ベストセラー『「悩まない人」の考え方』著者の木下勝寿氏が「マーカー引きまくり! 絶対読むべき一冊」と絶賛する本がある。『スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』だ。著者の森武司氏は、採用に強い組織をつくるための「環境への投資」の重要性を説く。
今回、本書に深く共鳴した株式会社SDCs代表取締役・岡藤道雄氏に話を聞いた。飲食業では37ヵ月連続前年比超えを達成。現在は株式会社SDCsの代表として採用&キャリア支援・交流会運営・子ども食堂運営の3事業を展開する。年間3000人以上と向き合ってきた岡藤氏が語る、定着率と職場環境の深い関係とは。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)
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環境が、そこで働く人の性格をつくる
――「なかなか採用がうまくいかない」「せっかく採用しても辞めてしまう」という悩みは多くの経営者・管理職が抱えています。岡藤さんの目から見て、そういう会社に共通することはありますか?
岡藤道雄(以下、岡藤):採用・定着がうまくいかない会社は、職場環境が軽視されているケースが多い。私は転職支援の現場で日々求職者と向き合っているんですが、環境って、そこで働く人の性格そのものを変えてしまうんですよ。
職場環境が劣悪だと性格は絶対悪くなる。逆にいい職場だと、いい面が自然と出てくる。
だから面談を重ねていくと、その人の性格が見えてくるわけですが、「本当にそんな性格なのかな」と常に疑問を持っています。後から聞くと、前の職場環境が劣悪だったということが多い。環境が性格をつくるんです。
――環境が性格をつくるとなると、採用の前にまず職場環境を整えることが先決ということですね。
岡藤:そうです。どれだけ採用に力を入れても、入った後の環境が悪ければ人は変わってしまう。逆に言えば、環境さえ整えれば、人は自然といい方向に変わっていく。だから採用・定着に悩んでいる会社ほど、まず自分たちの職場環境を見直すべきだと思っています。
「ここで働く自分」をイメージさせられるか
――職場環境を整えるといっても、具体的にどこから手をつければいいのでしょうか。
岡藤:まずオフィスです。クライアントのオフィスを訪問することがよくあるんですが、資金力があって高層ビルの30~40階にオフィスを構えているところは、入った瞬間から雰囲気が全然違うんですよ。求職者がそこを訪れたとき、「ここで働く自分」を自然にイメージします。イメージした瞬間に、入りたいという気持ちが生まれるんです。
逆に、顧問として関わっている会社で、元々人が住んでいた建物を改装してオフィスにしているところがあります。駅から10分以上歩く。外見は普通の家。そこに求職者をお連れすると、会社の印象が下がってしまうかもしれないという感覚があるんです。だから採用面談は、駅近くの喫茶店で行うようにしています。
「いつでも来てほしい」と言えないオフィスは、採用において確実にハンデになっています。求職者の中には、オフィスの印象を見た時点で「ここは違うな」と判断し、面接に進む前に候補から外してしまうケースも少なくありません。
――スタートアップや中小企業には資金的な余裕がない場合も多いです。そういう会社はどうすればいいでしょうか。
岡藤:持ちビルじゃなくていいんですよ。レンタルオフィスでも、一等地にあれば見え方は全然違う。会社ってホームページと同じだと思っていて、外見で人の印象って大きく変わります。見えるところをちゃんとできない会社は、今後難しいだろうと思っています。
「ここで働いている自分が好き」がスタッフを変える
――実際に、環境を整えたことでスタッフの意識が変わった経験はありますか?
岡藤:飲食店を37ヵ月連続で前年比超えにしたときのことですが、そのお店はシンプルにおしゃれだったんです。だから休日に友達を連れてくるアルバイトが多かった。辞めた後もわざわざ顔を出しに来る子も多かった。
スターバックスで働いている人って、なんとなくかっこよく見えますよね。「ここで働いている自分が好き」という気持ちがスタッフの中に生まれると、勝手に宣伝してくれる人間になっていくんです。
人が採れない会社の「欠落的欠点」とは?
――採用・定着に悩む経営者・管理職へ、メッセージをお願いします。
岡藤:今日から無料でできることで言えば、掃除の徹底です。壁際に空き缶を1個置いたら翌日にはもう1個増えている。一度汚れると汚れが広がっていく。環境の乱れは文化の乱れに直結します。人が採れない会社の共通点は社内が汚く、掃除が徹底できていません。
自分のオフィスを誇りに思えない会社が、求職者に選ばれることはないと思っています。
ホームページという顔をしっかり整え、訪問したときの職場の雰囲気もいい。
その両方が揃ってはじめて「ここで働きたい」が生まれるんです。
採用・定着のヒントをもっと深く知りたいという方には、『スタートアップ芸人』が参考になるかもしれません。「人が辞めない会社をどうつくるか」というテーマに真正面から向き合った本で、仲間が辞めない組織をつくり上げてきた経験が具体的なエピソードとともに書かれています。
(本書は『スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』に関する書き下ろし特別投稿です。)
『スタートアップ芸人』には、再現性を徹底的に追求した「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義が凝縮。いますぐ行動に移せるよう、圧倒的な面白さと仕組み化・ノウハウ化が絶妙にチューニングされています。ぜひチェックしてみてください。
[著者]
森 武司(Takeshi Mori)
FIDIA(フィディア)株式会社代表取締役CEO
Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」受賞、経済産業省選定「地域未来牽引企業」。創業以来18年連続増収増益。
1977年、大阪生まれ。高校卒業後、NSC(吉本総合芸能学院)入学。4年間お笑い芸人として活動し、吉本若手の大会決勝で野性爆弾と戦うも30対0の大敗北で引退。ショックを受け、そのまま4年間ニートとなる。高校時代の仲間、芸人時代の仲間の激励で一念発起。家電量販店の販売員を経て、2005年、幼稚園から小中高と幼なじみで25年来の友達とわくわくエッサ有限会社を設立。貯金0円、高卒、4年間ニート生活、28歳まで実家暮らしなど、いわゆる「社会的弱者」から起業し、現在11事業で年商146億円まで伸ばしている。採用基準に「友達になれそうな人」を掲げ、新卒社員を1年で500名以上採用。化粧品、人材、広告、美容クリニック、アート、YouTubeなど関連のない11事業すべてを黒字化させた戦略に注目が集まっている。何も持たない負け組でも、仲間と起業して成功できる「仲間力アップ㊙️マニュアル」を再現性のある形で確立。幼稚園から40年来の友達が役員。本書が初の著書。
【FIDIA(フィディア)株式会社】HP https://fidia.jp/





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【著者からのメッセージ】
初公開!元芸人社長が明かす
仲間力アップ㊙️マニュアル
6大奥義とは?
貯金ゼロ、高卒、4年間のニート生活。
僕はいわゆる「社会的弱者」だった。
だが、「仲間力=仲間をつくる力」を身につけ、金なし、コネなし、学歴なしで起業。
2005年の創業以来、18年連続増収増益を達成し、年商146億円。
Financial Times「アジア太平洋地域急成長企業ランキング 未上場日本一」、「ベストベンチャー100」、経済産業省「地域未来牽引企業」などに選定された。
「仲間力」が強ければ、どんなビジネスでも成功する。これからの時代、「仲間力」はビジネススキルとして強力な武器となる。
この本では、元芸人社長である僕がどうやって「仲間力」を身につけていったか、「仲間力アップマル秘マニュアル」として初公開したい。
「仲間力アップマル秘マニュアル」の6大奥義を使えば、社員も顧客も取引先もみんな仲間になる。
この本は僕の初の著書だ。
僕らは今、本気で1兆円企業を目指しているが、ここまで会社を「仲間力」で成長させてきた秘密をこの本にすべて出し尽くすつもりだ。
出し惜しみは一切ない。ぜひ楽しみにしておいてほしい。
『スタートアップ芸人 ── お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』
【もくじ】
はじめに ── 貯金0円、4年間のニート生活でも人生は大逆転できる
★第1章 ── 芸人クビの引きこもりニート、会社をつくる
★第2章 ── タネと水で仲間を集める
★第3章 ── 仲間を見極める
★第4章 ── 仲間を成長させる
★第5章 ── 仲間との絆を深めるしくみ
★第6章 ── 顧客を仲間にする
★第7章 ── 取引先を仲間にする
おわりに
【ダイヤモンド社書籍編集部からのお知らせ】

『スタートアップ芸人 ―― お笑い芸人からニートになった僕が「仲間力」で年商146億円の会社をつくった話』
森 武司:著
判型/造本:四六型・並製、296ページ
ISBN:978-4-478-11853-5
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