sacai(サカイ)の2026年秋冬ウィメンズコレクションを紹介。
ロバート・メイプルソープの「花」の写真作品に着想
2026-27年秋冬シーズンのsacaiのインスピレーション源は、写真家ロバート・メイプルソープが花を撮った写真作品。フレームの中に咲く1輪の花のしなやかさを衣服のシルエットに重ね合わせ、sacaiの構築的なデザインに落とし込んだ。さらに、花開く瞬間のダイナミックな躍動もデザインに反映し、既成概念にとらわれない大胆な造形表現を実践している。
花やつぼみを思わせるシルエット
ジャケットの袖は肩から腕にかけて花の輪郭をなぞるようにしてカーブを描き、ウエストにもなだらかなシェイプを施した。ウールパンツやフレアスカートはカッティングと生地のハリを生かし、つぼみが大きく開いたかのように立体的なシルエットに仕上げている。生地のエレガントなドレープが、有機的な表情を際立たせている。
装いに流動的なアクセントをもたらす“ボウタイ”
首まわりにアクセントをもたらすボウタイのディテールにも注目だ。ぎゅっと大きく結ぶことで、1輪の花を携えているような佇まいを見せるボウタイは、実はブラウスにドッキングされている。たとえば、ジャケット地のボウタイを首元で結ばずに着用すれば、シャツにジャケットパーツをレイヤードした“ハイブリッドウェア”として着ることが可能だ。
ブラウスの他、レオパード柄のモヘアカーディガンや艶やかなサテンドレスにもボウタイをドッキング。流動的なアクセントを加えることで、様々な装いのバランスを試すことができるようになっている。
躍動する素材
“躍動”は素材の質感でも表現されている。ツイードジャケットやスカートはエッジにふさふさとしたフリンジを配してデザインに動きを加えた。ジャケットにはフェイクファーのパッチワークを不均一に施し、自然の中で群生する植物を思わせる模様を描き出している。ブルゾンにはふんわりとしたボアとレザーパーツ、リブを組み合わせ、色と質感の両方でコントラストを効かせることで存在感のある佇まいに仕上げた。
新作「ロック」バッグも登場
新作の「ロック」バッグにも、ウェアと合わせて注目。クラシックなレザートートバッグをベースにしつつ、サイドのストラップ部分に「ダブルロック」機構のメタルパーツをあしらうことで、バッグの開閉に合わせて多彩な動きを可能にしているのがポイントだ。バッグを開けるとストラップがスライドして大きくバッグが広がり、中にものを入れやすい仕様となっている。




