2026年5月30日

    PCから投稿

    鑑賞方法:映画館

    自分は、かなり高齢だと思う。それでも、ラジオで流れるSUPER BEAVERの歌にまっすぐな、人としてまっすぐな言葉に心をとらわれることがあった。映画館へ来たきっかけは、あまりよく知らないが、SUPER BEAVERってなんなんだろうというものだった。

    館内は、思っているより人が入っていた。にわかな自分がその中にいることが恥ずかしい気持ちで上映が始まった。しばらくして、涙がでていた。彼らの歌は、恋愛、失恋、夢、希望なんかじゃない。歌はなんの飾りっけもない生きざまで、その生きざまは、歌が届く範囲の人たちのことで、その人たち(“あなた”)の中に自分もいた。気が付くと、あちこちで鼻をするる音がしていた。彼らの歌から感じたことは違うかもしれないけれど、自分だけじゃないんだなと思った。
    ドキュメンタリーのテーマは、SUPER BEAVERが活動20年を迎えて、バンド結成から変わったのか変わらないのかというものだが、にわかな私にはどちらでもいい。バンドが、”あなた”に焦点をあてたところから(変わる変わらないでなく)伸びていったらしい。テーマの変わった変わらないの結論は途中で放棄されてるのだが、まっすぐに一生懸命生きていたいということを全編通して感じた。
    このDOCUMENTARYを中学生の音楽の授業として取り上げてほしいと思う。国語の授業でもいい。彼らは20年の活動を通して変わったのか、変わらなかったのか。彼らの歌は、何を伝えているのか。感想文の回答は、さまざまだろうけど心を揺さぶる映像と音楽なので生徒、学生も悩むことなく筆は進むだろう。これをきっかけに、国語や音楽の授業の目的が理解できればいいと思う。
    自分が、このDOCUMENTARYで心を揺さぶられた理由は、若いころに感じていた、今も感じている、もやもやを言語化(歌化)し、なおかつ美化せずにまっすぐに一生懸命に歌おうとする彼らの生きざまなんだろうなと思う。年齢を追うごとに、まっすぐで、一生懸命であることに心が動く。

    この映画の解釈はこれで、あっているのかな。感動したことは、確かでこの感動をなんとか伝えたいというのは、本当だ。ほかのレビュアーも星5だから、見た人はみんな感動を伝えたくなるんだと思う。

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