ホラー映画『ブレア・ウィッチ・プロジェクト(The Blair Witch Project)』のリブート(リメイク)版の監督を、YouTubeでホラー映像を発表しているディラン・クラークさんがつとめることが明らかになった。
海外メディア「Entertainment Weekly」など複数の媒体が報じている。
リブート版は映画スタジオ・ライオンズゲートが展開。制作会社には『M3GAN/ミーガン』『ゲット・アウト』などで知られるスタジオ・ブラムハウスと、「死霊館」シリーズのジェームズ・ワンさん率いるアトミック・モンスターも参加する。
なお、リブート版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』の公開時期は未定となっている。
ファウンド・フッテージの金字塔『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』といえば1999年公開のホラー映画。現在、日本でも何度目かのブームを巻き起こしているモキュメンタリー(フェイクドキュメンタリー)ホラーの代表的作品の一つ。
3人の映画学生がブレア・ウィッチと呼ばれる魔女伝説を調査するため森へ向かい、そのまま失踪。後に、彼らが撮影した映像だけが発見されたという物語。
観客に対して「本当に存在する怪異なのではないか」という感覚を与えるファウンド・フッテージ(何者かが撮影した映像を第三者が見つけた体で進行する物語)作品だ。
『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』
監督はダニエル・マイリックさんとエドゥアルド・サンチェスさん。出演者にはジョシュア・レナードさん、マイケル・C・ウィリアムズさんらが名を連ねた。
同作は、製作費6万ドルの低予算ながら、興行収入は全世界で2.4億ドルの世界的ヒットを記録。行方不明ポスターや偽ドキュメンタリー、公式サイト上の架空資料などを組み合わせたインターネット時代初期のプロモーションでも話題を呼んだ。
その後の『パラノーマル・アクティビティ』『クローバーフィールド/HAKAISHA』といった映画に同作の影響がうかがえるなど、最近は“日常を侵食する”と形容されることも多いモキュメンタリーやファウンド・フッテージの金字塔として知られている。
リブート版『ブレア・ウィッチ』監督のディラン・クラークとは?
そんな名作のリブート版で監督に抜擢されたディラン・クラークさんは、YouTube上で短編ホラー作品を発表してきた映像作家。
ディラン・クラークさん/画像はYouTubeより
2022公開の代表作『Portrait of God』は、神の肖像画をめぐる宗教的恐怖を描いた短編ホラーで、YouTubeで966万再生と大きな注目を集めた。
静止した画面、不穏な音響などの演出が特徴で、近年のYouTubeホラーシーンを代表する作家の一人として知られている。
『Portrait of God』
ちなみに『Portrait of God』は長編映画化も進行中。サム・ライミさんやジョーダン・ピールさんがプロデューサーとして参加すると報じられている。
『ブレア・ウィッチ』オリジナル版の関係者も新作に参加
リブート版『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』は2024年4月に発表。その後、オリジナル版キャストらがライオンズゲートに対し、過去作への補償や今後のシリーズ展開への関与を求める公開書簡を発表していた(外部リンク)。
今回の報道によれば、リブート版には1999年公開のオリジナル版の関係者がエグゼクティブプロデューサーとして参加予定だという。
メンバーとしては、オリジナル版の共同監督/脚本のダニエル・マイリックさんとエドゥアルド・サンチェスさん、さらに同キャストとしてジョシュア・レナードさん、マイケル・C・ウィリアムズさんらの名前が並ぶ。
脚本は『悪魔のいけにえ(Texas Chainsaw Massacre)』(2022年版)のクリス・トーマス・デブリンさんが担当。監督のディラン・クラークさんも脚本リライトに参加している。

1990年生まれの地方在住。インターネットに青春時代を持っていかれた。VRとesportsが関心領域。最近はnoteを拠点に活動している。
