©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社

     登壇者:黒島結菜、山﨑七海、細田佳央太、近藤 華、北川景子、瀬々敬久監督、湊かなえ(原作者)

     ベストセラー作家・湊かなえの集大成と評された傑作ミステリーを実写映画化した映画『未来』が、ついに全国公開。公開翌日の5月9日(土)にはTOHOシネマズ日比谷にて公開記念舞台挨拶が実施され、主演の黒島結菜、共演の山﨑七海、細田佳央太、近藤 華、北川景子、瀬々敬久監督、そして原作者の湊かなえが登壇した。

     撮影から1年半が経過し、念願の封切り。満員御礼の客席に向けて主人公・篠宮真唯子を演じた黒島は「撮影から考えると長かったと思いますが、『未来』という作品を通して時間を過ごす中で、映画が伝えたいことを自分自身も再確認する事が出来たので、とても良い1年半を過ごすことが出来ました。この作品を通して何か社会に役に立つことができたらいいなと思っています」と心境を述べた。

     劇場公開に先駆けて、横浜国際映画祭でのレッドカーペット参加などさまざまな様々なプロモーション活動が行われた。真唯子の教え子・佐伯章子役の山﨑は「横浜国際映画祭の衣装を決めようとした時に『あれ、公開まであと一週間!?』と気付いて、そこから照れとワクワクと緊張が走りました」と初々しい表情。

     秘密を抱えた少女に惹かれる高校生・樋口良太役の細田も、横浜国際映画祭での舞台挨拶に瀬々監督と共に登壇し、『未来』の魅力を伝えたばかり。本公開を迎えて「改めて自分が皆さんの中に混ざって作品を届ける場所をいただけているということで、今後も『未来』のために力添えしていきたいです」と改めて意気込んだ。

     ちなみに細田は撮影では近藤としか共演しておらず「今日ほとんどの皆様と初めましての挨拶をさせていただいた。現場では近藤さんと、あとは瀬々さんとしかお会いしていない」と明かすと、瀬々監督から「忘れるなよ!」とツッコミが飛び、北川が思わず爆笑する一幕もあった。

     ミステリアスな少女・森本真珠役の近藤は「私の役はネタバレになってしまう役でもあるので、映画を御覧になった方に私の役がどうだったのか、秘密みたいなものを皆さんと共有できたら嬉しいです」と笑顔で話した。

     章子の母・佐伯文乃役の北川は原作ファンでもあることから「映画を御覧になった湊先生が『原作の向こう側を見せてもらえた』とおっしゃっているのを聞いて、この上ない喜びというか、良かったと思いました。湊先生のファンの方にも同じように感じていただけるのではないか」と期待していた。

     一方、瀬々監督は本作について「湊さんの作品は多視点での物語が多く、今回も3つの場所から描かれている。それぞれが遠く離れてるけれども、繋がってるふうにしたかったし、誰かと離れていても繋がって問題を共有できたりしていくことが大事だという発想にもしたかった」と狙いを解説。

     湊は「小説で描いたものはお話の中の出来事ではなくて、全て実在することを物語として再構成したエピソードです。映画を観た方が自分の地続きの世界にあることだと思っていただき、日常生活の中で思い出していただければ」と願いを込めた。

     「誰かを想い、守ろうとする気持ち」を深く描いた本作にちなんで、“これは大切にしていきたい”と思うものを発表。黒島は「自分の機嫌を自分で取ることを大切にしたい」と言い、「自分に余裕がないと誰かを救いたいと思った時に手を差し伸べられないと思うので、時間がなかったり忙しかったりした時に、どう自分で自分をハッピーにするかということを大切にしてきたい」と実感を込めた。山﨑は「挑戦する気持ちと、挑戦を恐れない気持ちを大事にしていきたい」と凛々しい表情。24歳にして膝や肩を壊し気味という細田は「体のメンテナンスはしっかり行っていきたい」と切実で、冷え性という近藤も「血行を良くすることを大事にしたい」とボディメンテの重要性を痛感していた。

     二児の母である北川は「夫婦共に家族と過ごす時間を作ることを大切にしている」と言い、今年のGWに家族で3日間の軽井沢旅行を満喫したことを報告。「カエルの卵を取ったり、川魚を釣ったり、子どもも喜んでくれた。自然の場所に旅行できるように夫婦で時間を合わせることをすごく大切にしています」と母としての一面をのぞかせた。子どもたちは元気はつらつで「夫婦はヘトヘトなのに自宅に帰ってすぐに『ママ、公園に行きたい』になって。もうバケモノです」と苦笑いも、子どもの元気な様子に目を細めていた。

     劇中で章子が「幸せな未来が待っている」と書かれた“未来のわたし”からの手紙を心の支えにしていることにちなみ、「こんな未来になったらいいな」をそれぞれ語り、黒島は「平和な世の中」、山﨑は「人を笑顔にしたり誰かを救えるような芝居の出来る役者になりたい」、細田は「もっと気軽に映画を観ていただくためにも、映画のチケット代が今より半額になって欲しい」、人見知りという近藤は「自分のコミュニケーションのハードルを下げたい」、北川は「子どもの還暦を見たい。そうなると私は94歳とかまで生きなければいけないので、その未来が健康で迎えられますように」と笑わせた。瀬々監督は「戦争のない未来」、湊は「『未来』で描かれていることが過去のエピソードになっていて欲しい。私の生きているうちに!」と祈りを込めた。

     最後に瀬々監督は「声を上げなければいけないような状況は多方面であると思います。声を上げ、それに応え、先に進めていくこと。それが問われていると本作を作りながら感じました。僕自身、話の筋を知りながらもグッとくるシーンがあります。機会があったら何度も見直していただけたら」と呼びかけ、主演の黒島は「家族や近くにいる方とみんなで共有して何度も観て欲しい映画です。『未来』で描かれている問題や戦争、社会で起きている出来事は、私たちみんなで変えていかなければいけないことだと思います。みんなで良い未来を作っていきましょう」と締めくくった。

    ©2026 映画「未来」製作委員会 ©湊かなえ/双葉社公開表記

     配給:東京テアトル
     絶賛上映中!

    (オフィシャル素材提供)

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