映画館への来場促進と、映画文化のさらなる活性化を目指し、3000名を超える全国の映画館スタッフの投票によって「より多くのお客様に観てほしい作品」を選出する「第1回映画館大賞」。その授賞式およびスペシャル座談会が、5月12日に109シネマズプレミアム新宿にて開催された。
アンバサダーのLEOが、映画に背中を押された瞬間とは?
2025年に公開された作品の中から、映画館スタッフの投票で選ばれる「映画館大賞」[c]「映画館に行こう!」実行委員会
「第1回映画館大賞」の対象となるのは、2025年に劇場公開された988作品(再上映、ODS、1館のみの上映作品を除く)。100館以上の規模で上映された日本映画と外国映画、すべてのアニメ映画、2館以上の100館未満の規模で上映された実写作品から選ばれる「掘り出し映画部門」の計4部門に分類され、それぞれで1位になった作品のなかから大賞を選出。また、今年の4月以降に上映される作品のなかで映画館スタッフが期待を寄せる作品も、日本映画と外国映画それぞれで選出された。
記念すべき第1回の大賞に選ばれたのは、国内実写映画の記録を塗り替える社会現象級のヒットとなり、「日本映画部門」で第1位に輝いた李相日監督の『国宝』(公開中)。また「外国映画部門」の第1位には『ウィキッド ふたりの魔女』(24)が、「アニメ映画部門」の第1位には『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』(25)が、「掘り出し映画部門」の第1位には第98回アカデミー賞で史上最多の16部門にノミネートされた『罪人たち』(25)が選ばれることに。
第1回の大賞は『国宝』に! 李監督が喜びのスピーチ[c]「映画館に行こう!」実行委員会
大賞の受賞楯を受け取った李監督は「(映画を)届ける側の一員である方々と、映画を通じて連鎖し、良い循環を生めたのではないかと感じています」と感無量の面持ちでスピーチ。さらにアンバサダーを務めたLiLiCoから、多くの観客に愛された理由を訊かれると「日本の文化や歌舞伎の奥深さの再発見に繋がったことや、人がなんのために生きてなにに必死になるのかという人間ドラマを観客の皆さまが待っていたのではないかと感じています」と語り、同じくアンバサダーのLEO(BE:FIRST)から次回作の予定を訊ねられると「『国宝2』を作ります(笑)」と冗談を交え、会場の笑いを誘っていた。
授賞式の終盤、自身も映画館で勤務した経験があるLEOは「映画館で作品を観ることで“自分の人生の主人公は自分自身だ”と再確認できる瞬間が多々あります。練習生として頑張っていたころ、先生から『いまは音楽はいいからこの映画を観に行きなさい』と言われ、その映画を観て自分がやりたかったことを思い出してオーディションに向かったこともありました」と、映画に背中を押されたエピソードを披露。
“第2回”でもアンバサダーを務めたいとアピールしていたLiLiCo[c]「映画館に行こう!」実行委員会
またLiLiCoは「映画は一本の作品で人生の考え方やあり方を変える力があります。そして映画は“映画館で観るもの”だと私は思っています。自分の考えが変わったり、ひとつのセリフに助けられたり、ビタミンやパワーをもらえる“大きなボックス”のような場所。いまはなんでも自動で買える時代ですが、ぜひ窓口でチケットを買ったりして、人と繋がれる場所としての映画館を大切にしてほしいです」と熱い想いを語り、来年の「映画館大賞」開催への強い意気込みをあらわにした。
