初夏の風が心地よい季節となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか。 毎月お届けしている「Artisanの毎月の5選記事」ですが、5月分の公開が遅れてしまい申し訳ありません。本日は、少し遅れてのご案内となりますが、5月に公開された素晴らしい記事の数々をご紹介いたします。
5月は、Artisanにとって非常に大きな節目となる月でした。まずは、その新しいニュースからお届けさせてください。
【お知らせ】新生「Artisan」が始動いたしました
2026年5月13日、「Artisan」は fashion tech news 内のコンテンツから独立し、新たなプラットフォームとしてリニューアルいたしました。
これまで私たちは、日本各地の工房を訪ね、職人の皆さんの背景にある思想や技術を丁寧に紐解いてきました。今回のリニューアルは、その歩みをさらに加速させ、メディアとしての役割を大きく拡張するための再定義です。
私たちが新たに掲げたビジョンは、工芸の「出口」を開拓すること。「伝える」役割から一歩踏み出し、工芸と現代のライフスタイルを接続し、新たな「価値を生み出す」存在を目指してまいります。
新しくなったサイトと、私たちのこれからの展望については、ぜひ以下の記事をご覧ください。
📝今月のまとめ読み① 尺八は、僕の「声」そのものだった—— 藤原道山が40年連れ添う相棒との出会い【前編】
尺八演奏家の藤原道山さんが、40年近く向き合ってきた尺八との関係を語ります。音が出なかった幼少期の原体験から、師である山本邦山との出会いを経て、尺八を自身の「声」として捉えるに至った深い演奏観に迫る連載の前編です。
② 公務員志望から富岡の養蚕農家へ、浅井広大が「五感で蚕を飼う」道を選んだ理由とは?
青年海外協力隊などを経て、富岡市に移住し養蚕農家となった浅井広大さん。公務員志望だった彼がなぜ養蚕の道を選んだのか。独自の視点で「五感で蚕を飼う」日々と、そこにある哲学を紐解きます。
③ 大漁を祝う染物を現代へ——鴨川萬祝染 鈴染、4代目の挑戦
江戸時代、漁師の大漁を祝う晴れ着として作られていた「萬祝(まいわい)」。木綿生地に縁起柄を鮮やかに染め上げるその伝統技術を継承しながら、現代のファッションアイテムとしても展開し、新たな価値を生み出す鈴染4代目の挑戦に迫ります。
④ 土木業界から転身した自由な人形師 小副川太郎が描く新たな博多人形像
土木業界から人形師へと異色の転身を遂げた小副川太郎さん。全工程を一人で担う伝統技法を大切に守りながらも、写実的な表現にとらわれず、雅楽の面などから着想を得た独特のデフォルメ表現で、これまでにない博多人形の魅力を提示しています。
⑤ 記憶を生かすということ 時代着物、その先にある時間へ(岡本レーナ)
役目を終え、「着られないもの」として静かに消えゆく時代着物。そこにある高度な技術や美意識を「過去のもの」として終わらせず、「時間を超えて存在し続けるアート」として再構築しようと試みる岡本レーナさんの活動の原動力と想いをお届けします。
おわりに
リニューアルという新たなスタートを切った「Artisan」。これからも、手仕事の奥深さやつくり手たちの熱量を、より一層力強く皆様にお届けしてまいります。
新しくなったプラットフォームでも、ぜひお気に入りの物語や「相棒」となるような工芸との出会いを楽しんでいただければ幸いです。
