5月29日に公開される『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』の特別予告が公開された。

     本作は、2000年代にテレビ放送されて以降、ファンから根強く愛され続けている『モノノ怪』の完全新作劇場版・三部作の完結編。謎の男・薬売りが、人の情念や怨念が取り憑いたモノノ怪によって引き起こされる怪異を鎮めるため、諸国を巡る物語である。

     三部作は2024年に始動。第1作『劇場版モノノ怪 唐傘』はロングラン上映を記録し、2025年3月に公開された第二章『火鼠』とともに、カナダ・ファンタジア国際映画祭にて長編アニメーション部門の観客賞を2作連続で受賞した。

     第三章では、大奥内で永きにわたり隠されてきた“最大の秘密”に迫る。大奥誕生の陰にあった真実、そして時を超えて交錯する情念が描かれ、その真実を薬売りが見据えた時、大奥を根底から揺るがすシリーズ最恐のモノノ怪が出現するという。

    『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』特別予告 -怪の巻-|5月29日(金)全国ロードショー

     公開されたPVでは、第一章『唐傘』、第二章『火鼠』、そして完結編となる第三章『蛇神』へとつながる大奥の因縁が映し出されている。華やかな世界の奥底に潜む違和感、閉ざされた空間に満ちていく不穏な気配、そして人の情念から生まれたモノノ怪が襲いかかる戦慄が、シリーズを貫く要素として際立つ映像となっている。

     第一章では、個を捨て、集団のルールに染まることを強いられた新人女中たちが、第二章では、世を統べる天子の世継ぎを巡る家柄同士の謀略と衝突に翻弄される御中﨟たちの苦悩が描かれた。大奥の内側で女性たちが抱えてきた思いや抑圧、葛藤は、やがてモノノ怪を生み出すほどの情念へと変わっていく。

     そして第三章では、大奥最高位の女性・御台所の幸子(CV:種﨑敦美)に焦点が当てられる。「わたしもこれ以外の生き方を知りません」「二人は、ひとつなのだと信じたかった」という台詞からは、大奥という閉ざされた世界の中、望みと現実のはざまで苦しむ幸子の切実な思いがにじむ。天子と溝呂木北斗の過去、大奥誕生に深く関わる天局の存在、そして「御水様」信仰に隠された謎が交錯するなか、これまで積み重ねられてきた大奥の“歪み”が、最恐のモノノ怪・蛇神へとつながっていくことが示唆される。

     また、幸子の部屋で退魔の剣を構える薬売りなどの新規カットも織り交ぜられている。第一章、第二章で描かれてきた大奥の物語が『蛇神』でいかなる結末を迎えるのか。

    ■公開情報
    『劇場版モノノ怪 第三章 蛇神』
    5月29日(金)全国公開
    キャスト:神谷浩史(薬売り役)、種﨑敦美(幸子役)、入野自由(天子役)、津田健次郎(溝呂木北斗役)、榊󠄀原良子(水光院役)、黒沢ともよ(アサ役)、日笠陽子(時田フキ役)、戸松遥(大友ボタン役)、梶裕貴(時田三郎丸役)、福山潤(嵯峨平基役)、細見大輔(坂下役)、チョー(時田良路役)、堀川りょう(藤巻役)、ゆかな(天局役)、平野文(常磐井役)、本多真梨子(カワ役)、竹本英史(溝呂木朔役)、沢城みゆき(三代目御台所役)
    総監督:中村健治
    監督:越田知明
    脚本:新八角
    キャラクターデザイン:永田狐子
    アニメーションキャラデザイン・総作画監督:高橋裕一
    美術設定:上遠野洋一
    美術監督:倉本章、斎藤陽子
    美術監修:倉橋隆
    色彩設計:辻󠄀田邦夫
    ビジュアルディレクター:泉津井陽一
    3D監督:白井賢一
    編集:西山茂
    音響監督:長崎行男
    音楽:岩崎琢
    プロデューサー:佐藤公章、成瀬晃一、加藤はるか、上松南菜子
    企画プロデュース:山本幸治
    主題歌:アイナ・ジ・エンド「No Epilogue」(avex trax)
    製作・配給:ツインエンジン
    制作:スタジオカフカ、EOTA
    ©ツインエンジン
    公式サイト:https://www.mononoke-movie.com/
    公式X(旧Twitter):https://twitter.com/anime_mononoke

    リアルサウンド映画部

    話題作のレビューやコラム、最新ニュース、興行成績分析、人気監督や役者へのインタビューまで、今観るべき映画やドラマ、アニメなどのヒントとなる記事をお届けします。

    リアルサウンド映画部の記事一覧はこちら

    Share.

    Comments are closed.