あんステ、劇団『ドラマティカ』の特別公演のうち「Oz’s wish」を見てきました。
▼▼前作感想▼▼
■劇団『ドラマティカ』SPECIAL ACT「Oz’s wish」とは
劇団『ドラマティカ』とは、『あんさんぶるスターズ!!』に登場するキャラクター・日々樹 渉が主催する演劇サークルの公演を舞台化する“もうひとつの『あんスタ!!』舞台化プロジェクト”。 2021年よりACT1~4をシリーズ作品として展開してきた。
SPECIAL ACTとなる今作の演目は〈逆先夏目プロデュース〉によるもので、「Oz’s wish」は『オズの魔法使い』を題材としたストーリー。今作には逆先夏目(木津つばさ)、日々樹 渉(安井一真)、乱 凪砂(松田 岳)、真白友也(宮崎 湧)、蓮巳敬人(梶田拓希)、氷鷹北斗(山本一慶)がキャストに名を連ねている。
https://spice.eplus.jp/articles/344779■ストーリー
どんな願いも叶えることで知られる魔法使い・オズ。
その力を求めて、日々多くの人々が彼のもとを訪れる。
突然、見知らぬ国に飛ばされてしまったドロシーも、その一人。
故郷へ帰りたいという一心で、さまざまな願いを持つ仲間たちとともに、オズに会いにやってきた。
しかし、オズが何の見返りも求めず、人々のためにその全能の力を使っていることを知ったドロシーは、願いを叶えてもらうからにはオズにも何かお返しがしたいと言い張る。
全能の力を持つがゆえに、自分の願いや心を見失った魔法使い。
果たして行き着く先は?
https://dramatica-stage.jp/introduction/■会場・座席
東京公演の会場は池袋のあうるすぽっとこと豊島区立舞台芸術交流センター<座席表>。
2.5次元舞台で時々使用されているのは見聞きしていましたが、自分が見る作品が該当したの初めて。
2007年にオープンした劇場で、どこにあるんだろうと思ったら私がサンシャイン劇場に行く時に使う、東池袋駅からサンシャイン方面に向かうルート上にあるビルの中で、駅から屋内直結ではないけどかなりアクセスしやすかったです。
300席で小さい箱ですが段差があって見やすく(公共の箱ってこの辺りちゃんとしてるのになぜ営利企業にはできないのか)、ロビーもコンパクトだけど座れる場所も割とあって、なかなかいい感じでした。
<観劇回>
2026年3月21日(土) 12:00 K列2*番
■感想
脚本はACT4から引き続き今回も浅井さやかさん、演出は氷鷹北斗を演じる山本一慶さん。
原作ゲーム『あんさんぶるスターズ!!』10周年を祝う大型イベント、あんスタ10thフェスの一環としての公演で、池袋全体で色々イベントをやっているので街全体を会場とした文化祭の中で演劇公演をやってる、みたいなイメージかもしれません。
本当は「お願いアラジン!ランプこすって!」とセットで見るべきなのでしょうが、先行当初あまり観劇モチベーションが高くなくてゲーム先行を逃していたら、結局取れたのがオズの方だけでした。
なのでこの企画のテーマや意図を十分理解できたかというとちょっと自信はないのですが、罪滅ぼしの自己犠牲を続ける孤独な大魔法使いオズ(中身:逆先夏目)の設定だったり、オズに願いを叶えてもらいたい、その閉ざされた扉をこじ開けるべくドロシー(中身:蓮巳敬人)が掲げるポリシー「諦めが悪くて何が悪い」の蓮巳敬人っぽさだったり、端々にドラマティカの上位にあるあんスタの要素、元のキャラクターらしさを感じさせる作りになっているのは面白かったし、浅井さん、一慶さん体制になってからあまりにも元の原作との関係性が薄い内容ではなくなったのも良かったと思う。
一方で、私がそもそもドラマティカという企画について、エーステみたいに元のキャラクター(あんスタ上のキャラクター)としてのエピソードを前半やった上で、その話に絡めたような劇中劇を後半にやる構成にした方がいいのでは?と思っていて。
客入れ・客出しアナウンス、カーテンコールで元のキャラクターとして挨拶する瞬間があるものの、役者さんはボイスキャストとは違うから、エーステでもそうなんだけど劇中劇で元のキャラらしさを保つことにはそもそも無理がある。
それはキャラクターの表現が下手ということではなく、劇中劇の方の役柄を上手くやればやるほど、その間に挟まれた元のキャラを覗かせるのが難しいから。
観劇当初ではなく、これを書いている5月時点の感想になってしまうのですが、Knightsの10周年感謝祭企画で公開された音声ドラマを聴くと、キャラクターのまま役を演じるってこういうことだよなー!というのを強く感じてしまったのもあり、劇中劇オンリーで行くより元のキャラとしての姿をもう少し見せたら劇中劇ともシームレスになるし、観劇体験としてももっと満足度が高い気がしました(そうじゃない、今のままがいいと思う方も当然いるでしょうけども)
なので、当て書きに近い役柄を振られている夏目や敬人あたりはいいとして、やたらブリキの人形のぎこちない動きが上手い凪砂はそれは中の人がっくんの器用さやコメディセンスなのでは…という感じがしたし(それはそれとしてあの動きは本当にすごい)、北斗のトトは北斗がやってるにしてはさすがに可愛すぎないかという気はしてしまいました。
■観劇グルメ
公演が12時からで少し小腹を満たしておきたくて、池袋西武にできたブノワ・二アンのカフェが10時からやってるので行ってみました。
あんスタ10周年イベの期間中だったからかドラマティカ観劇じゃないのだろうけどあんスタグッズや痛バッグを持ってる子たちもちらほら。
ベルギー本店メニューから着想を得たエクレールサレというクロワッサン生地にサンドされたサラダみたいなメニューにしてみたのですが想像の2倍くらいのサイズ感だったのでかなりお腹いっぱいに。
ハイブランドエリアの一角にある小さいカフェスペースなので、開店すぐはすぐ入れましたが日中は混みそうな気がします。
■作品情報
劇団『ドラマティカ』SPECIAL ACT「Oz’s wish」
日程・会場
2026年3月12日(木)〜29日(日)
東京都 あうるすぽっと
2026年4月3日(金)〜12日(日)
兵庫県 AiiA 2.5 Theater Kobe
上演時間
約55分(途中休憩なし)
キャスト
オズ役:逆先夏目 木津つばさ
かかし役:日々樹 渉 安井一真
ブリキ役:乱 凪砂 松田 岳
ライオン役:真白友也 宮崎 湧
ドロシー役:蓮巳敬人 梶田拓希
トト役:氷鷹北斗 山本一慶
クリエイティブ
脚本・音楽・作詞:浅井さやか(One on One)
演出:山本一慶
振付:井餘田 修
美術:乘峯雅寛
照明:鈴木健司 関口夏奈(ルポ)
音響:遠藤宏志(アコルト)
映像:O-beron inc.
衣裳:農本美希(エレメンツ,アッシュ)
ヘアメイク:車谷 結
特殊造形:林屋陽二
演出助手:千代麻央
歌唱指導:カサノボー晃
編曲(「Oz’s wish」):関向弥生
舞台監督:澤 麗奈 澤根菜摘実(obbligato)
アンダースタディ:河村薫平
宣伝美術:syla
宣伝写真:本永創太 石川絢也
WEB制作:村上 凜 片山莉緒(EAST END CREATIVE)
協賛:ローソンチケット
主催:劇団『ドラマティカ』製作委員会
