キャスト&監督登壇

     

    SNSに寄せられた質問に答える形でトークが進められ、終盤にはサプライズで本作の韓国公開決定が発表された。
     

    映画を見終えたばかりの観客の大歓声と拍手に迎えられたキャスト陣。トークはまず、新宿の雑踏の中を、相葉(水上さん)とチェ・シウ(ユンホさん)が、自転車で村田(福士さん)、キム(オム・ギジュン)を追いかけるという、カーチェイスならぬオリジナリティあふれる“自転車チェイス”のシーンについての話題に。
    水上さんは「最初に聞いた時は、特に『自転車かい!』みたいな印象はなかったんですけど、いざ撮影に入ってみると大変でした。福士さんとオムさんはスピードが速そうな自転車なのに、僕とユンホさんが使用するのはママチャリとそばチャリなんでね(苦笑)。乳酸(筋疲労)と戦いながら撮影していました」と述懐。
    『TOKYO BURST-犯罪都市-』
    ユンホさんは「最初に聞いた時は『まあ、大丈夫じゃない?』と思ったんですよね。毎回ライブもやっているので、体力的にも大丈夫じゃないかなと。でも、チャリに乗ってみたら思ったよりもキツくて…(苦笑)。でも隣を見たら水上さんが必死に頑張っているから、『負けないぞ』と思って頑張りました」と語る。
    TOKYO-BURST
    水上さんが「自転車の構造的にユンホさんのそばチャリが一番大変だったと思います」とユンホさんの頑張りを称えると、「本当に人生のいい勉強になりましたね」と語り、会場の笑いを誘った。

    また、物語終盤の首相官邸でのアクションもかなりハードだったよう。特に相葉と村田の一騎打ちでは大規模のワイヤーアクションも用いられ、キャスト・スタッフともに心血注いだクライマックスの激闘について振り返った。ユンホさんは「映画のストーリーの中でも最後のアクションで、気合いを入れてがんばりました」と語り、水上さんも「大変でしたね…。福士さんが、ちょっとした丸太みたいなもので僕の頭をバーンっと殴るシーンは『どうやって撮影するんだろう?』と思ったんですが、いろいろアイディアを出し合いながらやりました。登場人物のほとんど、特にヴィラン2人と僕ら2人は身体が丈夫ですよね…(笑)。普通、死んでますからね。チェ・シウは何回刺された(笑)? 臓物が飛び出すレベルですからね…」と凄まじいアクションを述懐しつつユンホに問いかけると、ユンホは「そのシーンは監督とも相談しながら撮影したのですが、相葉と別れたあとにすぐ病院にいってるかもしれないですね(笑)。でも、チェ・シウはアドレナリン全開でやりきったのかも」と語ると、会場からは大きな拍手と笑いが巻き起こった。
     

    福士さんも「ラストシーンの撮影は特に大変でしたね。一番の大立ち回りで長かったし、練習しながら撮影期間中につくっていく感じ。体力的にも限界を迎えながらも、充実感がありましたね」と笑顔で語った。
    『TOKYO BURST-犯罪都市-』
    ちなみに、先ほど水上さんが指摘した、蓮司が丸太で相葉を殴るシーンに関しては、福士さんも「楽しかったですね(笑)。蓮司はあんまりしゃべらないし、感情を表に出さないけど、相葉のあまりの石頭ゆえに武器が真っ二つになってしまい、思わず『え?』となってるのがかわいらしくて、あそこだけは『面白いな』と思っちゃいました(笑)」と楽しんで撮影に臨んでいたことを明かしてくれた。

    内田監督は、本作に登場する昭和のヤンキー漫画のような香りがする登場人物たちについて「昭和のマニアックな映画を久しぶりに見返して参考にしました。登場人物が着ているジャンパーなども昭和の写真を参考にして衣装さんにお願いしました」と明かした。

    SNSでは熱狂的な感想とともに、映画の舞台裏やキャラクターの裏設定に興味津々な観客からたくさんの質問が寄せられた。「登場人物全員で戦ったら、誰が一番強いか?」という質問には、水上さんは「僕からすると一番、出番の多かった相葉と言いたいけど、横を見ると、何回も刺されて、臓物を出しながらやってるチェ・シウもいるし、あのパワーボムを食らってもなお…という蓮司もいるし難しいですね…」と思案顔。

    福士さんも、水上さんの言葉に「(ボクシング上級者の)上田(竜也/ホストの海斗役)もいるしね。凶器がなかったら、蓮司はやられていたかも…。海斗と闘うシーンでは、たまたまホッチキスが近くにあって耳をパチパチしたから勝てたのかも(笑)」とうなずく。

    ユンホさんは「状況によりますね。狭いところで戦ったら、チェ・シウと蓮司だけど、一番身体が上部なのは相葉だから…これはもう内田監督に決めてもらうしかないですね!」と語る。

    内田監督は、数日前に韓国の『犯罪都市』シリーズで企画、制作、主演を務めるマ・ドンソクさんと会ったことを明かし「マ・ドンソクさんに太刀打ちできるか? というふうにキャラクターを決めていったので、そう考えると、マ・ドンソクさんと対決できる人」こそが“最強”であると語り、水上さんは「マ・ドンソクさんのすごすぎる肘の衝撃波。肘と肘の戦いになるんですかね」と語る。 

    また、ユンホさんに対して「チェ・シウがよくリップバームを使うのは、何か意味があるのですか?」という細部についての質問が寄せられた。ユンホさんは「(チェ・シウの)キャラをつくっていく時に、(チェ・シウは)ひとりで日本に来て、正反対の相葉に会ったので、もどかしい時やイライラする時に、自分に『落ち着いて』という意味で使っています」と役作りの過程で生まれた表現だと明かす。

    内田監督は「現場でのアドリブについて、ユンホさんはいつも相談してくれるんです。『リップを使うのは特性としてどうですか?』という彼のアイディアで、韓国の刑事っぽくてよかったです」とユンホさんを称えると、会場からも拍手が贈られた。

    また、アクションに関して「実際に拳やキックが相手に当たってしまったことは?」という質問が届いたが、3人とも「ありました…」と苦笑い。ユンホさんは「本番はなかったけどリハーサルで、オムさんに回し蹴りをした時、危なかったです。気合いを入れて蹴ったら帽子のつばに当たってガツっと音が出て、それから距離を調節して、本番は問題なかったんですけど。オムさんが笑いながら『大丈夫だよ』と言うのが、まるで劇中のキムみたいで怖かったです…」とヒヤリとしたシーンを明かしてくれた。

    水上さんは、首相官邸でのアクション撮影中のこととして「僕はリハーサルでもテストでもなく本番で、福士さんのおでこにヘッドバット(頭突き)を入れてしまいました…」と明かし「言い訳なんですけど、普段なら目で(距離感が)わかるんですけど、あの時、相葉は目を切っていて、福士さんがどれくらいよろけているのかもわからない中で、最後だから気合いを入れて、めっちゃ速くしようと思ったら“パーン”って…。骨と骨が当たる音ってすごいですね。一瞬で僕は相葉から水上になりました(苦笑)」とふり返る。

    福士さんは、水上さんの言葉に「全然、大丈夫だったんですけど、その前に僕が一発、(水上さんに)食らわせているんです」と告白。「首相官邸の執務室に入るシーンで、(蓮司が相葉に)後ろから飛び蹴りをするということで『本番はちょっと強めにいくかも…』と話していたんですけど、本気で蹴りが入ってしまって…。その後、(相葉が)起き上がるはずなのに一向に起き上がらなくて、あれ、芝居長いなと思ったら悶えていて…」と現場でかなり焦ったと明かす。水上さんは「ワゴンか軽(トラック)でひかれたくらいの衝撃でした(笑)。でも僕が福士さんに頭突きを入れてしまったら、福士さんが『これでおあいこだね』となごませてくされました」とふり返り、内田監督もこのシーンに関しては「メチャクチャ焦りました…でもこういうときの役者さんたちのスポーツマンシップはいいですね」と語ると、キャスト一同から「無理やりいい話にもっていこうとしないでください!」と総ツッコミが入った。

    そして、舞台挨拶終盤には、舞台上に大きな金色のくす玉が登場! このくす玉で、“ある発表”がされるということで、キャストを代表して、水上さんがひもを引っ張ると、中から「祝 韓国公開決定!!」という垂れ幕が! 客席からは大きな歓声と拍手がわき起こる。
    『TOKYO BURST-犯罪都市-』
    水上さんはこの一報に「嬉しい限りですね。マ・ドンソクさんがつくった韓国の『犯罪都市』シリーズがあるからこそ今回、この『TOKYO BURST-犯罪都市-』をつくれたわけで、少しでも韓国の方々に楽しんでいただけたらと思います」と喜びを口にする。

    ユンホさんも「嬉しいです。韓国でこの作品が公開されるのは、僕にとっても意味のあることです。みなさんに伝えたいのは、もともとの『犯罪都市』もいいけど、『TOKYO BURST-犯罪都市-』も負けないよということです」と力強く語る。

    福士さんは、プロモーションのために「みんなで韓国に!」と希望を口にし、ユンホさんも「みんなで韓国に行って、ソルロンタンを食べに行きましょうか!」とノリノリで語り、改めてチーム『TOKYO BURST』の絆の深さを感じさせた。
     

    舞台挨拶の最後に水上さんは「公開から1週間が経っても、これだけたくさんの方に足を運んでいただけるというのは、嬉しい限りです」と喜びと感謝を伝えると共に「最後の最後まで、ひとりでも多くの方々に見てほしいというのが、キャスト一同、願っていることでございます。ぜひ知り合いの方に口コミを広げていただけると嬉しいです。どうぞよろしくお願いします」と語り、温かい拍手の中、舞台挨拶は幕を閉じた。
     

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