板橋区立美術館(東京都板橋区)で「2026イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」が7月8日から開催されます。

    イタリア・ボローニャで毎年開催される児童書のイラストレーション・コンクールの入選作品をご紹介します。絵本表現のトレンドや動向を一堂に展観できる本展は、世界中の児童書関係者たちからも注目されています。

    60回目となる2026年は、世界94の国と地域から4,158作品の応募があり、国籍の異なる5名の審査員による選考を経て、日本を含む32の国と地域から75作品が入選しました。多彩な表現、テーマ、技法による新しい絵本の表現をお楽しみください。

    丸岡永乃(日本)「よこがおひめ」

    2026イタリア・ボローニャ国際絵本原画展

    会場:板橋区立美術館(東京都板橋区赤塚5-34-27)

    会期:2026年7月8日(水)~8月16日(日)

    開館時間:午前9時30分~午後5時(入館は午後4時30分まで)

    休館日:月曜日、7月21日(火)
    ※但し7月20日(月・祝)は開館

    観覧料:一般900円、大学生600円、高校生以下無料
    ※65歳以上・障がい者割引あり(要証明書)

    アクセス:
    都営三田線「西高島平駅」下車 徒歩約13分
    東武東上線「成増駅」北口より国際興業バス「区立美術館入口」下車 徒歩約5分

    詳細は、板橋区立美術館公式サイトまで。

    ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア(BCBF)と「ボローニャ国際絵本原画展」

    ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア(Bologna Children’s Books Fair/以下、BCBF)は、毎年春にイタリア北部のボローニャ市で行われる児童書専門の見本市として1964年に始まり、2026年に63回目を迎えます。BCBFは4日間にわたって開催され、出版社による版権の売買のみならず、展覧会や講演会をはじめとする文化イベントも多数行われ、児童書の新たな企画を生み出す場として世界中から注目されています。

    イタリア・ボローニャ国際絵本原画展(Illustrators Exhibition/以下、ボローニャ展)は、BCBFに伴って開催される児童書のイラストレーションの展覧会です。1967年から毎年開催されており、1976年よりコンペ形式となりました。出版・未出版を問わず子どもの本のために制作した作品(5枚1組)があれば応募することができます。国籍の異なる5人の審査員は毎年入れ替わり、実験的な試みも積極的に受け入れ、多様性を重視しながら審査が行われます。

    本展は、イラストレーションの現在や今後の動向、また多様な表現を広く紹介するとともに、新しい才能を見出す機会となっています。

    2026年の入選作より一部作品を紹介
    アナベラ・ロペス(Anabella López/アルゼンチン)「みんなねている・・・わけじゃない!」
    エンヒッケ・モレイラ(Henrique Moreira/ブラジル)「おでこにたんこぶ? いえ、たまご」
    ブルーノ・ゾッカ(Bruno Zocca/イタリア)「休みの日」
    コ・ミンジュ(Minjoo Ko/韓国)「犬どろぼう」
    特別展示 ボローニャSM出版賞 マリア・ハイドゥク

    「ボローニャSM出版賞」は、BCBFとスペインのSM財団によって2010年に設立されました。イラスト分野の新しい才能を発掘、奨励、サポートすることを目的としたもので、毎年ボローニャ展入選者のうち35歳以下を対象に受賞者が選ばれます。受賞者にはスペインのSM出版から絵本を出版する機会と賞金が与えられます。

    本展では、2025年に19歳の若さで同賞を受賞したウクライナのマリア・ハイドゥク(Maria Hiduk)の新作絵本が紹介されます。ハイドゥクは、子どもの頃に親しんだウクライナの有名な童話を絵本にしました。ボローニャ展から羽ばたく若手イラストレーターの活躍もあわせて見ることができる貴重な機会です。

    Maria Hiduk “El senor Kotsky” (Ediciones SM, 2026)

    子どもの本のためのイラストレーションを対象にした国際的なコンペとして知られる「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」。板橋区立美術館では、開館間もない1981年から開催を続けており、同館は日本におけるボローニャ展のもっとも重要な発信拠点となり、「絵本のまち板橋」という区のブランドにも広がっていきました。今年も世界32か国から集められた入選作品75点が一堂に会します。本展でしか味わえない、瑞々しく温かい絵本原画の世界へ、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。(美術展ナビ)

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