(CNN) 2026年のカンヌ国際映画祭の見どころに関する議論は、これまで主に二つの点に集中してきた。公式選出作品からハリウッド作品が欠けていること、そしてフランスが舞台となった米人気ドラマ「ホワイト・ロータス 諸事情だらけのリゾートホテル」のシーズン4だ。
今年、フランスのリビエラで開催されるこの由緒ある映画祭は、2025年にプレミア上映された「ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング」のような作品群より、多少なりとも国際色豊かなものとなるだろう。そこで主役を張るのはペドロ・アルモドバル、ニコラス・ウィンディング・レフン、濱口竜介といった欧州やアジアの監督たちだ。最高賞パルムドールを競う22作品のうち、米国人監督の作品はわずか2作品。ラミ・マレック主演のアイラ・サックス監督作「The Man I Love」と、スカーレット・ヨハンソン、アダム・ドライバー、マイルズ・テラー出演のジェームズ・グレイ監督作「Paper Tiger」のみだ。

ケイト・ブランシェットがサラ・バートンの手掛けるジバンシィを着用/Lyvans Boolaky/Getty Images
レッドカーペットでは、こうした変化にスターたちが反応しているのかもしれない。従来の華やかさよりも、個性的で奇抜なスタイルが主流になりつつあるからだ。ボディーラインを強調するドレスやチュールのドレスが溢(あふ)れる中で、ひときわ目を引く着こなしを見せる多才なファッションアイコンがルース・ネッガだ。彼女はこれまで、オートクチュールのフリンジ付きディオールのスリップドレスからアミのタキシードスーツまで、実に多彩なルックを着こなしてきた。

魅惑的なサンローランのドレスを着用するルース・ネッガ/Mike Marsland/WireImage/Getty Images
今年、監督デビュー作「Propeller One-Way Night Coach」でカンヌに帰ってきたジョン・トラボルタは、様々なベレー帽姿で登場した。長年俳優としてレッドカーペットに登場してきたトラボルタは、「監督役を演じてみたかった」とCNNに語った。ハリウッドを代表するこの俳優は、リサーチの結果、「昔ながらの監督はベレー帽をかぶっていた。それで、自分もそうしようと思った」と明かした。

監督としてカンヌのデビューを飾ったジョン・トラボルタはベレー帽をコーディネート/Andreas Rentz/Getty Images
もちろん映画祭のイベントと並行して、テレビ脚本家兼俳優のマイク・ホワイトが手掛けるHBOのドラマシリーズ「ホワイト・ロータス」のシーズン4の撮影も行われている。このドラマは超富裕層の生活を風刺したもので、今回はカンヌ国際映画祭が舞台となっている。ただ出演者たちが歴史あるレッドカーペットにどれほど近づけるかは、まだ分からない。
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原文タイトル:Dua Lipa, Bella Hadid and John Travolta’s beret: Must-see looks from the Cannes Film Festival so far(抄訳)
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