【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)が先月リリースした5枚目のフルアルバム「ARIRANG」とタイトル曲「SWIM」がそれぞれ米ビルボードのメインアルバムチャート「ビルボード200」とメインシングルチャート「ホット100」で1位を記録した背景の一つに米国で開かれた「超大型ソングキャンプ」が挙げられた。

BTS(ビッグヒットミュージック提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
BTSが所属する総合エンターテインメント企業、HYBE(ハイブ)によると、同社の創業者兼取締役会議長であり、「ARIRANG」の総括プロデューサーを務めた房時赫(パン・シヒョク)氏は昨年、米国で超大型ソングキャンプを開催した。ここに集まった200~300曲の中から同アルバムの収録曲14曲が選ばれた。
ソングキャンプは、多くのプロデューサーを1カ所に招き、スタジオを長期間借りて音楽作業に没頭することで曲を作り上げる方式。HYBEは「ソングキャンプは2000年代に入り、米メジャー音楽界では見かけられなくなった」とし、「実力ある有名プロデューサーの参加と大規模資本の投入が必須だが、レコード会社の資本力の限界と個人的空間で作業を行う方式の拡大のため次第になくなっていった」と説明した。
こうした中、世界的な知的財産権(IP)であるBTSの復帰アルバムのためのソングキャンプは、候補曲だけで数百曲が集まり米ポップ音楽界で反響を呼んだ。
HYBEは「韓国のボーイズグループの復帰アルバムに世界の有名プロデューサーたちが自身の名前を載せるために詰め掛けたことは世界最大の音楽市場の米国でK-POPの地位がどれほど急上昇したかを示す例だ」とし、「房議長が長い間主張してきた『K-POP方法論の輸出』が定着し、ソングキャンプ自体も大きな注目を浴びた」と伝えた。
HYBEはソングキャンプのほかにも、房氏が「ARIRANG」を通じて韓国的要素と「BTS観光地論」という勝負手を打ったと紹介した。
BTSは、「ARIRANG」の収録曲「Body to Body」に韓国を代表する民謡「アリラン」の旋律を取り入れ、旧王宮に近いソウル中心部の光化門広場で復帰公演を開催するなど、韓国的要素を多彩に溶け込ませた。

先月21日にソウル中心部の光化門広場で開かれたBTSの復帰公演(ビッグヒットミュージック、ネットフリックス提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
房氏は、BTSのメンバーに「アリラン」を取り入れるよう説得しながら、「世界の全ての国で肌の色、髪の色、瞳の色が異なるさまざまな人種の人々が集まり、声を一つにしてアリランを歌う場面は、多分君たちが死ぬまで見ることができないアイコニックな場面となるだろう」と述べたという。
また、「ARIRANG」には韓国の国宝「聖徳大王神鐘(エミレの鐘)」の音を収めた「No.29」を収録し、鐘の文様を素材に国立博物館文化財団と共にグッズも発売した。収録曲「Aliens」の歌詞には韓国の伝統音楽のリズムや韓国の靴を脱ぐ文化、独立運動家の金九(キム・グ)などが登場する。
BTSは先月、米NBCテレビの人気トーク番組「ザ・トゥナイト・ショー・スターリング・ジミー・ファロン」に出演し、司会のジミー・ファロンに室内用のスリッパをプレゼントし、ニューヨークのグッゲンハイム美術館で新曲「Swim」のパフォーマンスを披露したときには観客が床に座布団を敷いて座った。
房氏は「ARIRANG」の制作過程で「BTS観光地論」という独自のビジョンも示した。
「BTS観光地論」は、誰もが一度は行ってみたいと思う有名観光地のように、BTSが「ARMY」(BTSのファン)を超え、世界の音楽ファンの誰からも好感を持たれ親しまれるグループになるというビジョンだ。
房氏は「防弾少年団はファンダム(ファン集団)を超え、誰もが見てみたいと思う観光地のようなアイコンになるだろう」と語ったという。

房時赫氏(HYBE提供)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
hjc@yna.co.kr
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