少子化ながら、首都圏で中学受験をする子どもは5人に1人と言われている。もちろん何かに挑戦することは素晴らしいことだ。しかし「子どもがやりたいかどうか」「子どものやりたいことはなにか」を見失うと、受験だけがありきとなってしまう。逆に言えば、子ども本人が明確に「これをやりたい」という意思があるかどうかということも、人生を豊かにすることにつながるのではないか。

朝ドラ「おむすび」では仲里依紗さん演じる歩とギャル時代に対峙していた明日香を演じ、主演映画『東京逃避行』が3月27日に公開。さらに2026年4月20日よりスタートする連続ドラマ「share」(フジテレビ系)にも出演する寺本莉緒さんは、中学受験をして地元広島でバカロレアの名門中高一貫校に入った経歴の持ち主だ。しかし14歳のときに芸能の世界に入りたいと、受験をして合格し、大好きだった学校での生活を捨て、上京したのだ。

俳優としてキャリアを重ねる寺本莉緒さんの2冊目の写真集『RIO』刊行を記念したインタビュー。前編では、5年ぶりにグラビアに復帰した理由や写真集の制作背景について伺った。後編では14歳での上京や、仕事を続けながらの大学受験と卒業ほか努力の軌跡について深掘りしていく。

かわいいだけではダメなんだ

――写真集『RIO』はデビュー10周年の作品です。14歳の時にもう芸能界デビューを果たしていたのですね。

寺本「元々、注目されるのが好きで、物心つく頃から『モテたい』と思っていました。そんな中、中学校である同級生が舞台や映像作品に出ることになった瞬間に、その子が注目されるようになったのです。

さらに、彼女が出た作品は、多くの人の目に触れ、それとともに可能性が広がっていました。その時、『かわいいだけではダメなんだ』と、オーディションサイトを見て応募し、合格したのです。

当時、14歳でしたがどうしても東京に行きたかった。所属事務所を決めないと両親を説得できないという焦りの気持ちがありました。それに昔から思ったことは行動しないと気が済まない。両親から『せめて広島の中学校を卒業してからにして』と言われましたが、私は東京に行きたくてたまらなかった。親も私の性格をよく知っているので、渋々出してくれたのです」

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