慶尚北道永川市の普賢山天文台へ向かう「天水ヌリム道」(c)news1

韓国のMZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)の旅行は、昼より夜の体験、消費より体験の密度が重視される傾向にある。こうした中、慶尚北道永川市が天文観測やキャンプ、体験、美食を組み合わせた滞在型観光都市として注目を集めている。

永川観光の象徴は普賢山天文台だ。韓国を代表する天文観測施設の一つで、澄んだ夜空の下で星を眺める体験ができる。天体観測や星座解説はカップルや一人旅の旅行者にも人気があり、「夜のコンテンツがある旅行地」としての魅力を高めている。

星を楽しんだ後の滞在施設も充実している。普賢山ダムキャンプ場は湖と山に囲まれた自然豊かなキャンプ地で、夜は星空、昼は水辺と森林を楽しめる。

また、星明かりテーマ村では、農村の静かな雰囲気の中で宿泊や体験プログラムが提供され、ゆったりとした旅を求める人々に支持されている。

永川の体験型観光は馬産業にも広がる。馬産業特区では乗馬体験や馬文化に触れることができ、体を動かすアクティブな旅行を好む層に人気だ。見学にとどまらず、実際に体験できる点が特徴となっている。

落ち着いた観光を求める旅行者には臨皐書院も選ばれている。自然と歴史的建造物が調和した空間で、ゆっくりと歩く旅に適しており、一人旅や少人数の旅行で満足度が高いとされる。

食の魅力も重要な要素だ。永川・星明かり韓牛通りでは地域ブランドの韓牛を味わうことができ、「星明かりの旅」の体験を食へと広げている。さらにワイン体験農家では、ブドウ産地の特性を生かした試飲や学びの体験も提供されている。

永川は派手な観光施設ではなく、星や体験、キャンプ、地域の美食といった要素を組み合わせた都市だ。星を中心とした滞在型コンテンツが、感性を重視する旅行者を引きつけている。

(c)news1

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