
500回目の定期公演で交響曲第9番を奏でるオーケストラ・アンサンブル金沢=県立音楽堂で
オーケストラ・アンサンブル金沢(OEK)の500回目の定期公演が23日、金沢市の県立音楽堂コンサートホールであった。人類愛を歌ったベートーベンの交響曲第9番を高らかに鳴り響かせ、節目の公演を力強く祝福した。
独唱に同市出身の経塚(つねづか)果林さん(ソプラノ)、石田滉(きらら)さん(メゾソプラノ)、工藤和真さん(テノール)、池内響さん(バリトン)を迎え、合唱団とともに、OEKアーティスティック・リーダー広上淳一さんの指揮で演奏。フィナーレでは、高速なテンポと爆発的な合唱で、満席の会場を歓喜の渦に巻き込んだ。
演奏後、広上さんは「ベートーベンには『まだ俺の曲をやるのか』と言われそうだが、やってみるとやっぱりいいね。北陸の皆さまのためのOEKであり、これからも音楽で愛を届け続けたい」と語った。
池辺晋一郎さん作曲の交響詩「豊穣(ほうじょう)の道−薩摩琵琶(さつまびわ)、篳篥(ひちりき)とオーケストラのための」もあり、薩摩琵琶奏者の久保田晶子さん、篳篥奏者の中村仁美さんとともに壮大なハーモニーを響かせた。(小室亜希子)
