2026年6月6日、6月7日に神奈川県・横浜アリーナにて、『学園アイドルマスター』(以下、『学マス』)のライブイベント“学園アイドルマスター The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL”が開催された。
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3月に行われた“初星音楽祭”ぶりとなるキャストライブ。先日行われた“H.I.F選抜試験(セレクション)”とは同じH.I.Fの名を冠するが、何か関連性があるのかなども気になるところ。本稿では、そんなHatsuboshi IDOL FESTIVAL、1日目の模様をお届けしよう。出演者(敬称略)
長月あおい(花海咲季役)小鹿なお(月村手毬役)飯田ヒカル(藤田ことね役)七瀬つむぎ(有村麻央役)花岩香奈(葛城リーリヤ役)伊藤舞音(倉本千奈役)川村玲奈(篠澤広役)湊みや(紫雲清夏役)薄井友里(姫崎莉波役)、松田彩音(花海佑芽役)春咲暖(秦谷美鈴役)陽高真白(十王星南役)天音ゆかり(雨夜燕役)既存STEP3楽曲が全披露! “H.I.F”仕様な『古今東西ちょちょいのちょい』や『初』など、情緒を揺さぶられるセットリストに泣く この日の関東は20度を超える夏日。しかし“アツさ”であれば、横浜アリーナに集まったプロデューサー(『アイドルマスター』シリーズのファンのこと)も負けてはいない。開演前から会場に流れる『Boom Boom Pow』や『アイヴイ』の音に合わせてコンサートライトを振って準備万端な様子。
恒例の協賛コールが終わった後は、初星学園の学園長・十王邦夫(声:大塚明夫さん)による挨拶。「学園生活、楽しんでおるかのー?」と、学園長が問いかけると会場からは元気な挨拶が。
そして続いて恒例の根緒亜紗里先生(声:古賀葵さん)による諸注意の連絡……と思いきや、いままで前説では立ち絵のみだったあさり先生がまさかの3Dモデルでモニタに登場! 身振り手振りをつけつつ、諸注意と激励を会場中のプロデューサーへと送っていた。
ふたりの「開演じゃ!(です!)」の声とともに、Hatsuboshi IDOL FESTIVALの1日目が幕を開ける。Overtureは先日の選抜試験とは違ったテイストの、テクノポップな雰囲気のものに。アイドルたちがモニタに表示されるたび、客席からは歓声が上がる。
最後に日付とそれぞれのアイドルカラーを彩った星、そして巨大なH.I.Fの文字が表示され──ステージには、幾条ものスポットライトに照らされて立つ湊さんの姿が。開幕となる1曲目は、清夏の前に進む覚悟を歌った楽曲
『Love & Joy』だ。
足の動きが映えるSTEP3衣装を身にまとった湊さんによるキレのあるダンスはもちろんのこと、清夏の持つ意志の強さを歌うような、感情のこもった歌唱が心に響く。そんな激しさと強さは感じながらも、最後のアウトロに乗せたダンスは笑顔で、楽しそうな表情のまま締めていたのが印象的。清夏の持つ思いと愛、ステージに向ける楽しさ。どちらも感じられるようなパフォーマンスだった。


続く2曲目は莉波の『36℃ U・B・U』。薄井さんがいたずらっぽい笑顔で莉波の「キミからアプローチを待っています」といういじらしい気持ちを歌う。
こちらはステージの意匠がとても凝らされており、なんと壇上には(この曲の相手役である“キミ”らしき黒い影とともに)ベンチが備え付けられていた。曲の途中には、薄井さんがベンチに座りながら“キミ”の頭を撫でるという振り付けも。その様子はモニターに正面から映し出されており、まるで自分が撫でられているかの映像に会場からは歓声が上がった。
「クラップー!」の呼び声で弾けるような音が会場を包み、いっぱいいっぱいの気持ちで本音を打ち明けるラスサビへ。莉波の持つ愛とかわいさを全身で表現した薄井さんのステージに、会場のボルテージも一気に上がる。

曲が終わり、暗転が開けた後、ステージの上に背を向けて立っていたのは長月さん。歌うのはもちろん、咲季の『Wildest Flower』だ。
何回だって立ち向かう、どれだけ傷ついても鮮やかに咲きほこる。そんな咲季が持つ不屈の感情を込めつつ、ときに激しく、ときに可憐に長月さんがステージを歌い踊る。サビ前にはキックも披露するなど、激しいパフォーマンスも見事に披露。会場もその姿に応えるようコールを返し、激熱のパフォーマンスが展開された。


そんな燃え上がるステージに、「ぴんぽんぱんぽーん!」とかわいい声が。つぎはことねの『自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング』だと察した会場中のプロデューサーから、爆音の「うわー!」の声が漏れる。
ステージを駆け回りながら、会場全体を焚きつける飯田さんに対し、プロデューサーたちは最大音量の「しゅき!」でコール! 飯田さんが歌う「しゅき!」には、輝くようなオレンジとイエローの光で応答! 会場全体が一体となる、ライブの楽しさが詰まったようなステージに。

ソロ曲の流れが続くかと思いきや、5曲目はなんと『学マス』2周年記念楽曲の『ガラクタロード』! 燕のSTEP1衣装を着る天音さんと、それぞれ担当するアイドルのSTEP3衣装を着るキャスト陣。新しい衣装に身を包んだ全員揃っての歌唱だ。
全体楽曲ながらもソロパートやセリフ調のパートが多く、それぞれの個性が光るようなステージに。先ほど酷使した喉を再度動かし、プロデューサーたちもステージ上へ声援を送る。


最初のブロックが大盛り上がりのまま終わり、キャスト陣がそれぞれの担当アイドルらしいセリフとともに自己紹介。STEP4の展開を思い出すかのようなセリフに、思わず涙が零れそうになるプロデューサーも多かったのではないだろうか。
挨拶の中で「覚悟を決めてきました!」と声を張り上げた方が。それは、きれいに伸ばしていた長髪をばっさりと切り、麻央のSTEP3衣装に合わせた髪型の七瀬さん。髪への思い入れはラジオやライブMCなどさまざまなな場所で語られていたので、本当に覚悟を背負って行ったであろうことは想像に難くない。会場からも驚きの声が上がっていた。
その後、川村さんが本公演を“Day2”と間違えるなど、ほっこりするような場面もありつつ全員の挨拶が終了。会場中のいたるところから声援を集めたり、配信やライブビューイング会場に挨拶したり、賑やかなMCが続く。新たな衣装も回りながら披露し、最後は『ガラクタロード』の“メ組のメ!”で締め。
そんな賑やかなMCを引き継ぐよう、つぎなる楽曲は
『ミラクルナナウ (゚∀゚) !』。 初ツアーの“初恋”メンバーである七瀬さん、川村さん、湊さんの3人が、幸せな奇跡の一瞬を歌う。コールも激しい盛り上がる1曲だ。
“広の運転する車に振り回されるシーン”を再現したような動きなど、MVを思い起こさせるような振り付けも。視覚も声も賑やかな、熱気渦巻くステージが展開された。


続いては同じく初ツアー“初陣”メンバーである松田さん、春咲さん、陽高さんによる『ENDLESS DANCE』。映えるダンスと安定した歌声で楽曲を彩る陽高さん、蠱惑的な妖しい歌声と動きで楽曲の世界観をより高めていく春咲さん、ふたりとはまた違う元気で明るい歌声で楽曲の魅力を引き上げる松田さん。三者三様のよさが輝くステージに。

「暴れる準備はいいか!」と、会場に檄を飛ばしながら現れたのは天音さん。披露するのはもちろん燕の『理論武装して』。歌の安定感はさることながら、すばらしいのはやはり感情の込めかた。こぶしをきかせながら、がなりながら、燕が持つ激情を歌声に乗せて会場を圧倒していく。
そうした力強い歌唱を見せながらも、楽しくてしかたないような笑顔を見せながら会場を見渡す天音さんの表情に、思わず心を掴まれてしまうような感覚に。燕らしさもありながら、しっかりと天音さん自身の魅力も伝わるステージとなった。



続いては広と千奈によるユニット、ゆめぱしーの『みちなるひろがる』。不安定な音が続く難しいこの楽曲を、川村さんと伊藤さんが見事に歌い上げる。顔を見合わせたり、触れ合ったり、お互いを呼び合って歩き回ったり、広と千奈の果てない友情を演出するかのようなパフォーマンスで会場を盛り上げる。お揃いの衣装ではなく、それぞれ違うSTEP3衣装を身に着けての披露なのも新鮮だった。


ステージに雨のような青い光が満ち、それが開けると、壇上にはRe;IRISの衣装に身を包んだ長月さん、小鹿さん、飯田さんの姿が。披露されたのは『雨上がりのアイリス』。“初星コミュ”で3人が演じるアイドルがH.I.Fユニット部門を勝ち上がった楽曲だ。
この楽曲は、それぞれの歌唱パートではないときの動きが特徴的。会場に手を振ったり、ソロパートを担当するひとりを見つめたり、各個人の思いや姿勢を感じるような振り付けが素敵な1曲だ。始まりから終わりまで、3人のすばらしい一体感を味わえるステージとなっていた。




続いてはMCへ。伊藤さん、陽高さん、松田さん、湊さんがさきほど披露した楽曲の感想を語る。『みちなるひろがる』について、違う衣装での披露ながらも、「いつもより目が合う回数が多かった」と笑う伊藤さん。『ENDLESS DANCE』の自分が好きな振り付けやがんばって身に着けたダンスについて語る松田さん。本日のトップバッターを務めた湊さんは、昨年の1st periodでトップバッターだった花岩さんのすごさを改めて感じられたと語っていた。
MCが終わり、「信じて、見つけるから」の声とともに壇上に立ったのは、自身も麻央と同じ髪型へと揃えた七瀬さん。堂々とした目線で真正面を見据えながら、ステージの中央──“0番”へと立ち、真紅の衣装をまといながら、麻央の
『見て』を披露。抜群の表情から放たれる、感情のこもったセリフパートには思わず鳥肌が。
壇上に映し出される4カードが、壇上に立つ七瀬さんの姿へと変わる。そんな世界観を彩るステージ上のすばらしい演出も、七瀬さんのパフォーマンスを後押しする。王子様らしい表情とおちゃめなウインク。そして最後には覚悟を決めるような表情へ。ゲーム内で語られた“プリンス麻央レヴォリューション”を感じさせるような、七瀬さんだけの魅力で会場を包み込んだ。

続いて披露されたのは、清夏とリーリヤによるユニット、REVERSIの『ときめきエモーション』。同じ夢を見て、同じ場所へと駆け出したふたりの思いを、体の動きと歌唱でステージ上の湊さんと花岩さんが表現する。フォーメーションも印象的で、とくにお互いを見合う動きには、胸をグッと掴まれるような思いに。
最後にはお互いのアイドルカラーのコンサートライトを出して上へと掲げ、会場中の“エモーション”を揺れ動かして締め。ステージに立つふたりに、会場からは大きな拍手が送られた。


『ときめきエモーション』でしっとりとした雰囲気になった会場へ響いたつぎなる楽曲は、千奈の『空と約束』。もちろん歌うのは伊藤さん。……だが、もはや歌うというよりも“演じる”と表現するほうが適当かもしれないと、そう感じられるようなステージだった。
千奈が持つ“一番星”への憧れ。自分と向き合い、助けられるだけではなく、誰かを助けたいという強い思い。そんな数多の感情を感じられるような歌唱と表情、振り付けの数々に気付けば涙が零れそうになる。伊藤さんがこれまで数々の楽曲で披露してきた、抜群の表現力に魅せられる。そんなステージとなっていた。


そんな涙腺へと追い打ちをかけるよう、披露されたのは『桜フォトグラフ』。ステージに立つのは、千奈を支える次期生徒会メンバーである佑芽、広、美鈴を演じる松田さん、川村さん、春咲さん。
フレームを掲げるような振り付けを見せる春咲さんの振り付けは、1年2組の送ってきた、賑やかで笑顔溢れる日常を思い起こすかのよう。これまでの日々を慈しむかのような川村さん、つぎへのスタートを見据えるような明るさがある松田さん。それぞれの歌声からも多くのものを感じられるステージに、会場からも静かで力強い拍手が送られた。


そんな会場を、不死鳥の大いなる“翼”が包む。自らを苛烈なる炎に投じ、新生する姿を歌う星南の楽曲『赤裸々』を、万感の思いとともに陽高さんが披露する。
ステージの上段から降り、炎の燃え盛る様が映る下段モニタの横から、ゆっくりと上段へと昇っていき、そして上段に備え付けられた王座へ座る。星南のストーリーと楽曲の世界観を存分に披露するステージの構成も見事だが、やはり心に残ったのは陽高さんの激情。泣きそうな表情を見せながらの落ちサビから、一糸まとわぬ姿を見せる決意を歌う「生身を晒せ 今」の声。新生生徒会メンバーへのはなむけとも感じられるような、すばらしいパフォーマンスを会場へ届けていた。


続いて披露されたのは莉波と麻央のユニット“Ripple Sign”の『SUGAR FLAVOR』。それぞれのSTEP3衣装で登壇した薄井さん、七瀬さんの姿は、まるで王子様とお姫様のよう。そんなふたりが歌う、甘い大人の恋と愛。向かい合い、お互いの顔を撫でるような振り付けを披露した際は客席からも声が上がっていた。


そしてMCへ。壇上に立つのは長月さん、小鹿さん、飯田さん、薄井さん。Re;IRIS衣装の早着替えやこれまで歌ってきたステージとともに『雨上がりのアイリス』を振り返る小鹿さん、「泣きませんでしたよ!」と笑いつつステージの演出や自身の思いを語る七瀬さんと、それぞれが披露した楽曲の感想を語る。ちなみに先ほど披露された『SUGAR FLAVOR』では、向き合っているタイミングで七瀬さんが薄井さんにウインクを送っていたとのこと。まさかの報告に、会場も大いに沸いた。
続いての曲は
『Star-mine』。“初星コミュ”時空で佑芽、美鈴、星南が結成したユニット“Begrazia”の楽曲を、漆黒の衣装をまとって松田さん、春咲さん、陽高さんが披露する。
陽高さん、春咲さんの伸びやかで美しい歌声に、元気で明るい松田さんの歌声が合流し、つぎつぎと撃ちあがっていく花火のように何度も違った展開を見せる『Star-mine』を、心の底から楽しそうに歌い上げる3人。鼓動の音とともに背を向け合って、空を見上げるような仕草で締める最後の姿は、思わず息を飲んでしまう迫力を感じた。


“和”な特殊イントロから披露されたのは、またも花火を歌う初夏のシーズン楽曲『冠菊』。歌唱メンバーは湊さん、小鹿さん、伊藤さんの3人だ。1番のサビ前から、小鹿さんの演歌のようなビブラートをかける、“和”の歌いかたにチューンナップされた歌声に度肝を抜かれる。ときめきと喧騒、祭りに浮かれた恋心を、歌声で見事に焼き付けた。


続いて会場へと響き渡ったのは、叩きつけるようなドラムの力強いサウンド。披露されたのは広の『サンフェーデッド』。シルエットを映し出す、ゲーム内MVを再現したモニター上の演出もさることながら、ステージの上を動き回る川村さんの姿からは劇中で表された広の持つ神秘性を感じざるを得ない。
ステージの光、コンサートライトの光、さまざまな光に焼かれてもなお褪せない強い“熱”。目を離せなくなるようなステージが展開された。


激しいロックサウンドとともに壇上へと現れたのは天音さん。3分30秒を刻むモニターの演出とともに披露されたのは、自分のプライドをぶち壊して新たな自分を再構成する燕の楽曲『三分半の創世』!
天音さんによる歌声の激しさもさることながら、なによりも体のキレがすさまじい。手足の激しい動きとキックで魅せたステージを「どうだ!」と見渡すような、キメの表情が印象的だった。


しかし世界を創り上げたのもつかの間。すべて飲み込むような、夜のベールが会場へ降りる。続いて披露されたのは美鈴の『VEIL』。激しい楽曲に合わせるような妖艶な動きと、余裕すら感じるような表情、そしてサビ中にこだまする笑い声。圧倒的強者──そんな感情を抱かざるを得ない、“強い”パフォーマンスが展開される。最後まで堂々たる表情で横浜アリーナを釘付けにした春咲さんへ、会場からは万雷の拍手が送られた。


そんな夜のベールに包まれた会場を、さらに塗り返すのは“結界”か。結界系アイドルと評されたリーリヤの楽曲『Atmosphere』を、杖のような装飾のほどこされたマイクを持って花岩さんが歌い上げる。
うまくいかない自分と弱さに向き合いながらも、先を向く思いを歌うこの曲を、強い思いを込めた歌声で表現。ラスサビではマイクをスタンドへ立て、両手を使ってのパフォーマンスに。この楽曲が持つ広がりをより感じられるようなパフォーマンスに、思わず声が漏れる。
力強く前を進む意志を歌うラスサビから、最後は一転してかわいく斜めにポーズをとる花岩さん。かわいくて、弱気で、でも意志が強くて、そんなリーリヤとこの楽曲が持つ魅力を存分に閉じ込めたステージとなっていた。


続くMCで、モニター上のタイマーに触れつつ「3分半で終わるかドキドキでした」と笑う天音さん。楽曲自体もとても難しく、歌い切るのがたいへんだったと語っていた。
そんな3分間で創り上げた世界を破壊するかのような……と、『VEIL』を披露した春咲さんに話題のバトンを渡したところ「あなたの後に歌いたい人はいないのよ!」と、天音さんの歌唱力を褒め称えるような言葉を返し、会場からも笑いが。
ほのぼのとしたMCが終わると、空気を塗り替えるようにシックなブラスの音が会場へ響く。大人の色香と強さを纏った初星学園3年1組の楽曲
『ナイワ』を七瀬さん、薄井さん、陽高さん、天音さんの4人で披露。ドレスや王子様のようなそれぞれの衣装も相まって、その大人っぽさは過去に披露されたとき以上のインパクトを与えてくる。
“勝ち目なんてない”。上級生が作ったそんな雰囲気を吹き飛ばすように「一体いつから」の声が会場へと響き渡る。手毬のSTEP3楽曲『一体いつから』を、長い髪を振り乱しながら激情とともに歌い上げるのは小鹿さんだ。張り裂けるような歌声と、手毬の書いたメッセージと思いを伝えるかのようなモニターの演出に心を打たれるステージに。
落ちサビでは後ろを向いた小鹿さんの目の前にあるモニターに、クラップとコンサートライトの光を送るプロデューサーたちの様子が映し出される。それを見て感極まったのか、少しばかり涙を抑えるような歌声になる小鹿さん。しかしそれでも歌うことは止めない。それどころか、そんな涙を抑えるような声すらも“歌”での表現として昇華させ、圧倒的なパフォーマンスで会場を魅せる。
曲の終わり、スタンドマイクを傾けながら、観客席へと笑顔で手を伸ばす小鹿さんに、会場は万雷の拍手で応えた。
続いて披露されたのは長月さん、飯田さん、花岩さんによる
『仮装狂騒曲』。ラップパート全開の騒がしい楽曲に、3人のちょっとクセのある声や歌いかたがよく似合う。難しい曲ながらも、安定感抜群の歌唱で笑顔とともに軽快なスリラーダンスで魅せ、会場中を狂おしいほどの高まりで包みこんだ。
賑やかな音楽が響き、壇上に立ったのは松田さん。披露したのは佑芽の『真っ白いページと水彩の主人公』だ。これまでの童話的な物語性を持った楽曲を全部包括していくかのような楽しい歌詞を、松田さんらしさ全開で歌い上げる。
この曲は、ページを開いて、“めでたし めでたし”へと向かうような、落ちサビとラスサビの流れが特に印象的だった。ゆっくりと光が現れるモニターの演出もさることながら、ゆっくりとページをめぐる松田さんの仕草が目を引いた。各アイドルのSTEP3楽曲の締め──物語の終わりを締めくくる、すばらしいステージに、会場からは大きな拍手が送られた。

そして会場に流れる潮騒の音。「おっ」と声を上げたプロデューサーたちに応えるよう、響き渡る「サマーマ!」の声。『学マス』ライブ最初期からのアガるサマーチューン『キミとセミブルー』を、薄井さん、天音さん、伊藤さんという“生徒会の母父娘(莉波、燕、千奈)”かのような3人で披露。
階段に座り込んで「お勉強不足~」と手を伸ばす振り付けには、会場からからも歓声が。おなじみの楽曲ながらもところどころ違った振り付けを交えつつ、会場を“夏”へと変えていき、24度の気温などどこ吹く風。それ以上の熱気が横浜アリーナを埋め尽くすようなパフォーマンスだった。



続くMCではキャスト陣全員が登壇。『赤裸々』の感想をうれしそうに語る陽高さん、自身の解釈を交えつつ『空と約束』について話す伊藤さんと、それぞれが披露した楽曲を振り返る。
「泣いてません」と言ったのは小鹿さん。リハーサルとは違い、プロデューサーとコンサートライトで満たされた会場をモニター越しに見たときの感情を語り、感謝を述べていた。
松田さんが緊張とともに披露したと『真っ白いページと水彩の主人公』を振り返り、最後の曲だと案内が。「まだまだ声出せますかー!?」の問いにプロデューサーたちが全開の声で応え、
『Campus mode!!』へ。
『学マス』の初年度からずっと披露され続けた楽曲であり、キャスト陣たちの動きにも余裕が見える。春咲さんだけが曲に合わせてターンを決めたりと、それぞれ違った振り付けで賑やかなこの楽曲を表現していく。
これまでの『アイドルマスター』を継承するかのような“バトン握って”の歌詞を担当するのは、1年半まで積み上げられた『学マス』のバトンを最後に握った燕役の天音さん。今後、このバトンをさらに握るアイドル(とキャスト)が現れるのかと思うと、胸が熱くなる思いだ。
そんな“2周年を超えたこれから”を感じさせてくれるよう「邁進nowです」と大声で歌う松田さん。最後まで大盛り上がりの『Campus mode!!』に、プロデューサーからも惜しみない拍手……と、「これだけじゃな足りない!」という思いを示すかのようなアンコールの声が送られた。


アンコールに応えたのは十王学園長。「満喫してくれたようでうれしいのう!」とプロデューサーたちの声へうれしそうな反応を返し、最新情報へ。
なんと、2026年夏に渋谷サクラステージにて“学園アイドルマスターハツボシストア”がオープンすると発表が。こちらは本日からオンラインストアもプレオープンし、事前会員登録がスタートしているとのこと。
それ以外にはあたらしいぬいぐるみラインアップである“みてぬい”の登場や『ガラクタロード』や『SUGAR FLAVOR』の各種ガシャなど、いろいろな最新情報が発表された。
【#学マス2nd_HIF_DAY1】
学園アイドルマスター The 2nd Period
Hatsuboshi IDOL FESTIVAL
ご来場・ご視聴 ありがとうございました!明日のDAY2もお楽しみに🎶
📺本日のお知らせはこちらhttps://t.co/SPJKlEzCAn
配信視聴チケットも販売中‼https://t.co/YMOyEFDiAW pic.twitter.com/sbqZn8KxJx
— 学園アイドルマスター【公式】 (@gkmas_official) June 6, 2026
✨2026年夏 渋谷サクラステージ3Fにオープン決定✨
学園アイドルマスターのグッズを取り扱う「ハツボシストア」がオープンします!
このアカウントでは「ハツボシストア」公式として、ストアの最新情報を発信します!
本日より、「ハツボシストアオンライン」もプレオープン中!事前会員登録もスタート🎉 pic.twitter.com/BpSqPXApez— ハツボシストア 学園アイドルマスター【公式】 (@hatsuboshistore) June 6, 2026
【#学マス2nd_HIF】
//#みてぬい 第1弾が登場!🎉
\\特設サイトはこちら✨https://t.co/hAia9y0530
本日より受注開始です!
お見逃しなく👀#学マス2nd #学マス2nd_HIF_DAY1 pic.twitter.com/T9isFCgWfk— 学園アイドルマスター【公式】 (@gkmas_official) June 6, 2026
アンコール1曲目は、キャスト全員による『古今東西ちょちょいのちょい』。もちろんセリフパートは横浜アリーナだけの特別仕様! なんとそれぞれのSETP3楽曲の印象的な歌詞を引用する、これまでの楽しさや賑やかさとはまた違った“エモ”を刺激してくるようなパートに。ライブのタイトルにもなっている“H.I.F”らしさのあるアレンジで会場も大盛り上がり。

陽高さんによる「校歌斉唱」の声とともに披露されたのは、初星学園の校歌である『標』。アイドル科をキャスト陣も、プロデューサー科の生徒である観客席の誰彼も、全員で揃って校歌を歌う。
今回のソロパートを担当したのは花岩さん。かわいく歌声を刻みながらも、最後には伸びやかな声を披露。総喝采をその身に浴び、曲の最後を飾ってみせた。

最後のMCでは、キャスト陣が本公演を振り返る。周年ライブに初参戦したことをうれしそうに語る天音さん、迸る思いを早口で紡ぐ陽高さん、お祝いの拍手の音頭を取る春咲さん、MCはこれまで春咲さんに考えてもらっていたけど今回は自分でやれたうれしそうに語る松田さん……と、それぞれ違う形で、このライブについての感想や周年の思いを述べていた。
ライブ最後の曲は
『初』。こちらも『Campus mode!!』同様、幾度も歌われてきた『学マス』を象徴するような楽曲だ。変わらない夢を、空に手を伸ばしてつかみ取る。サービスが始まって2年以上が経過しても、この曲の持つ歌詞の強さは変わらない。
そしてキャスト陣全員が会場中に挨拶を送り、盛大な拍手で見送られて退場していった。
もちろんアイドルたちが去った後は、学園長とあさり先生が音頭を取っての一丁締め。願いを込めた音が会場中へと響き渡り、Hatsuboshi IDOL FESTIVALの1日目は終了となった。
“学園アイドルマスター The 2nd Period Hatsuboshi IDOL FESTIVAL”Day1セットリスト(※敬称略)01. Love & Joy(湊みや)02. 36℃ U・B・U(薄井友里)03. Wildest Flower(長月あおい)04. 自己肯定感爆上げ↑↑しゅきしゅきソング(飯田ヒカル)05. ガラクタロード(初星学園)06. ミラクルナナウ (゚∀゚) !(七瀬つむぎ、湊みや、川村玲奈)07.ENDLESS DANCE(松田彩音、春咲暖、陽高真白)08. 理論武装して(天音ゆかり)09. みちなるひろがる(ゆめぱしー:伊藤舞音、川村玲奈)10. 雨上がりのアイリス(Re;IRIS:長月あおい、小鹿なお、飯田ヒカル)11. 見て(七瀬つむぎ)12. ときめきエモーション(REVERSI:花岩香奈、湊みや)13. 空と約束(伊藤舞音)14. 桜フォトグラフ(川村玲奈、松田彩音、春咲暖)15. 赤裸々(陽高真白)16. SUGAR FLAVOR(Ripple Sign:七瀬つむぎ)17. Star-mine(Begrazia:松田彩音、春咲暖、陽高真白)18. 冠菊(小鹿なお、伊藤舞音、湊みや)19. サンフェーデッド(川村玲奈)20. 三分半の創世(天音ゆかり)21. VEIL(春咲暖)22. Atmosphere(花岩香奈)23. ナイワ(七瀬つむぎ、薄井友里、陽高真白、天音ゆかり)24. 一体いつから(小鹿なお)25. 仮装狂騒曲(長月あおい、飯田ヒカル、花岩香奈)26. 真っ白いページと水彩の主人公(松田彩音)27. キミとセミブルー(伊藤舞音、薄井友里、天音ゆかり)28. Campus mode!!(初星学園)EN01. 古今東西ちょちょいのちょい!(初星学園)EN02. 標(初星学園)EN03. 初(初星学園)前へ次へ
