ハイドサイン(HIDESIGN)は2026年6月5日(土)、東京大学の情報学環・福武ホールで研究プロジェクト「ハイドサイン オープン ラボ 02(HIDESIGN OPEN LAB_02)」を発表した。

    ワークウェアの新たな可能性を探る ハイドサイン 2026-27年秋冬コレクション - ワークウェアとテクノロジーの融合|写真2

    ハイドサインは、ワークウェアをベースに機能的な衣服のあり方を探求するブランド。今回発表された「ハイドサイン オープン ラボ 02」では、ファン付きウェアの操作性向上や循環型のものづくりなど、働く人々の快適性を支える新たなアイデアを披露した。

    服そのものがスイッチになる「ファブリックインターフェイス」 ハイドサイン 2026-27年秋冬コレクション - ワークウェアとテクノロジーの融合|写真9

    今回は、ワークウェアの多様な環境で働く人々を支える機能性と、新たな衣服の可能性を探った。中でも注目は、衣服を操作デバイスとして活用する「ファブリックインターフェイス」の研究だ。

    ハイドサイン 2026-27年秋冬コレクション - ワークウェアとテクノロジーの融合|写真3

    近年、夏場の作業現場ではファン付きベストやジャケットが欠かせない存在となっているが、風量調整のたびにスイッチを取り出す必要があることが課題だった。そこでハイドサインは、電気を通す刺繍糸を用いた刺繍型のインターフェイスを開発。ウェアに触れるだけでファンを操作できる仕組みを提案した。

    ファン付きウェアをより自然な見た目に ハイドサイン 2026-27年秋冬コレクション - ワークウェアとテクノロジーの融合|写真6

    さらに、ファン付きウェアの構造に関する研究も発表した。一般的なファン付きウェアは、ファンの存在が外から見えたり、使用時に服全体が大きく膨らんだりすることがある。そこでハイドサインは、ファンを衣服の内側に組み込む新たな構造を考案。あわせて、ウェアが過度に膨らまない素材を採用することで、快適性を確保しながら自然なシルエットを維持できるよう工夫している。

    循環型のものづくりも提案 ハイドサイン 2026-27年秋冬コレクション - ワークウェアとテクノロジーの融合|写真5

    このほか、循環型のものづくりを目指す「クローズドループソリューション」も紹介。再生ポリエステル100%で製作した衣服を被験者に一定回数以上着用してもらい、その後回収。回収した衣服を再び繊維へと再生するほか、同じ製品として生まれ変わらせる「ガーメント トゥ セイム ガーメント(Garment to same garment)」の実現に向けたプロジェクトを進めている。

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