Ⓒ海野つなみ/講談社 Ⓒ2026 WOWOW

     登壇者:杉咲 花、多部未華子、岩瀬洋志、今泉力哉監督

     Prime Videoは、Prime Original新ドラマ・シリーズ『クロエマ』を2026年6月12日(金)より240以上の国や地域で世界独占配信する。全5話構成で、毎週金曜日に配信される。
     本作は、『逃げるは恥だが役に立つ』で大人気を博した漫画家・海野つなみの最新連載作品『クロエマ』の実写ドラマ作品。杉咲 花・多部未華子によるW主演&初共演で、占いの店を中心に起こる謎と、対照的な二人の仲良くならないのに心地いい関係を描く。監督は今泉力哉、脚本は今泉かおりが務め、Prime Originalドラマ「1122 いいふうふ」でも話題になったタッグによって実写化される。

     この度、6月9日(火)に配信記念スペシャルイベントが行われた。

     Prime Originalドラマ『クロエマ』はAmazonプライム特典対象作品の最新作。プライム会員の皆様は、お急ぎ便やお届け日時指定便などの迅速で便利な配送特典を追加料金なしで無制限に利用できる他、その他さまざまなショッピング特典やエンターテインメントをお楽しみいただける。

     本作は、恋も仕事も家も一度に失った30歳の女性・エマ(杉咲 花)が、謎めいた資産家クロエ(多部未華子)の屋敷に辿り着いたことから動き出す物語。性格も正反対のふたりがひょんなことから始めた占いの店には、さまざまな悩みを抱えた相談者たちが訪れる。占いの店を訪れる相談者たちの悩みを通してさりげなく織り込まれているのは、格差やルッキズム、SNSでの炎上など現代社会の問題。ふたりは占いを手掛かりに、相談者たちの言葉の奥にある、まだ明かされていない謎へと迫っていく。

     本イベントには、恋も仕事も家も一度に失った30歳の女性・エマを演じる杉咲 花をはじめ、謎めいた資産家 クロエ役の多部未華子、芸術的なセンスを持つパフェ作りの名手 シモン役の岩瀬洋志、本作メガホンを取る今泉監督ら豪華キャストが旧細川公爵邸に集結。まず、大きな拍手とともに屋外フォトセッションへと姿を表した豪華キャスト、監督の皆様。クロエの豪邸を彷彿とさせる外観にキャスト陣が揃うと、そこにはまさに作品の世界観に入り込んだかのような空間が生まれた。会場内ではパネル展も展開され来場者はパネル展に見入りながら、貴重なシーンが切り取られた写真の数々に思い思い写真撮影を楽しむ来場者の姿が見受けられた。

     その後、講堂で行われたトークイベントには総勢200名の観客を前に再び登場し、作品に込められた思いや杉咲 花・多部未華子の初共演エピソードや秘話が語られた。
     イベント冒頭では本作の魅力について質問された今泉監督は、「原作マンガを読ませていただいて、占いやパフェなど、いろんな要素が詰まっている作品なのですが、何よりも登場人物たちが非常に魅力的です。みんな、ちょっとどこか少し欠けていたり、おかしな部分があって。(杉咲演じる)エマは、気が使えるような人だけど、実はちょっと図々しいところがあるし、(多部演じる)クロエは一見、冷たく見えるけれど、心の奥底にはとても愛情深いものを持っている。そういったところに強く惹かれました」とコメント。

     さらに杉咲、多部というダブル主演のキャスティングについて、今泉監督は「このマンガのキャラクターを誰が演じることができるだろう、と考えていたんですが、もうこのお二人でしかなり得ないかも、と思うくらいにハマっていて。原作の海野先生も、まだ連載が終わっていない中で、お二人の顔が浮かぶとおっしゃっていたくらいハマっていた気がします」とコメント。さらにパフェつくりが得意な喫茶店のマスター、シモンを演じた岩瀬についても、「岩瀬さんは本当に王子様的な雰囲気を持っています。岩瀬さんに演じてもらえて本当に良かった」と絶賛。さらに現場のエピソードとして、「彼は純喫茶で働いている役なんですけど、『いらっしゃいませ』というお辞儀の角度がものすごく深くて。それがホテルマンくらいのお辞儀だったので、『そこまで丁寧じゃなくても大丈夫だよ』とアドバイスしたくらいでした」と明かすも、岩瀬も「自分ではそこまで深いお辞儀をしているとは思っていなかったんですが、どうやら想像以上に深かったみたいですね」と振り返り、会場の笑いを誘った。

     杉咲と多部は本作が初共演。お互いの印象について質問された杉咲は「わたしは小さい頃から多部さんの出演されている作品をたくさん拝見してきました。非日常的な要素がシーンの中にあったとしても多部さんが演じられることで一気に説得力が増すような、そんなすごい力を持った方。現場でもどっしりと構えてくださっていて、わたしも安心してついていくことができました」と感謝の思いを述べた。

     一方の多部も、杉咲の印象について「これまでたくさんの作品やバラエティ番組に出られている姿を見ていて、とても朗らかで温かい方なのかな、という印象を持っていました。実際にお会いしてもその印象は全然変わらなかったのですが、現場ではとにかく存在感がすごいんです。今回はきっと毎日刺激的な現場になるんだろうなと思っていたんですが、わたしが思った以上に刺激的な毎日を過ごすことができました」と語ると、「わたしの中ではエマってすごく難しいキャラクターだろうなと思っていたのですが、初日のセットに杉咲さんが入ってきた瞬間、『あ、もうエマだ!』と。それがわたしの中では印象深い初日の記憶として、すごく覚えています」と付け加えた。

     一方のクロエという役柄について杉咲が「エマはそっ気ない振る舞いをする人なのですが、根底には『困っている人に対して何かをしてあげたい』という、そういう優しさがにじみ出ているところがとても素敵だなと思います」と分析すると、多部も「エマは不運な状況から物語が始まりますが、クロエに拾われて本当に幸運な人だなと思いますし、そんなエマに出会えて、クロエも幸運だったなと思います」とふたりの役柄がかもし出す関係性について噛み締めるように語った。

     一方、そんな2人との共演に岩瀬も当初は緊張していたという。「僕からしたら、お二人ともずっとテレビで見ていた方々なので。お会いする前は『クールな方々なのかな?』『自分をどこまで出していいんだろう?』と不安でした。しかも僕が演じたシモンはパフェづくりが得意な人なので、説明ゼリフが多くて。僕も緊張してしまって、ついセリフを噛んでしまったりもしたんですが、その時もふたりが『大丈夫だよ』と声をかけてくださったのが本当に嬉しかったのを覚えています」と笑顔を見せた。

     イベントの中盤で、撮影現場での苦労話について質問された杉咲は「苦労とは少し違うかもしれませんが、今泉組特有だなと感じたのは、ワンカットで長回しをしていた時に『もう一回』と言われまして。お芝居に改善点があったのかなと思って、何を言われるのかなと待っていたら、監督がパッとやって来て、わたしの前にあったコップを1ミリくらいずらされて、『お願いします』とおっしゃって去っていったんです。これには本当にカルチャーショックというか、監督が画面に映るすべての要素に神経を注がれている方ということを実感して、すごい経験だったなと思いました」と述懐。

     これに対し今泉監督は「コップの位置が1ミリ違うだけで映ってくるものも変わりますからね……まあ1ミリというのは言い過ぎかもしれませんが」と笑いつつも、「たとえばクッキーの色がちょっと違うなと思ってやり出すと、みんなが『はじまっちゃったよ』みたいになることはありました。そこは反省しつつ、でも大事なことかな」と付け加えた。

     一方で、多部が最も苦労したとのは「占い」のシーンだったという。「占いのシーンでは、カードを投げるシーンが本当に大変でした。散らばり方が違うということになり、何回も何回もやり直しました」と今泉監督のこだわりを明かす多部のコメントに、今泉監督も「なんだか俺、ヤバい奴になってない?」と苦笑い。さらに占いの際にクロエが発する独特の呪文のような言葉についての裏話を明かすと、「占いのシーンはけっこうつらかった……」と苦笑い。会場をドッと沸かせた。

     そして本作の見どころといえば、シモンが振る舞う美味しそうな「パフェ」である。岩瀬も「おふたりが本当に美味しそうに食べていたので、カットがかかった後にちょっとつまんだりして。『美味しいね』と盛り上がったのも、良い思い出です」とニッコリ。また、パフェの内容を説明するシーンについて「セリフが長すぎてすごく緊張していました。正直カメラが回るまでのドキドキが忘れられないですけど、すごく良い勉強になりました」と振り返った。

     また本作の魅力について杉咲は「わたしがすごく好きなのは、いったん問題を横に置いて、自分たちのことを癒したりねぎらったりする時間ってすごく豊かだなと思います。だからこのドラマのラストに毎回パフェのシーンがあって。そういう時間ってすごく豊かだなと思うし、そういう時間があるからこそ息継ぎができることもあるよな、と、このドラマを見ながら感じました」としみじみ。

     その言葉を聞いた多部も「この物語は特に世界を導くものではなくて、『こういう考えの人もいるか……とりあえずパフェ食べよう』『人生いろいろあるけど……とりあえずパフェでも食べよう』と思わせてくれます。みんな答えを求めていなくて、自分たちがどういうふうに生きていったら自分が納得する毎日を過ごせるのか、ということを考えられるドラマかなと思っています。それがすごく素敵な世界観だなと思うんです」とコメント。

     そしてイベントでは劇中に登場する「大人のかりんとうパフェ」を試食するコーナーも。「このパフェのいいところは、この黒ゴマの細かりんとうがすっごく美味しくて。これでこのヨーグルトクリームをディップして……」という具合で上手な食レポをはじめた岩瀬に会場も大盛り上がり。杉咲も「美味しそうですね」とその意見に同意した。

     最後のコメントを求められた多部が「『クロエマ』の世界観を皆様に見ていただけるのがとても嬉しいですし、ぜひ楽しんで見ていただけたら嬉しいです」と語ると、杉咲も「クロエとエマってあんまり仲がいいわけではないんですけど、お互いの主張がぶつかり合ったり、口喧嘩するようなシーンもありつつ、でもお互いが自分の心の余裕がちょっとできた時に、相手の立場に立って何かを想像してみたり力になろうとしてみる姿はすごく素敵で。緩やかにつながりながら、人と人って近くにいることができるんだなということを感じさせられるような、癒しをくれるドラマになっていたらいいなと思っています。あとは今登場したみたいな本当に素敵なパフェがたくさん出てくるので、よかったら皆様のご褒美を用意して一緒にドラマを楽しんでいただけたら嬉しいなと思います」と呼びかけて、会場にメッセージを送った。

    Ⓒ海野つなみ/講談社 Ⓒ2026 WOWOW

    ストーリー

     恋も仕事も家も一度に失った30歳の女性・エマが、謎めいた資産家の女性・クロエの屋敷に辿り着く。二人は、ひょんなことから同居生活を始め、占いの店を開くことに。店を訪れるのはさまざまな悩みを抱えた人々だが、語られる相談の裏には、別の事情や本当の問題が隠れているようで、エマとクロエは占いを手がかりに、その正体を探り当てていく。すべてが明快に解決するわけではない中で、対照的なふたりの関係もまた、少しずつかたちを変えていく。解けたり解けなかったりする謎の数々とふたりの関係を描く、甘くてちょっとダークな占いミステリー。

    Prime Original新ドラマ・シリーズ「クロエマ」作品概要Ⓒ海野つなみ/講談社 Ⓒ2026 WOWOW

     配信日:6月12日(金)より毎週金曜日3週にわたり配信
     話数:全5話
     キャスト:杉咲 花、多部未華子
          岩瀬洋志/井之脇海 河井青葉 野添義弘 諏訪太朗/光石 研

     原作:海野つなみ『クロエマ』(講談社「Kiss」連載)
     監督:今泉力哉
     脚本:今泉かおり 今泉力哉
     チーフプロデューサー:大瀧 亮
     プロデューサー:鳴海波奈子 鈴木徳至
     企画:小原亜弓
     製作著作:WOWOW
     制作プロダクション:WOWOW・コギトワークス

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