次は東南アジアの番?

メンバーは生まれも育ちもインドネシアだが、思い切って米ロサンゼルスに移住しNo Naを結成。2~3年のトレーニングを経て、2025年5月にデビューを果たした。

結成当初から、メンバーはインドネシアのアイデンティティーを強調してきた。グループ名にもそれが表れている。「No Na」はインドネシア語で英語の「ミス(未婚女性の敬称)」を意味する。

「Work」のミュージックビデオは、バリ島の伝統的な打楽器であるチェンチェンの響きで幕を開ける。No Naの楽曲には、ジャワ島とバリ島に伝わるガムランや、西ジャワの伝統的な竹笛であるスリンなど、他の伝統楽器も頻繁に取り入れられている。

「Work」のエネルギッシュな振り付けを受けて、同様のダンスに挑む動画投稿企画も登場した(88rising)

デビュー曲「Shoot」のミュージックビデオでは、メンバーの背景にバリ島の青々とした棚田や流れ落ちる滝が映し出されている。

メンバーは全員が20代。「衣装、音楽、振り付けなど、あらゆる面でインドネシアの文化を取り入れるよう、制作チームには常に要求している」と、最年少のシャズは語る。

No Naが所属するレコードレーベル88risingには、他にもNiki(ニキ)やリッチ・ブライアンなどインドネシア出身の注目アーティストが名を連ねる。

2023年、メキシコ市での音楽フェスティバルに登場したインドネシアのアーティスト、Niki(ニキ)/Adrián Monroy/Medios y Media/Getty Images via CNN Newsource
2023年、メキシコ市での音楽フェスティバルに登場したインドネシアのアーティスト、Niki(ニキ)/Adrián Monroy/Medios y Media/Getty Images via CNN Newsource

2022年、米音楽フェスティバル「コーチェラ」のステージに立つリッチ・ブライアン/Amy Harris/Invision/AP via CNN Newsource
2022年、米音楽フェスティバル「コーチェラ」のステージに立つリッチ・ブライアン/Amy Harris/Invision/AP via CNN Newsource

他の東南アジア諸国では8人組のフィリピン人ガールズグループ「BINI」が今月初め、米国の音楽フェスティバル「コーチェラ」に登場。4年前にはタイのラッパー、MILLI(ミリー)がカリフォルニアのフェスティバルでパフォーマンスを披露している。これらのアーティストの成功は、海外におけるアジア発のエンターテインメントへの関心の高まりを物語る。

勢いに乗るNo Naは最近東京の音楽フェスティバルに出演した。今年後半にはロサンゼルスの音楽フェスティバルへの参加も予定されている。

しかし、メンバーの最大の目標は故郷インドネシアに向けられている。

「夢の舞台はインドネシアでの大規模なコンサート。これまで一度もやったことはないけれど、必ず実現させたい」とバイラは語った。

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