hammond cinema vanguard award 41st santa barbara international film festivalTibrina Hobson//Getty Images

    ショーン・ペン(Sean Penn)

    今年のアカデミー賞で『ワン・バトル・アフター・アナザー』の演技が認められ、助演男優賞を受賞したショーン・ペン。残念ながら会場には姿を見せず、プレゼンターのキーラン・カルキンが代理でオスカー像を受け取っていた。ちなみにカルキンは「ショーンは来られませんでした。というか、来たくなかったのかも」と冗談混じりに発言。ハリウッドの反逆児であるペンをからかっていたが、どうやら正解だったよう。ペン本人が欠席した理由を語った。

    cbs's coverage of the 83rd annual golden globe awards show and backstageCBS Photo Archive//Getty Images

    前哨戦のゴールデン・グローブ賞の授賞式には姿を見せていた。レオナルド・ディカプリオ(Leonardo DiCaprio)、ショーン・ペン(Sean Penn)

    トライベッカ映画祭に出席、CNNのレポーターと対談したペン。話題がオスカーに及ぶと「アカデミー賞は単なる授賞式ではない」とコメント。授賞式は彼にとっても「極めて多くの人にとっても社会的な不快感」を象徴するものだと話した。「もしこの集団がアフターパーティーに行くとして、そこに誰かが紛れ込んだらどうなるか。それと同じだよ。もう決めたんだ。8人以上の人が集まる場所には絶対に行かない。一生誓う」。また授賞式のようなイベントでは「1人あたり15分しか時間がない」ように感じ、不安に駆られるとも。「恐怖をかきたてられる」と説明している。

    彼は2003年の『ミスティック・リバー』と2008年の『ミルク』で2回アカデミー主演男優賞を受賞している。そのときには授賞式に出席した。「授賞式には2回行ったけれど、受賞できて本当に安心した。そのために多くの人が一生懸命頑張ったのだから」と回想すると「ああいうものには政治的な駆け引きがある」。オスカーの舞台裏をちらりと暴露した。

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    2003年の授賞式で。ショーン・ペン(Sean Penn)、シャーリーズ・セロン(Charlize Theron)

    ペンは今回欠席することを『ワン・バト』の共演者たちには事前に報告、その方が自分の「精神衛生上いいから」と説明したという。ちなみに授賞式当日はウクライナのキーウを訪問、ゼレンスキー大統領と対談していたという。単に欠席するだけでなく、自らの政治的立場を表明するため、ウクライナまで遠征していたペン。ハリウッドきってのリアル反逆児であることが証明されたといえそう。

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