ち去ってしまいました。

     

    フォアマンも二枚目の前ではダシに使われただけの負け犬と化し、結局結婚式で楽しんだのはチェイス1人という結果(笑)

    上手くいかなかったやさぐれ男達で集まり話している最中に何やら閃いたハウスはそのまま病院へ戻って検査をやり直すそう。

    再検査をするのは患者ではなく娘の方で、毎年CTスキャンは受けていたけれど小さな腫瘍が写らなかっただけで、PETスキャンをしてみると膠芽腫が治っていなかったことが確認できたのです。

    「神は契約を破った、残念だ。だが俺が正しい」と伝えると、もはや好きにしてくれという言葉が引き出せました。

    治療を施した後に、娘の異常なしのPETスキャンを見せて似た名前の別人のものと間違えたと言い訳にもならない言い訳をするハウス。

    もはやハウスは悪魔扱いで、「あんたの誘惑な乗っちまった。神は罰を下して当然だ」と確信している彼に天罰どころか徐々に回復が見られるMRIを見せて信仰心を打ち砕いております。

    しかし、本当に強い信仰心を持つ者からすればこの現実ですら神の慈悲深さが為せる業なのだそうです。

    一度のケンカで「信頼の問題よ」と言って出て行く準備をしているサム。

    売り言葉に買い言葉でウィルソンの方もまた投げ出すのかと彼女を責め、無言で出て行かれてしまいました。

     

    これに対してハウスは「俺がバカだった。誰もが嘘をつくなら信頼は根拠も意味もない虚構だと……でも信頼は勝ち負けじゃない。いつもの皮肉を引っ込めて信じるべきかもしれない、思い切って信じるよ。悪かった、もう嘘はつかない」とカディに謝罪。

    もはやキャラ崩壊で誰やねんと感じるほどですが、ハウスにここまで言わせるカディが凄いのか。

    サムにフラれて訪ねてきたウィルソンは、自分がボロボロの状態なのにハウスがカディに謝ったと聞くなり「よくやった」と褒めています。

    そして、最悪なことにハウスはウィルソンの助言に従って謝るふりをしただけで、カディに伝えた誠意ある言葉こそが“嘘”だったという。苦々しいなぁ。

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    Dr.HOUSE/ドクター・ハウス

    ▼次回、エピソード9

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