90年代ファッションは、これまでも常に一定の支持を集めてきた。しかし2026年の今、その存在感はかつてないほどに高まっている。その背景には、ライアン・マーフィーによるドラマ『ラブストーリー ジョン & キャロリン』(2026)が、キャロリン・ベセット=ケネディという不朽のスタイルアイコンを新世代にあらためて提示したこともあるだろう。同時に、スマートフォンのない日常や、今よりもはるかに手が届きやすかった住環境など、当時のライフスタイルそのものへのノスタルジーが反映されているのかもしれない。

いずれにしても、このムードは私たちの装いに確かな影響を与えている。90年代ミニマリズムを象徴する研ぎ澄まされたシルエット、ヘッドバンドやシルクスカーフ、プレーンなフープピアスといった小物──控えめながらも時代を超えて愛される美学が、再びファッションの中心に返り咲いた。

ストラップサンダルやブロックヒールのブーツはすでに揃っているとして、次に更新したいのはボトムス。ここでは、2026年にローテーションで取り入れたい、90年代テイストなパンツを5種類紹介する。

カプリパンツImage may contain Jessica Biel Rose Williams Clothing Pants Person Photobombing Footwear Shoe Wristwatch and Adult

Ron Galella, Ltd./Getty Images

50年代から60年代にかけて脚光を浴び、90年代後半から2000年代初頭に再評価されたカプリパンツ。一見クセのあるアイテムに思えるが、ローヒールのサンダルやスパゲッティストラップのトップスを合わせることで、不思議なほど洗練されたバランスに着地する。2026年春夏のランウェイでは、ヴェルサーチェ(VERSACE)やラルフ ローレン(RALPH LAUREN)、イザベル マラン(ISABEL MARANT)といったブランドが提案。ケンダル・ジェンナーやベラ・ハディッドも愛用し、今季あらためて注目を集めている。

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