おしゃれ好きにも、映画好きにも支持される映画『プラダを着た悪魔』。2006年に公開された同作は、ファッション業界を牽引するトップ誌『ランウェイ』に就職したアンドレア(アンディ)・サックスが、カリスマ編集長のミランダ・プリーストリーの下で、業界の荒波に揉まれながら奮闘する日々を描いた人気作品だ。働く女性の共感を呼ぶ物語はもちろん、映画の中でアンディやミランダたちが着こなす洗練されたファッションも魅力となっている。
そんな『プラダを着た悪魔』の続編となる『プラダを着た悪魔2』が、2026年5月1日(金)に日米同時で公開される。
続編『プラダを着た悪魔2』のストーリーは?
『プラダを着た悪魔2』では、『ランウェイ』の編集長ミランダと、その右腕であるナイジェルがとある危機に直面。そこにファッションの仕事にやりがいを感じつつも、夢を選んでミランダのもとを去った元アシスタントのアンディが、再び戻ってくることとなる。元同僚のエミリーとも再会するが、いまやラグジュアリーブランドの幹部となっていた彼女は、『ランウェイ』存続の鍵を握る存在に…。別々の道で成長を重ねた4人それぞれの夢と野望がぶつかり合い、物語は思わぬ結末へと向かっていく。
主要キャストは、アンディ役のアン・ハサウェイ、ミランダ役のメリル・ストリープはもちろん、アンディとともにミランダのアシスタントとして働くエミリー役のエミリー・ブラント、ナイジェル役のスタンリー・トゥッチらも続投する。
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“時代を超えて愛される”アンディ&ミランダのファッション秘話
『プラダを着たの悪魔2』でも、作品を彩る華やかなファッションは映画の見どころ。アン・ハサウェイは約50回、メリル・ストリープは約30回の衣装替えを行った。衣装デザイン総指揮を務めたモリー・ロジャースは、時代を超越したルックを創り出すことで、前作のレガシーを引き継ぐことを目標にしたという。「トレンドに左右されるものであってはならない。時代を超えて愛され続けるものでなければならなかったのです。」ともコメントしている。
アン・ハサウェイ演じるアンディの衣装
ロジャースが制作したアンディのルックブックの表紙には、大きく太字で「フェミニン・メンズウェア」という2つの言葉が掲げられていた。イメージは、NYを舞台にした1970年代の映画『アニー・ホール』と、アカデミー主演女優賞を史上最多の4回受賞した伝説的なアメリカ人俳優 キャサリン・ヘプバーン。主軸にしたスタイルには、ベスト、ソフトなブレザー、ハイウエストのパンツ、ブラウスといったアイテムが用いられた。
掘り出し物と新アイテムをミックスして“記者らしさ”を演出
アンディは記者という役柄上、衣装には“使い込まれた”ような風合いが求められた。そしてアンディは世界中を飛び回る人物。「コンサイメントストアやヴィンテージショップで服を買い集めるだろう」という想定があった。また、「アンディは頭が良くて、ファッションに無頓着なわけではなく、過去の『ランウェイ』での経験から学んだことがある」というイメージから、ヴィンテージの掘り出し物と新しいアイテムをミックスするスタイリングを選んだ。
コーチ(COACH)のヴィンテージメッセンジャーバッグは、そんなアンディのファッションを象徴する“相棒アイテム”に。メッセンジャーバッグを携えたマニッシュなスタイリングを映画の中で度々目にする。
例えばこのバッグに、ジャンポール・ゴルチエ(JEAN PAUL GAULTIER)のアーカイブ・ベストとパンツをスタイリングしたルック。足元には、サンローラン(Saint Laurent)を合わせた。アクセサリーには、ジェマ・ウィン(JEMMA WYNNE)のゴールド・トグルネックレスと、タムシュカのパールネックレスを着用している。
ディオール(DIOR)のオフィスにてミランダとナイジェルとともに向い、エミリーと再会を果たすシーンでも、同じくコーチのバッグを。着こなしたウェアには、ドルチェ&ガッバーナ(DOLCE&GABBANA)のブレザーと、ロエベ(LOEWE)のストライプ柄ウールパンツ、そしてなめらかなドレープが美しいロメオ ジリ(ROMEO GIGLI )のシルク・エラスタン製トップスを選んでいる。
メリル・ストリープ演じるミランダの衣装
ミランダ・プリーストリーの定番シルエットは、「ユニフォーム」として機能させたいと考案。「カール・ラガーフェルドのように、自分に合ったスタイルを貫き通した人々」を参考に、1作目で採用していたクロップドジャケットとペンシルスカートというコーディネートを指針として、続編でもスタイリングしていった。
メリルとの共同作業で仕上げた上級者の“ハイ&ロー”なスタイル
メリル・ストリープとロジャースは密に協力してルックの多くを検討した。また、時には自らアイテムを調達し、それが映画のファッションに意外な“ハイ&ロー”を生んだのだ。




