「おはしを正しくもつ」「自分で歯を磨く」「整理整頓をする」「ありがとうを伝える」…など、小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを紹介した書籍『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』が発売された。

    「小学校入学準備にぴったり」「生活の基本でありながら、これまでどう教えればいいのかわからなかったので助かる」「一生使える知識やマナーが学べる」など多くの口コミが寄せられている。

    本書では、生活のきほんや言葉づかい、心の守り方、学校での過ごし方まで子どもたちの毎日に欠かせないテーマを幅広く網羅している。本記事では、その中から親が教えておくべきおやくそくを紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)


    「育ちがいい人」の親が“主体性”よりも重視していた、たった1つのことPhoto: Adobe Stock



    スマホに夢中になった中学生の末路

    「6年間見ていると、結局、生活習慣の差がそのまま出るんですよね」

    こんな話を、ある中高一貫校の校長先生から聞いた。

    入学時点では、全員が中学受験を経験しているため、みんなそれなりに勉強もできるそうだ。


    だが、6年間でかなり差が開くという。

    その原因のひとつが、“スマホ”だ。


    校長先生が印象に残っている生徒の話をしてくれた。

    中1の頃は、成績も上位。受け答えもしっかりしていて、先生たちの評判もよかったそうだ。

    だが、周りのみんなが持っているからという理由で、中学2年生のときにスマホを持ち始めてから少しずつ変わった。


    ベッドで動画を見続ける。LINEが気になって寝るのが遅くなる。勉強中も数分ごとにスマホを見る。

    すると、徐々に授業中ぼーっとすることが増えたという。

    成績もじわじわ下がっていき、高校を卒業するまでなかなか挽回できなかったそうだ。


    一方で、高校卒業まで安定して伸びる子の家庭ほど、

    スマホを“子ども任せ”にしていないことが多いという。

    「夜はリビングで充電する」「食事中は触らない」「休日もダラダラ見続けない」

    そんなルールが、小さい頃から家庭の中でルールとして存在する。


    校長先生が最後にこう言っていた。

    「今の子って、“暇”があると、全部スマホで埋めちゃうんですよ。でも、本来は、その暇な時間にさまざまなことを考えたり、本を読んだり、人と話したりしていたんです。そして何より勉強に集中できなくなってしまうことは、とても問題があります」


    スマホは、大人でも時間を奪われる。

    だからこそ、「スマホとうまく付き合える子ども」の親ほど、“自由に持たせること”より先に、

    「どう使うか」を小さい頃から繰り返し教えているのかもしれない。



    スマートフォンをつかう時間を守ろう

    小学校入学前後に知っておきたい93のおやくそくを学べる本『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』には、「スマートフォンやタブレットをつかう時間を守ろう」という項目がある。


    「育ちがいい人」の親が“主体性”よりも重視していた、たった1つのこと『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用

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    ① スマートフォンを つかう じかんを きめよう。

    ② タイマーを セットして じかんに なったら おわりにする。

    ③ やくそくした じかんを まもった じぶんを ほめよう。

    ④ スマートフォンの ほかにも たのしいことは あるよ。

    (『まいにちがたのしくなるおやくそく できるかな?』より引用)


    「スマホを長く見すぎない」「通知にすぐ反応しない」「暇つぶしを全部スマホにしない」

    そんな感覚を、家庭のなかで少しずつ身につけさせることが大切なのかもしれない。


    主体性とは、「好きにさせること」ではない。

    誘惑があっても、自分で生活を崩さない力のことなのだろう。

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