【写真】織田裕二演じる昭和型刑事・郡司孝介

     本作は、ある事件をきっかけに車椅子生活を余儀なくされてしまった元捜査一課の刑事と、ASD(自閉スペクトラム症)で人との関わりが苦手な財務捜査官がひょんなことからタッグを組み、不思議な友情を育みながら事件の真相へと迫っていくヒューマンミステリー。

     織田裕二が演じるのは、「現場100回」が信条の昭和型刑事・郡司孝介。「捜査一課のエース」と呼ばれ、検挙数も問題を起こした数もぶっちぎりだったが、ある事件で容疑者にナイフで刺され、所轄の生活安全課へ異動。今では車椅子生活を余儀なくされている。

     織田とは初共演となる小野花梨が演じるのは、ASD(自閉スペクトラム症)のある警視庁捜査二課・財務捜査官の阿久都華瑠(あくつ・かる)。一度見たものを全て記憶できる天才的な頭脳を備えているものの、決まった予定以外への対応が難しく、これまではひとりのデスクワークを得意としてきた。郡司のサポート役に抜てきされたことで、否応なく現場へと駆り出されることになり、華瑠自身に変化が。そしてその変化は、次第に郡司をも変えていくことになる。

     ある大物政治家の娘が殺害され、遺体は真っ赤に染まった白いドレスをまとい、口にはテープが…。凄惨な手口は3年前に“死んだはずだった”連続殺人鬼のものと酷似。3年前の事件と同一人物の犯行と考えた捜査本部の管理官によって、元捜査一課の刑事・郡司孝介(織田)が呼び戻されるところから物語はスタートする。

     捜査一課刑事たちの猛反発を受けながらも捜査に復帰した郡司は、たまたま出会っていた捜査二課の財務捜査官・阿久都華瑠(小野)を「サポート役にしてほしい」と依頼。ASD(自閉スペクトラム症)のため、人との関わりを苦手とする華瑠にとって郡司は“最悪の相性”だったが、共に捜査をしていくうち、2人の関係、そしてそれぞれの感情にも変化が…。独自の視点で捜査を進める2人は、やがて衝撃の事実にたどり着く。

    <織田裕二 コメント>

    以前に『シッコウ!!~犬と私と執行官~』でお世話になったプロデューサーに再び声をかけていただけたことが何よりうれしかったですが、【車椅子の刑事】と【ASD(自閉スペクトラム症)の捜査官】のコンビという設定を最初に聞いた時には、「かなり挑戦的な作品だな」と感じました。
    しかし多様性の時代と言われる今、こういった凸凹コンビが普通に警察にいるかもしれないと感じさせてくれる作品です。楽しい作品でありつつ、ところどころシニカルな笑いもあって、「なるほどな」と感じさせられることも多いのではないかなと思います。
    実際に車椅子に乗って撮影に臨んでみると、車椅子駐車スペースに置かれた「専用ポール」をどかす手間や、砂利道での前輪の引っかかり、古い建物の床の傾きで勝手に車椅子が動いてしまうことなど、日常のささいな「壁」にたくさん気づかされる毎日でした。真夏のロケだったのですが、炎天下にいると、車椅子のフレーム(金属部分)が熱くなって持てなくなるという苦労もあり、夏の車椅子利用の厳しさも痛感しました。車椅子エピソードに関しては、どんどん出てくるくらいいろいろなことを感じた日々でしたね。
    これまでにはちょっと見たことがないような、それでいて「ほお」と感心したり「くすっ」と笑えたりしながら、切なくも「ああ良い話だな」と思ってもらえるような、そんな楽しいドラマができました。ぜひご覧ください。

    <小野花梨 コメント>

    織田裕二さんの相棒役をやらせていただけるということで、最初は恐れ多い気持ちもありましたが、台本に描かれていた2人の「凸凹コンビならではの愛らしさ」に惹かれ、撮影を心待ちにしていました。
    織田さんと初めて共演させていただきましたが、過酷なロケでも現場を明るく引っ張ってくださる姿を見てますます尊敬しました。
    ASD (自閉スペクトラム症)のある人物を演じるということで、当事者の方やそのご家族の方とお話しする機会を作っていただき、プロデューサー陣や監督と微調整を重ねながら華瑠さんを作っていきました。
    愛らしい凸凹コンビが繰り広げるドタバタ事件劇になっていますので、くすっと笑いながら皆さんにも楽しんでいただけるのではないかなと思っております。事件の真相はもちろんですが、徐々に深まっていく2人の絆とコンビネーションにも注目していただけるとうれしいです。

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