
ムシンサ提供(c)news1
【05月31日 KOREA WAVE】韓国のファッションプラットフォーム、ムシンサが2026年1~3月期として過去最高の実績を記録した。オフライン店舗の拡大とグローバル事業の成長が重なり、売り上げと収益性がともに改善した。輸出額も前年同期比で約12倍以上急増し、「Kファッション輸出企業」としての存在感を高めた。
ムシンサは27日の公示で、2026年1~3月期の連結財務諸表基準の売上高が前年同期比24.1%増の3636億ウォン(約400億円)だったと明らかにした。同期間の営業利益は190億ウォン(約20億9000万円)で、2025年1~3月期より8.2%増えた。ファッション業界の閑散期にも2桁の売り上げ成長を続け、堅調な黒字基調を維持した。
ムシンサ側は「グローバルな地政学的リスクに伴う原材料費上昇と物流費引き上げの負担の中でも、積極的な供給網管理戦略で利益創出力を守った」と説明した。積極的なオフライン拠点拡大とグローバル事業の成長、オンラインとオフラインを結びつけたマーケティング戦略が実績改善を導いたとみられる。
個別財務諸表基準でも成長が確認された。2026年1~3月期の個別基準売上高は前年同期比約25%増の3350億ウォン(約368億5000万円)だった。個別基準の営業利益は275億ウォン(約30億2500万円)で、2025年1~3月期より45.5%増加した。売上高の伸び率を上回る営業利益成長率を記録し、収益性拡大の流れも続いた。
ただ、個別基準では1~3月期に80億ウォン(約8億8000万円)の当期純損失が発生した。これは償還転換優先株(RCPS)を負債として認識する会計方針により、利息費用が帳簿上反映された影響で、実際の現金流出はなかったというのが会社側の説明だ。
ムシンサは1~3月期、ムシンサストアをはじめ、29CM、ムシンサ・エンプティ、ムシンサ・グローバルなど主要オンラインプラットフォームで取引額を拡大した。同時に明洞や聖水など主要商圏を中心にオフライン接点を広げ、収益性を引き上げた。1~3月期の売り上げ構成は、手数料売り上げ40.3%、製品売り上げ32.4%、商品売り上げ22.5%だった。
オフライン事業の拡大も実績成長を支えた。ムシンサは2026年1~3月、ワングローブ、スターフィールドビレッジ雲井、現代百貨店木洞、新世界プレミアムアウトレット坡州の4カ所にムシンサスタンダードの新店舗を開いた。同期間のムシンサスタンダードのオフライン総売上高は前年同期比約86%増加し、全国店舗の来店客数は約923万人で、1年前より約98%増えた。
3月に中国・上海に「ムシンサスタンダード上海新世界新環中心店」を開いたムシンサは、弘大、蚕室、明洞、聖水、狎鴎亭など主要商圏にもカテゴリー別のオフライン店舗を相次いで開き、オンライン・オフライン統合マーケティングを強化した。グローバル事業では、KファッションとKビューティー需要の拡大により、ムシンサ・グローバルストアの1~3月期取引額が前年同期比48%以上増加した。明洞、西面、聖水、漢南、弘大の5つのロードショップにおける外国人顧客の売上比率は約44%だった。
輸出実績が大幅に増えた点も目を引く。2026年1~3月期のムシンサの輸出額は約153億ウォン(約16億8300万円)で、前年同期比約11.9倍に増加した。四半期売上高全体に占める輸出の比率も、2025年1~3月期の0.44%から2026年1~3月期は4.2%に上昇した。韓国国内プラットフォームを超え、海外市場でKファッションブランドの販路を広げる輸出企業としての役割が本格化しているとの評価だ。
ムシンサ関係者は「2026年1~3月期は、新たに披露したオフライン空間が顧客の反応の中で定着し、それを活用した多様なマーケティング戦略が実質的な実績拡大に直結した非常に意味のある期間だった」とし、「今後も入店ブランドのグローバル成長を全面的に支援し、オンラインとオフラインの境界を崩す革新的なファッションショッピング体験を提供するため最善を尽くす」と述べた。
最近、ムシンサは2019年の広告論争が再び注目されて一度波紋を呼んだが、改めて公開謝罪して収拾に乗り出し、グローバル事業の成果を前面に「Kファッション輸出企業」としての地位を広げている。
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