“キング・オブ・ポップ”ことマイケル・ジャクソンの、“伝説のアーティスト”としてのはじまりを捉えた映画『Michael/マイケル』(6月12日公開)。本作のイベント「スペシャルキッズダンスセッション」が5月31日に東京都内で行われ、プロフィギュアスケーターの浅田真央とGENERATIONSの中務裕太が登壇。マイケルの代表曲「今夜はビート・イット(Beat It)」に合わせて、総勢172名の子どもたちと一緒に躍動感あふれるダンスを繰り広げた。
「今夜はビート・イット」に合わせてダンスを繰り広げた
史上最も売れたアルバム「スリラー」を生み出し、ムーンウォークをはじめとした画期的なダンスで、いまなお世界中のアーティストに影響を与え続けているマイケル・ジャクソン。本作では、「ジャクソン5」の一員としてその才能を見いだされた幼少期から、世界最高のアーティストとして駆け上がっていく軌跡。そしてその裏側にあった、ひとりの人間としての葛藤や孤独。その両面を、圧倒的臨場感と共に描く。
浅田真央、氷上のムーンウォークにも意欲!
浅田はゴールドに輝くシューズ、中務もスパンコールがあしらわれた衣装を身につけるなど、マイケルをイメージしたスタイルで登場したこの日。浅田は「海外の大スターといえば、マイケル・ジャクソン」と切り出し、「音楽がそこまで詳しくないんですが、いつかマイケル・ジャクソンの音楽で滑ってみたいとずっと思い続けていたものの、やはりすごいダンサーの方なので。使えずにいまに至ります」と照れ笑い。マイケルの代名詞として知られるムーンウォークやターンも、氷の上でやってみたいと意欲をのぞかせていた。
GENERATIONSの中務裕太、マイケルは「神」
一方の中務は、マイケルについて「神ですよね」と尊敬しきり。「生きている間に会いたかった。いま一番会いたい人と言われたら、マイケル・ジャクソンと即答できるくらい。大尊敬しています」と熱を込め、「小学校の時にダンスを始めたんですが、そのころも『Jam』で何回も踊りました。思い出に残っています」とマイケルのダンスが身体に刻まれている様子だ。
ムーンウォークも披露!
浅田は映画を鑑賞して、マイケルへのリスペクトを深めたという。「妥協しないところが、印象に残りました」と刺激を受けたと話すと、中務は「マイケルって、イヤモニを付けないんですよね。付けずに、大きなスタジアムで1mmもズレずにダンスをする。音を感じて、音を大事にしている感覚がステキだなと。僕はダンサーですが、マイケルを見ていると学ぶところがたくさんある」とアーティストとしても、常に背中を押してくれるような存在だと語る。ステージで中務は、ムーンウォークを実演して会場を沸かせる場面もあった。
浅田真央と中務裕太、ジャファー・ジャクソンの熱演に驚き!
本作では、製作を『ボヘミアン・ラプソディ』(18)のグレアム・キング、監督を『トレーニング デイ』(01)、「イコライザー」シリーズのアントワーン・フークアが担い、マイケルの実の甥であるジャファー・ジャクソンが主演を務めた。
浅田は「マイケルが、自分自身を演じているみたい。“マイケルがいる”と感じるほど、再現度がすごく高い」とジャファーの熱演に、マイケル降臨を感じたと吐露。「今夜はビート・イット」の練習をするシーンでは「僕の知り合いのダンサーが出ていた」と裏話を明かした中務も、「DNAってすごいなと思いました」とジャファーの熱演に目を丸くしながら、「マイケルをリスペクトしながら、お芝居をしていると感じました。後半はお芝居というか、舞い降りてきていた。あれには感動しました」としみじみ。「足から血が出るまで、練習したらしいです。すばらしいです」と2年のトレーニングをしてマイケルを演じたジャファーの情熱に、感嘆の声をあげていた。
中務裕太が実演を交えて、ダンスのアドバイス
この日は、浅田と中務がキッズと一緒にダンスに取り組んだ。子どもたちにダンスのポイントを教示することになると、中務はリズムを口ずさみながら実際に身体を動かし、「マイケルってキレがあるように見えて、めっちゃ脱力しているんです。手とか、力が抜けている。リラックスしながらやるのがポイント」、さらに「ターンはしっかりと決める」と音楽を感じることが大事だと伝授。キッズと一緒になってレッスンを受けた浅田は、「勉強になりました!力を抜いてやります」と意気込んでいた。
【写真を見る】中務裕太&浅田真央、迫力のダンスを披露!
本番では、まずは子どもたちだけでダンス。その後、浅田と中務も子どもたちの熱気に包まれるようにダンスに合流し、「今夜はビート・イット(Beat It)」のビートに乗せて息の合ったダンスを見せた。踊り終えて、キッズダンサーたちに惜しみない拍手を送った2人。浅田は「これだけたくさんのダンサーの皆さんと、陸で踊ることはなかったので」と茶目っ気たっぷりの笑顔をのぞかせながら、「マイケル・ジャクソンさんを感じながら、踊ることができました」と充実感たっぷり。中務は「浅田さんと一緒に踊らせていただくのも、なかなかないこと。すごく光栄でした。みんなもすばらしかったです」と頑張りを称えていた。
取材・文/成田おり枝
