「山田太郎」と名乗る無差別大量殺人犯が右手にある特殊能力を持っていたことから、警察の捜査が翻ろうされていくサスペンス。「賛否が分かれる作品だと思うが、関係者は皆絶賛してくれる。そんなはずはない。たくさん(人が)死ぬしね」と自嘲を交えて語った。

佐々木蔵之介は、佐藤とは駆け出しの頃から切磋琢磨してきた盟友で、捜査の中心を担う刑事という役どころ。「明らかにフィクションで己が出ているのに、見終わって生温かい現実味を帯びたような感覚になった。リアリティのある見たことのない映画になっていた」と絶賛した。

佐藤も、「取材で見どころやテーマをたくさん聞かれるが、あまり言葉にしたくない。人間の存在という根源的なものを揺らしかねない変な映画です」と同意。自身の右手をかたどった実物大のオブジェが登場し、苦笑する一幕もあったが、「さまざまな解釈ができるので、賛でも否でも感想が楽しみ。ぜひ皆で育ててほしい」とアピールした。

取材/記事:The Hollywood Reporter Japan 特派員 鈴木元

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