「サステナブルコスメアワード」2025年度授賞式にて

「サステナブルコスメアワード」はこのほど、2025年度の授賞式を「ニュウマン高輪」サウスのプロモーションスペース「+Base1」で開催した。ゴールド賞は「アムリターラ(AMRITARA)」の化粧水“ホワイトバーチモイストウォーター”(15mL、935円/120mL、5555円/詰め替え用120mL、4620円)が受賞。シルバー賞は俳優の井浦新・愛夫妻が手がけるスキンケアブランド「クルヒ(KURUHI)」のジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”(200mL、5445円)と、オイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”(30mL、1万3200円)が選ばれた。

同アワードは、環境省「つなげよう支えよう森里川海プロジェクト」アンバサダーの有志が発起人となり、19年にスタートした。審査員には、アイスタイルの山田メユミ取締役・共同創業者ら、環境、メディア、化粧品業界など多分野の専門家を起用している。25年度は新たに、ルミネの表輝幸社長、ビューティサイエンティストの岡部美代治さん、NPO法人フェアトレード・ラベル・ジャパンの潮崎真惟子事務局長、国際自然保護連合日本委員会の道家哲平会長が審査に加わった。

また、公式プラチナスポンサーであるUPDATERとともに、透明性を軸に“顔の見えるコスメ”を顕彰する特別賞「UPDATER賞」を新設。今年はヤラブの木の「ナウレ(NAURE)」“タマヌUVケアクリーム”(40g、3850円)が受賞した。

「UPDATER賞」を受賞した、ヤラブの木の「ナウレ(NAURE)」“タマヌUVケアクリーム”(40g、3850円)

さらに、昨今サステナビリティー施策に注力するルミネが今年は協賛として参画した。なお、同アワードとルミネ、「コスメキッチン」を運営するマッシュビューティーラボは、2025年から実施する循環型コスメショップ「コスメリゴラウンドストア(COSME Re-Go-Round STORE)」のポップアップイベントでも協業している。

ゴールド賞は「アムリターラ」
“ホワイトバーチモイストウォーター”

「アムリターラ」の化粧水“ホワイトバーチモイストウォーター”(15mL、935円/120mL、5555円/詰め替え用120mL、4620円)

勝田小百合アムリターラ代表(左)と審査員長を務める岸紅子氏

ゴールド賞を受賞した「アムリターラ」の“ホワイトバーチモイストウォーター”は、北海道産の白樺樹液と、青森県の木村秋則さんが無農薬・無肥料・無堆肥の自然栽培で育てるりんごから採取した保湿成分をキーに採用した化粧水だ。勝田小百合アムリターラ代表は「08年の創業当時はオーガニックコスメ市場が今ほど整っておらず、原料も少なく、作ってくれる工場もなかった。オーガニック認定工場も一件もないような状況で畑を持つところから始めた」と振り返り、「今日、こんなに仲間がいることに未来の明るさを感じる」とコメントした。

同製品は創業時に誕生し、ブランドの中でも高い人気を誇る製品。主原料には白樺樹液を用い、希釈せずほぼ100%に近い状態で配合している。採取できるのは春先の約2週間のみで、幹に小さな穴を開け、手作業で集めるという。白樺樹液は、アイヌ民族が古くから飲料や肌を洗う際などに用いてきたという文化的背景も持つ。

「クルヒ」のジェルクレンジング“ザ フェイスクレンズ”(200mL、5445円)

「クルヒ」のオイルイン美容液“ピュリティ ハーベストレイヤーセラム”(30mL、1万3200円)

左から、俳優の井浦新氏、井浦愛「クルヒ」ファウンダー、審査員長を務める岸紅子氏

シルバー賞を受賞した「クルヒ」は、ジェルクレンジング“ザ フェイス クレンズ”と、オイルイン美容液“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”の2製品が選出された。“ザ フェイス クレンズ”は、天然クレイと米ぬか由来の成分を配合し、肌の潤いを守りながら毛穴汚れを吸着するアイテム。“ピュリティ ハーベスト レイヤー セラム”は2層式のオイルイン美容液で、トドマツや柚子、米ぬかなどなどの未利用資源を活用し、滑らかな使用感と潤いを両立している。

井浦愛「クルヒ」ファウンダーはブランドについて「農業や林業、漁業の人などとの出会いが製品作りのスタートであり、製品の背景と機能性が両立したモノづくりに注力している」と説明。続けて、「自分自身が持続可能であること、自分の再生と回復まで含めてサステナブルコスメがかなえられる世界がある」とコメントした。

審査員長を務める岸紅子氏は、今回のコンテストを総括し、「胸が熱く、言葉が出てこない。参加者の思いがモノに凝縮していると改めて感じた」とコメント。「30年(国連がもうけた持続可能な開発目標)まであと5年しかないが、感動や思いを一人でも多くの人と共有し、川上から川下までつながりながら前進していきたい。私たちの子どもたちに、少しでも良い空気や水、環境を受け渡せるよう貢献していきたい」と述べた。

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