東京都古書籍商業協同組合は、古書店の開業を目指す方や現役古書店主を対象とした「東京古書組合 加入説明会」を2026年6月27日に東京・神保町で開催します。現役古書店主3名が登壇し、仕入れルートの確保や相場判断、組合ネットワークの活用法など、古書ビジネスの実務について実体験を交えて紹介します。

    【チラシ】東京古書組合加入説明会_20260627

    【チラシ】東京古書組合加入説明会_20260627

    空前のレトロブームとインバウンド需要、SNSによる個人発信の普及を背景に、「古本屋として独立したい」という声がかつてなく高まっています。

    しかし、夢を抱いて開業にこぎつけても、安定した仕入れルートの確保や正確な市場価値の把握ができず、志半ばで廃業を余儀なくされるケースが後を絶ちません。

    そこで東京古書組合は、開業を目指す未経験者および既に開業しているものの、経営に行き詰まりを感じている古書店主を対象とした「東京古書組合 加入説明会」を開催することとなりました。

    登壇するのは、無店舗型・店舗型それぞれのスタイルで第一線に立ち続ける現役店主3名。

    「組合に入れば本当に売上は変わるのか」「会費以上の価値をどう引き出すか」「一人でやっていくことの限界とは何か」 ――

    古書ビジネスのリアルを、包み隠さず語ります。なお、東京古書組合への加入は古書店としての独立開業が前提となっています。

    ■ なぜ今、この講座なのか

    古本屋への参入障壁は、一見低く見えます。古物商許可証を取得し、在庫を仕入れ、ネットに出品すれば、形の上では「古本屋」を名乗れます。

    しかしそれで食べていけるかどうかは、まったく別の話です。

    個人が独力で越えられない壁は主に二つあります。

    一つは「仕入れ」です。質の高い古書を安定的に、かつ適正価格で仕入れるルートを個人で開拓することは極めて困難です。

    もう一つは「情報」です。古書の市場価値は専門知識と経験の蓄積がなければ正確に判断できません。相場を見誤れば、利益どころか損失を生み続けることになります。

    東京古書組合はこの二つの壁を、組合というインフラで解決します。本講座ではその具体的な中身を、現役店主が実体験をもとに余すところなく公開します。

    ■ 講座の主な内容

    1. 圧倒的な仕入れ力の確保

    国内最大規模の古書交換会(オークション)への参加資格と、そこでの実践的な立ち回り方。個人では絶対に入れない仕入れの世界を初公開します。

    2. 「日本の古本屋」を使い倒す

    国内最大級の古書検索サイトへの出店による効率的なEC展開と在庫管理。組合加盟だからこそ使えるこのプラットフォームの活用術を解説します。

    3. プロ同士のネットワークが命綱になる

    相場観や真贋判定、突然の大量買取案件への対応 ―― 一人では解決できない場面で、組合のネットワークがどう機能するかをリアルに語ります。

    4. 「組合加盟店」という信頼の看板

    買取依頼の現場で顧客が感じる安心感の違い。個人店と組合加盟店では、初対面の信頼度に明確な差があります。

    ■ 登壇者プロフィール

    【司会・進行】小野 純一氏(盛林堂書房・店主)

    1981年生まれ。東京都出身。盛林堂書房2代目店主。2004年に祖父の急逝により盛林堂書房を引き継ぐ。2012年よりミステリ・SFを中心とした同人誌の出版をはじめ、2026年現在約120タイトルを刊行。店舗販売を中心に神田古本まつりなどの古書即売会にも参加。

    【ゲスト】芳賀 健治氏(古本うさぎ書林・店主)

    映画や美術などの古書をメインに扱う古本うさぎ書林店主。ブックオフせどりをきっかけに副業で古本販売をスタートし、2005年40歳の時に古書組合に加盟して以後は本業とする。

    年間14回の古本催事とネット販売を中心に活動。

    【ゲスト】宮地 健太郎氏(古書ほうろう・店主)

    店は東大と不忍池に挟まれた台東区池之端。開業は1998年(文京区千駄木にて)、東京古書組合への加入は2018年。未加入の期間が長かった経験を踏まえ、組合加入によって生じた変化やメリットについて具体的な事例を交えながら紹介する予定。

    【ゲスト】加勢 理枝(ほん吉・店主)

    古書店で四年修行後2008年下北沢で開業。店舗販売を軸に、即売会、通信販売も行います。仕入は、店頭及び出張によるお客さまからの買取と市場。南部支部経営員、中央市会会員

    ■ 開催概要

    日時 :2026年6月27日(土)14:00~17:00(受付開始 13:30)

    会場 :東京古書会館 7階(東京都千代田区神田小川町3-22)

    対象 :古本屋の開業を検討中の方、現役古書店主、古物商許可証保有者 など

    定員 :先着50名(※定員に達し次第、受付を終了いたします)

    参加費:1,000円(※当日、受付にて現金でお支払いください)

    <お申込み方法>

    本説明会は事前申し込み制となります。参加をご希望の方は、下記の専用応募フォームより必要事項をご入力の上、お申し込みください。

    【専用応募フォームURL】

    https://www.kosho.ne.jp/setumei2026/index.html

    ■ 東京古書組合について

    1920年設立。日本最大級の古書店組織として、文化遺産である古書の保存と流通を長年にわたり支えてきました。東京・神保町の「東京古書会館」を拠点に、古書交換会の運営、一般・古本マニア向け即売会の開催、そして国内最大級の古書販売サイト「日本の古本屋」の運営を手がけています。

    本プレスリリースに掲載の情報は発表時点のものです。予告なく変更となる場合がございます。

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