Interview & Text:筧真帆

 「一瞬で頭上に“!”を描く」という存在感をもったK-POPガールグループ、UNCHILD(アンチャイルド)が韓国でデビューした。“ダンスの神童”と呼ばれ幼い頃から活躍していたメンバーや、『I-LAND2』や『Chuang Asia: Thailand』の出場者、日本や中国の出身など、バラエティに富んだ経歴とキャラクターながら、6人が集まると最強のチームワークで人々を惹きつける。今回、4月21日のデビューを前にリモート取材を実施。グループ初インタビューということで、緊張しながらも各々が自由に楽しく話してくれた。日本最速のロングインタビューをお届けする。


UNCHILD

――UNCHILDというグループ名には、どんな意味が込められていますか?

ヒキ:UNCHILDは、平凡とは反対の意味の“UN-” から来ていて、型にとらわれず限界のない存在として、私たちらしいやり方で新しい道を切り開いていく、という意味が込められています。

ナ・ハウン:最初に聞いたとき、新しい感じが私たちに似合うと思い、すぐに愛着が湧きました。

アコ:私たちはどのグループにも似ていないし、それぞれの個性もちゃんと見えると思うので、コンセプトがすごく合っているなと思いました。

――6人のメンバーがどのように集まって、デビューまで至ったのでしょう。

ヒキ:6人が一緒に練習をするようになってから1年余り経ちますね。最初に私がこの事務所に入ってきて、次にイボンちゃん、アコが合流して、この3人でわりと長く一緒に練習していましたが、次にハウンちゃん、その後にイェウンお姉さんが入り、最後にティナが合流しました。

ティナ:私は去年の8月に合流しました。すでに5人揃って練習を重ねていたので、新しく入る立場としては緊張しましたが、みんな本当に優しく迎えてくれて、楽しく幸せに活動していけそうだなと思えました。

イボン:ヒキお姉さんとは、以前通っていたスクールで会ったことがあって。すごく上手でかっこいいお姉さんだなと思っていたら、この事務所に入って一緒に練習することになったんです。いろいろ学ばせてもらっていましたが、一緒にデビューを迎えることができて本当に嬉しいです。

ヒキ:イボンがこんなふうに思ってくれて、私も頑張ろうと思いました。これから長く一緒に活動していくので、信頼できる妹ができて良かったなと感じます。


パク・イェウン

――ヒキさんとイボンさんのように、この人とグループを組むんだと知って、うれしかったり、驚いたりした相手はいますか?

イボン:私が前の事務所に入ったとき、アコちゃんと一度だけ顔を合わせたことがありました。その後、練習生の間で「アコちゃんって本当に可愛い子だった」と聞いて気になっていたんですが、この事務所にきて皆と挨拶をしたとき、「アコです」と挨拶をされて、「もしかして、あのアコちゃん?!」とビックリしました。

アコ:私もイボンちゃんが入ってきたとき、もしかしてと思ったのですが、以前の事務所では話したことが無かったから、私のこと知ってるかな?という期待もありつつ、これから仲良くなれたらいいなと思いました。

ナ・ハウン:私は少し人見知りなんですが、アコお姉さんに初めて会った日がちょうどお姉さんの誕生日で、勇気を出して「お誕生日おめでとうございます」と声をかけました。皆で練習するようになって一気に仲良くなり、ティナお姉さんも加わってさらにチームワークも良くなって。6人でデビューすると聞いたときは本当に嬉しくて、“これからは私たちの時代だ!”という気持ちでした。

――お互いの出会いにストーリーがあって興味深いです。それぞれ、好きなアーティストや影響を受けたアーティストはいますか?

ナ・ハウン:私はダンスが大好きなので、ダンスが上手な方をロールモデルにすることが多いです。ひとりはBTSのJIMINさんで、柔らかいダンスラインやステージの上で繊細に踊る姿を見て、あんなふうに踊りたいと思っていました。もう1人はEXOのKAIさんで、力の入れ方や抜き方などのスキルもたくさん学びました。

イボン:私はBLACKPINKのROSÉさんの独特な歌の音色や、ご自身のストーリーを表現しているところがカッコよくて、練習生の頃から大きな影響を受けています。

パク・イェウン:私はLEE HIさんですね。曲も好きなんですが、練習生になってから声のトーンや雰囲気が似ていると言われて、より深く研究するようになりました。

アコ:両親の影響で、少女時代さんの日本語曲をよく歌ったり踊ったりしていて、幼い頃からK-POPが大好きでした。小4のときにBTSさんのライブを観に行き、ステージで輝いている姿を目にして、私もアイドルになりたいと思いました。

ティナ:小学生の頃、BLACKPINKのJENNIEさんに影響を受けてアイドルを目指すようになりました。1人でもステージで存在感を出せるところや、自分のスタイルをしっかり持っている姿を見て、私もあんなアーティストになりたいと思いました。

ヒキ:私もBLACKPINKさんたちを見て、アイドルへの夢を持つようになりました。特にJENNIEさんに影響を受けて、そこからリアーナさんにも興味を持ち、ボーカルやジェスチャー、ファッションなども参考にしています。


ヒキ

――続いて、アーティストを目指したきっかけも教えてください。

ナ・ハウン:子どもの頃に『Melon Music Awards』で、授賞候補曲をカバーダンスで紹介する役割を3年間つとめました。リハーサルからアーティストさんたちを近くで見て、「いつかあの大きなステージに立ちたい」と思ったのがきっかけです。

ティナ:小さい頃からモデルなどをやっていて、ステージでライトを浴びる瞬間がすごく幸せで、アーティストになりたいと思いました。

イボン:幼稚園のときにはじめてK-POPダンスを習い、ステージに立ったときが本当に楽しくて、アイドルになりたいと思いました。

アコ:K-POPが好きだったので、勧められてオーディションを受けたのですが、当時はダンスも歌も全然できずに落ちてしまい、すごく悔しかったんです。でも練習が楽しくて、その後ダンススクールに通い、歌もちゃんと習うようになって、本格的に準備を始めることになりました。

ヒキ:私も小さい頃から踊ることが好きで、アイドルを目指して練習生になりました。最初は“アイドルになりたい”だけだったのが、段々“自分のステージを自分で作れる人になりたい”とか、“自分の曲をもっと理解できる人になりたい”と思うようになり、アイドルからアーティストとして成長したいと考えるようになりました。

パク・イェウン:私も幼い頃から歌ったり踊ったりするのが好きで、学芸会やイベントによく出ていました。高校では勉強に集中していたのですが、たまたま文化祭のステージに出ることになって。ステージに立っている瞬間も楽しかったし、観客の歓声を聞いたとき一気にドーパミンが湧いてきて、「やっぱりやらなきゃ!」と決心しました。


ティナ

――UNCHILDの中でご自身の役割を、どんなふうに捉えていますか?

ナ・ハウン:普段は明るくて面白い末っ子なのですが、ダンスの練習やステージの上では、カリスマ性のあるパフォーマンスを見せる役割だと思っています。

ヒキ:私はリーダーなので、普段はチームの中心をしっかり支える役割です。でもステージを降りたら、メンバーとは友達みたいな感じで過ごしています。あとラップも担当しています!

アコ:私は不思議というか、少し変わった性格で、そんなところが面白く出せるんじゃないかなと思っています。誰とも話せる性格なので、メンバーたちとの相性の良さも出せると思いますね。あと日本語も話せますし、福岡弁もできます。

――“変わった性格”とは…?

パク・イェウン:アコはちょっと天然というか、四次元っぽい感じですね(笑)。私は最年長なので頼れる存在でありたいですし、イタズラ好きの明るい性格なので、場の雰囲気を盛り上げる役割もしています。

ティナ:私は韓国語に加えて中国語と英語も少しできるので、いろんな国で活動する中で、コミュニケーションの役割を担えたらいいなと思っています。ボーカル面でも、曲に“色”をつけるような表現で貢献できたらと思っています。

イボン:私はメインボーカルを担当しているので、皆でボーカル練習をするときにサポートもできますし、安定した歌を届けられるように頑張っています。あと、みんな明るくテンションが高いんですが、私は落ち着いているタイプで、全体のバランスを取る役割もしているのかなと思います。

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