2026年5月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
映画としては凡作。本来なら星一つだが、スタッフの努力賞ということで星二つにした。ちなみに私の基準では劇場版パトレイバー第一作は星五、第二作は星四になっている。
もし仮にこの作品がweb配信やOVAなどの形態で提供されていれば星三が取れていただろう。ではなぜ取れなかったか?
その理由はたった一つ、映画として鑑賞できるクオリティをしていない、シリーズとして構成されていたものを無理矢理映画として公開したからの一点に尽きる。
映画として批判することはいくらでもできる。しかしそれはweb配信などで配信されていれば欠点足り得なかった部分が多い。例えば短い時間で初お披露目のキャラ達の為、キャラが立たない点。初めに無理矢理説明のための状況を差し挟まなければいけなかった点などだ。OVAのノリを維持するのもweb配信であればコアなファンしか観ないので許される範疇だっただろう。しかし、不特定の層が観に来る映画館という場にとっては意味不明なやりとりと多くの人は受け取っただろう。
こうなった原因は明白である。配給であるBandai Namco FilmworksがKPIや最終的な収益分岐点しか見ないで企画を立てるからだ。その為、ある程度の潜在顧客が期待できる過去の遺産の劣化コピーを量産することを思いついた。その犠牲となったのがサムライトルーパーであり魔神英雄伝ワタルだ。パトレイバーは言わずと知れた日本を代表する作品の一つだ。海外のアニメファンにも通用する名前だ。その名前を冠した作品なら映画にしても観客動員において最低でも損益分岐点を上回ると打算をした人物がいる。
結果、こういったゴミが平気でファンに投げつけられる。
内容について多少触れよう。
内容については文句のない仕上がりとなっている。キャラが立っていないが、元来話数を重ねてキャラが出てくる系統の作品の為、この点に関しては受け入れるほかない。二話は視点変更も少なく、多少ダレるが、三話はレイバーを使って怪獣映画撮影を行うなど新しいアイディアもある。過去の作品のセルフオマージュがくどい点を除けば、概ね良い出来と言って差し支えない内容である。「ただし」Web配信のシリーズものとして観るならという注意書きが付く。
映画として見た場合、パトレイバーを観たことのない方には全くお勧めできない。
私自身も次作は観ないと決めている。まとめてどこかで配信されるようになってようやく観る価値があるかないかといったレベルである。
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機動警察パトレイバー EZY File 1
