フェリス女学院大学の緑園(泉区)・山手(中区)キャンパス内に拠点を置く「フェリス音楽教室」が創設70周年を記念し、このほど演奏会を開催した。在籍する幼児から大人まで、山手・緑園の両教室から約130人が出演。会場のフェリスホールで伝統の大オルガンとともに、日頃の研鑽の成果を披露し、節目を祝った。

幼児から70代まで

 同教室は1955年からはじまり、現在は両教室で幼児から70代まで275人在籍。演奏会は5年ごとに開催してきたが、今回はコロナ禍を経て10年ぶりの実現となった。

 第1部では、フェリス女学院短期大学出身の田中圭さん作曲『子どものための四季の詩』より複数曲を幼児たちが披露。第2部では、オーディションで選ばれた生徒が、プロのオーケストラをバックに協奏曲を熱演した。生徒全員がステージに上がり、大オルガンの伴奏でヘンデルの『ハレルヤ』を大合唱する場面もあった=写真。

 講師は同教室のモットーの「音楽は心の優しさから、心の優しさは音楽から」を大切に一人一人に寄り添って指導。普段は緊張で体調を崩しがちな子も今回の演奏会では、堂々と歌い切るなど全員が全力で音楽に向き合う姿に胸が熱くなったという。

 緑園教室統括長の佐藤ゆみさんは「演奏会は子どもたちへのプレゼントのつもりだったが、講師もすごく成長できた」と振り返る。吉田牧子理事長は「音楽が、生きていく上での『楽しいこと』の一つになれば。毎日一人ひとりと真摯に向き合う姿勢は変わらない」と決意を新たにした。

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