米HBOが贈る『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』のシーズン3では、原作小説でも屈指の惨劇として知られる「ガレットの海戦」がついに映像化される。ショーランナーのライアン・コンダルが「テレビ史上最も狂気じみた回」と語るこのエピソードは、壮絶な海戦とドラゴン戦を融合させたシリーズ最大級の戦闘シーンになるようだ。

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    「これほど巨大で野心的なものに本気で挑めるのはHBOだけ」

    シーズン3では、ターガリエン家の内戦「竜の舞踏」の中でも特に壮絶な戦いとして知られる「ガレットの海戦」が描かれる。原作者であるジョージ・R・R・マーティンはこの戦いについて、「これが勝利だというのなら、二度と勝利を味わいたくない」と表現しており、その凄惨さを象徴する一節として知られている。

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    シーズン3はアクション面でシリーズ最大規模になるとされており、レイニラ・ターガリエン率いる黒装派が支配してきた重要な海上交易路“ガレット”で繰り広げられる大海戦が、その幕開けを飾る。コンダルは、このエピソードについて「恐らくテレビ史上最も狂気じみたエピソードです」と語っている。

    撮影は2025年5月にイギリスのリーブスデン・スタジオで行われ、セットはシリーズでも前例のない規模となった。コアリーズ・ヴェラリオンの旗艦の巨大セットは、海の揺れを再現する特殊な機械式ジンバルの上に建造され、さらに地面を深く掘り下げた巨大トレンチの中に設置。その周囲をブルースクリーンが取り囲んだ。

    さらに後日には、1分間に約1000リットルもの水を流し込む巨大ウォータータンクも建設され、水上での撮影も実施された。また、ドラゴンの騎乗シーンには巨大な可動式リグが使用され、ジェイス役のハリー・コレットやベイラ役のベサニー・アントニアは激しく揺れる装置の上で撮影に挑んだ。

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    コンダルによると、シーズン3ではほかにも大規模な戦闘が描かれるが、「ガレットの海戦」は特別な存在だという。「大きな出来事がほかにもありますし、この規模には及ばないけれど、『ゲーム・オブ・スローンズ』級の大きな戦闘も2、3個あります。ただ、ガレットは物語への影響が特別なんです。あの戦い以降は世界そのものが変わり、勢力図も大きく動きます」と説明している。

    これまで作中で“最強の海軍”として語られてきたヴェラリオン艦隊だが、今回ついに本格的な海戦が描かれる。アリン役のアブバカー・サリムは、ヴェラリオン艦隊について「非常に統率が取れていて古代ローマ軍のようです」と表現。一方、敵となる“三頭政治”の海賊軍については「極めて残忍で執拗な戦術を使います」と語った。

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    シーズン3で最大の脅威となるのが、三頭政治艦隊を率いるシャラコ・ロハール提督だ。演じるアビゲイル・ソーンは、このキャラクターを「白鯨」のエイハブ船長になぞらえ、「彼女にとってコアリーズは“白い鯨”です。何があっても彼を殺そうとします」と説明している。

    壮絶な剣戟シーンに向けて数ヵ月訓練を積んだアビゲイルに対し、コアリーズ役のスティーヴ・トゥーサントは「彼女は本当に激しい。スピード感がすごいし、戦い方がまるでバレエのように美しいんです」と称賛した。

    コンダルは、このエピソードについて「4年間追い続けてきた夢でした」ともコメント。「ファンがどう受け取るかは分かりませんが、これほど巨大で野心的なものを実際に作り上げたこと自体が大きな挑戦でした。こんな規模に本気で挑めるのは、今の時代ではHBOだけだと思います」と自信をのぞかせている。

    ガレットの海戦に注目したい『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン3は、U-NEXTにて6月22日(月)に配信開始。シーズン1~2は配信中。(海外ドラマNAVI)

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