CFCL(シーエフシーエル)の2026-27年秋冬コレクションを紹介。
ヨーゼフ・ボイスの「社会彫刻」の概念に着目
ドイツの現代美術家であり彫刻家のヨーゼフ・ボイス。彼が提唱した「社会彫刻」という概念は、彼の言葉を借りるならば“すべての人間は芸術家”であるということ。教育や政治活動、社会変革、宗教など、あらゆる分野におけるすべての行為は芸術活動であり、そうした活動により社会を彫刻していこうという考え方だ。
今季のCFCLでは、そんな彼の「社会彫刻」の概念にフォーカス。概念としての“彫刻”、ボイスが生み出した“彫刻作品”の数々を、CFCLならではのニットウェアに重ね合わせていく。
ボイスのフェルト作品着想“ドレープ使い”
目を引くのは、たっぷりの生地が織りなすドレープ。ボイスのフェルト作品群に着想を得ており、大判の生地を用いたコートやドレスには、無造作なドレープが走る。厚めのニットを前後で重ねたようなピースがその好例で、より立体的に、彫刻作品のように衣服が立ち上がっている。
“樫の木の樹皮”を描くブランド初の柄
ブランド創設以来、初となるモチーフ柄が登場。ボイスの作品《7000本の樫の樹(7000 Oaks)》にインスパイアされた柄だ。ドイツ・カッセルで行われた、樫の植樹と玄武岩を置くプロジェクトとなっており、樫の木の樹皮の質感がシルバーの箔プリントにより繊細かつ大胆に表現されている。立体的なプリーツをドッキングさせたようなロングドレスやパンツ、スカーフなど、幅広いアイテムにあしらわれている。
樫の木の樹皮模様は、立体的なフリンジとなりオケージョンドレスへと昇華。箔プリントを施したプレート状のニットフリンジと、メタリックな糸状のフリンジ3種類を手作業で丁寧に重ね、編み込んでいる。
新シルエットの軽やかなドレスも
新たなシルエットを採用した軽やかなドレスにも注目したい。ウール100%のミランシリーズの薄めの生地を使用した上部に、より薄い生地を採用したスカート部分を組み合わせている。境目に走る波打つラインも印象的だ。
新作バッグ「ダイフク」
またコレクションには、新型バッグ「ダイフク」も登場。ふっくらと丸い、可愛らしいフォルムに仕上げている。ハンドル部分を結んで調整できる、全2サイズが展開される。




