8月7日(金)より全国で順次公開される映画『A Window of Memories』の予告編とポスタービジュアルが解禁された。

    同作は、長編2作が『ベルリン国際映画祭』に連続選出されるなど、国際的な評価を受ける清原惟監督による最新作。清原監督が母方と父方それぞれの祖母から聞いた人生の話を、祖母と一緒にテキストに起こし、それを2人の俳優が朗読するという手法で制作された「聞き書き映画」となっている。家族、戦争、仕事、結婚、飼い犬、友だちの話など、同世代である2人の交差しながらもまったく違う世界が語られる。

    なお同作は、三宅唱の『THE COCKPIT』や、小森はるかの『空に聞く』などを手がけてきた愛知芸術文化センター / 愛知県美術館のオリジナル映像作品として製作された。2025年開催の『山形国際ドキュメンタリー映画祭』ではインターナショナルコンペティションに選出されている。

    ©Yui Kiyohara

    公開されたポスタービジュアルのデザインは、ブックデザイナー / グラフィックデザイナーの明津設計が担当。「記憶の窓をひらいて、あなたと出会いなおす」というキャッチコピーとともに、2人の祖母と2人の俳優の姿が窓枠を成すように収められている。また、清原監督自身が編集を手がけた予告編映像では、よだまりえの音楽に合わせて、2人の祖母の生活の記録と2人の俳優がテキストを朗読する様子を見ることができる。

    さらに、作家 / アーティストの小林エリカと、料理家 / 文筆家の高山なおみからのコメントも公開された。

    小林エリカ(作家 / アーティスト) コメント

    女たちの語りと記憶を別の誰かに受け渡すのはどういうことなのかを探ろうと伝えようとする切実さがあふれる映画でした。

    高山なおみ(料理家 / 文筆家) コメント

    田植えをしたばかりの田んぼに反射する光と、黄色いワンピース。
    床が冷たかったあの夜のこと。
    肌触りのある思い出は声によって体を持ち、誰かのもののはずなのに私にも降りつもる。
    若いころ、飲み会のあとの終電車で、いくつもの光る窓をひとりみつめていたことを思い出しました。

    映画『A Window of Memories』

    ©Yui Kiyohara

    2026年8月7日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか順次全国公開

    監督・編集:清原惟
    出演:砂子旭子、清原磋智子、小山薫子、坂藤加菜
    テキスト:砂子旭子、清原磋智子、清原惟
    構成:岩﨑敢志、太田達成、清原惟/撮影:寺西涼、清原惟/音響:岩﨑敢志/助監督:太田達成/音楽:よだまりえ
    エグゼクティブ・プロデューサー:越後谷卓司/プロデューサー:清原惟/企画:愛知芸術文化センター/製作:愛知県美術館

    2023年/日本/67分/カラー/G
    配給・宣伝:amieee 宣伝協力:プンクテ デザイン:明津設計

    画像クレジット:©Yui Kiyohara

    <STORY>「私が聞かなかったら、この話はどこに行くんだろう」。ふとした時に聞いた祖母の若い頃の話に心動かされた監督は、母方と父方それぞれの祖母から人生の話を聞こうと思いたつ。忘れないようにと回し始めたカメラに映る、家族、戦争、仕事、結婚、飼い犬、友だちの話。同世代である二人の、交差しながらも全く違う世界を、祖母たちと共に文字に起こしていった。そうやって編まれた物語を、監督は二人の俳優に託し、一日をかけて朗読してもらう。やがて世界にたったひとつの物語が、見ている私たちの記憶に連なっていく。知らないはずの記憶があなたやわたしと呼び合い、こだまする。

    Share.

    Comments are closed.